第9話 この町はヤバイ
駄菓子屋までの道をババアに腕を組まれて生まれて初めてのデートを堪能した俺は人生最大のピンチに陥っていた。
「警察につき出されたくなかったら、分かってるね?」
そう言ってババアは服を脱ぎ出す。
分かりません!何する気ですか!
俺は口にガムテープを貼られ店内にある畳の上に転がされた。
きっと昔はここでもんじゃ焼きとかを堪能できたのであろうそのスペースには張り紙がしてあり…
『万引きを見つけた場合金額の大小に関係なく御菓子増す』
と書いてある…
駄菓子屋の御菓子が増す…いや違うこれは!
「おまたせぇ~ん」
ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!
目がぁ!目がぁ!目がバルス!
俺は慌てて懐から送ですノートを取りだしババアの名前を書こうとするが…
名前を確認するためには顔を見ないと駄目だ?!
終わった…お父さん、お母さん、僕は今大人の階段を登ります…
「すみませーん?」
その時店の方から声がしてババアは舌打ちして接客に向かった。
「これほし…ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」
「ドロボー!」
ババアの姿を見て絶叫を上げて逃げていった客を追い掛けババアも何処かへ走り去っていった。
そして、町中から絶叫が響き渡る…
自分で口に貼られたガムテープを剥がしてカウンターに手に持っていた粉々になってるであろう美味隠謀の代金を置いて俺は再び旅に出た。
この町は危険だ早くでよう!
そんな男が駅前の交差点を曲がった時に四つん這いになってあの格好で歩いていたババアに再開するのであった。
ドキがムネムネ止まらない!
SFって面白いね(笑)




