表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/12

7

スマホの画面を付けたり消したりしているとポロッと画面にメッセージが表示される。

ハルからだった。

内容は分からなかった、このメッセージを開けば分かるけれどそれができなかった、怖かった。

スマホの画面の明るさを最大限に暗くして開くことにした。

震える指でメッセージを開く。


『文化祭、行く』


たったそれだけだった。

思わず何度も画面を見返す。

もっと何か書いてあると思った。

 

文化祭頑張れとか。

 

歌楽しみにしてるとか。


そういう言葉を期待していたのかもしれない。

だけど暗い画面には短い一文しかなかった。

それなのに。


「……っ」


胸が苦しいほど嬉しかった。

来てくれる。

それだけでよかった。

スマホを胸に抱きしめる。


『ありがとう』


そう返そうとして手を止めた。

重いかな。

嬉しいって伝えたら変かな。

散々悩んだ末に送ったのは。


『待ってるね』


だった。

送信ボタンを押した瞬間、顔が熱くなる。

ベッドに倒れ込み枕に顔を埋めた。

返事はすぐには来なかった。

けれどその夜は久しぶりによく眠れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ