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第15話 便所インパニック前編

「ぬぅ…これはマズイ…」


野郎は非常に危険な状態に陥っていた。

彼は今、公園のトイレに入り便座にしゃがみこんでいるのだが…


「まさか、紙がないとは思わなかった…」


そう、ここのトイレには紙が設置されていなかったのだ。

幸いと言うかどうかは分からないのだが便器には何も残ってない。

流したのではない…


「このまま立ち上がって果たして…」


野郎は猛烈な腹痛に襲われ近くに在ったトイレに駆け込んで出すものを出してスッキリしたのだが紙がなかった。

そこで自分の出したモリモリを見るとなんと名前が分かったのだ!

その名を送ですノートに書けば自分の出したモリモリを異世界に送って綺麗さっぱりになると考えてモリモリの名前を書いて異世界へ送った。


だが、便器の中に落ちたモリモリは異世界に行ったが果たして尻に付いてるモリモリのカスは残っているのか異世界に行ったのか…

それが分からないのだ!


「この送ですノートを千切って尻を拭いて確かめる方法も無いことは無いが…」


出来ればそれは遠慮したかった。

これまで彼と苦楽を共にしてきた親友とも言えるこのノートを破くなんて野郎には出来なかった。

それに目の前に貼り紙がしてあるのだ。


『トイレットペーパー以外は流さないで下さい』


これはモリモリも流すなと言ってるのか?とかひねくれた事を言っても仕方ないのでどうしよう…


最悪その貼り紙で…

そう考えた時に誰かがトイレに入ってきた足音が聞こえた。

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