第14話 さま・ださし探偵現れる!
「真実はいつも一つとは限らない!」
集団神隠し事件として旅館の入り口で人が衣類を残して消えたこの事件は警察に通報され調査が行われているのだがその中に一人怪しい人物が居た。
まるでシャーロック・ホームズを意識しているような格好なのに口にくわえているのはパイプではなく笹であった。
彼こそ見た目は大人、頭脳は子供、閃きと特殊能力で事件を解決する名探偵!
『さま・ださし』
である!
そして、その能力とは…
「サマ様!毛髪が落ちてました!」
「ん~いい子だね~暇泉君」
さま・ださしを慕う警察官の一人『暇泉 多忙』
暇なのか忙しいのか分からない彼はさま探偵の数少ない理解者である。
そして、受け取った毛髪をさま探偵は口を開けて舌でレロレロする。
「ん~この毛髪の持ち主は8月14日生まれだね」
「8月14日ですね!」
この探偵の能力は『毛髪を舌でレロレロするとその毛髪の持ち主の誕生日が分かる』と言うものであった。
一見なんの役にも立ちそうに無い気もするが…
「ここの従業員と消えた人達、後この近辺の人達の誕生日を調べろ!」
「ははっ!」
一つの目安としては十分であった。
そして、さま探偵は思う…
「今回の事件、怪盗『神隠し』の仕業だろうな…俺が必ず捕まえて見せる!待っていろよ!」
野郎のコードネームは勝手に怪盗神隠しと決まっていた。
さま探偵は怪盗神隠しを今日も追うのであった。




