20
「P.O.V. ユキ
その一撃で、三度目の地面に叩きつけられた。
剣でかろうじて衝撃を和らげた。震える脚で立ち上がると、額から血が滴り落ち、汗や埃と混ざり合うのを感じた。呼吸は絶え間ない喘ぎ声で、体中の筋肉が止まれと叫んでいた。
だが、止まれなかった。
その剣は、まるで自分と同じくらいの大きさで、一撃ごとに地面を震わせた。
すでに何度か斬撃を当てていた。その装甲は表面的な傷で覆われていた——かすり傷に過ぎない。一方、相手は三度も命中させていた。全身に響く三つの打撃だった。
ゴーレムが咆哮した。
飛びかかった。
最初の一撃は地面を転がってかわした。剣を掲げ、右腕の関節を狙って斬りつけた。腕は落ちなかったが、動きが遅くなったのが分かった。まるでダメージが可動性に影響を与えたかのようだった。
——「そこだ!」
叫びながら、二度目の攻撃を放った。
しかし、ゴーレムは予想よりも速かった。その剣が弧を描いて振り下ろされ、跳び退いてかわさなければならなかった。その一撃は、ついさっきまで立っていた場所の地面を粉々にした。
考える暇はなかった——既に次の攻撃の準備をしていた。
待たなかった。走り寄り、剣が振り下ろされた時、自分の剣で打ち返して軌道を逸らした。衝撃が腕に響き、骨が悲鳴を上げるのを感じた。それでも剣を離さなかった。
その時、防御が開いた瞬間を狙って攻撃した。
ゴーレムは止まらなかった。すぐに盾が続いた——盲目の一撃で、後退を余儀なくされた。
腕の痛み、脚の痛み、防御に使った全ての部位に痛みを感じた。血が制服を染め始めていた。深い傷ではない——表面的な切り傷、擦り傷、打撲傷。しかし、それらは蓄積されていた。
ゴーレムが再び咆哮し、剣が振り下ろされた。横に跳んだが、十分ではなかった。刃が肩をかすめ、布が裂け、皮膚が開くのを感じた。
——「あっ!」
痛みを感じた。だが止まらなかった。止まれなかった。
ゴーレムが力を入れすぎたのが分かった。その剣が地面に刺さった。このチャンスを逃せなかった。
剣の柄を握りしめ、再び突撃した。胸を狙って——核があるはずの場所を。
剣がミスリルの青い光を放ち、金属音を立てて装甲を貫いた。刃がゴーレムの内部に沈み込むのを感じた。
——「やった!」
叫び、安堵の波が押し寄せた。
しかし、その時、ゴーレムが止まった。一瞬、動かなかった。そして、ゆっくりと頭をこちらに向けた。
そしてその拳が脇腹を打ち抜いた。
衝撃で数メートル後方に吹き飛ばされた。剣が手から滑り落ち、地面を転がった。仰向けに倒れ、肺から空気が抜けていった。
効かなかった。胸を貫いたが、核はそこにはなかった。
ゴーレムがこちらに向かって前進し始めた。重い足音が金属の床に響く。剣が掲げられ、とどめの一撃の準備が整った。
——「くそっ…」
立ち上がろうとしたが、脚が応答しなかった。痛みが強すぎた。手を伸ばして地面の剣を掴もうとしたが、遠すぎた。
ゴーレムが咆哮した。剣が振り下ろされた。
そしてその時、銀色の光が空気を切り裂いた。
薙刀の刃がゴーレムの腕に突き刺さり、攻撃が届く直前で軌道を逸らした。衝撃でゴーレムが後退し、困惑の咆哮をあげた。
——「ユキ!」
その声は聞き覚えがあった。
顔を向けた。
零が部屋の入り口に立っていた。呼吸は荒く、制服は破れ、髪は乱れていた。しかし、その目はゴーレムに固定されていた。
——「零…」
安堵と驚きが入り混じった気持ちで呟いた。
——「どうしてここに!?」
——「それは後で。立てるか?」
——「分からない…」
膝をつきながら認めた。
零が一瞬、俺の傷を評価するように見つめた。そして、何も言わずに手を差し伸べた。
——「立て」
その手を取った。握りは固く、今この瞬間も変わらなかった。彼女に会えて安堵したが、同時にこの状況への不安も感じた。
——「時間がない。核を破壊しなきゃ。胸のはずだ」
零が言った。俺が先に胸を貫いたのを見ていなかった。
——「核は胸にはない。もう試した」
教えた。
零が眉をひそめた。一瞬、その視線がゴーレムを彷徨い、何かを探しているようだった。
——「見つけるしかない…そしてできれば、あの盾を何とかしたい」
零が微笑んだ。大きくはない笑顔だった。しかし、その瞬間、それだけで十分だった。
うなずいた。地面から剣を拾い上げた。
——「いいよ」
構えを取って言った。
……
P.O.V. 零
その戦いはまるでダンスのようだった。
ユキが容赦なく攻撃を仕掛け、ミスリルの剣がゴーレムの装甲と激しくぶつかり合う。完全に貫くことはできなかったが、小さなひび割れを残していた。
その隣に立つ俺は影のような存在だった。力で攻撃するのではなく、精密に攻撃した。ゴーレムが反撃しようとするたびに、俺がいて、薙刀で攻撃をそらした。ユキに届く直前に。
このゴーレムは、ゲームとは完全に同じではないが、同じ装備を持っていた:反発する盾と普通の剣。ゲームではルールが明確だった。物理攻撃で盾を攻撃してはいけない。そして、二回連続で攻撃を受ければ終わりだ。
——「今だ!」
ユキに叫び、彼女の剣が一撃に大量の魔素を集中させてゴーレムの腕を打った。
四肢を完全に切断するのは、突き刺すのとは違い、難しい作業だった。完全に切断することはできなかったが、深いひび割れがその表面に走った。
待たなかった。ゴーレムがバランスを崩した瞬間、その脇に滑り込み、薙刀を巨像の背中に向けた。
三箇所を貫くことに成功した:右肩、首の近く、腰。しかし、どれも運命の一撃ではなかった。
ゴーレムが体勢を立て直した。その腕が人間には不可能な弧を描いて動き、拳が脇腹を打った。武器でできる限り防いだが、それでも数メートル吹き飛ばされた。
——「零!」
ユキが叫んだ。
地面を転がったが、ほぼ即座に立ち上がった。血の筋が頬を伝っていたが、目はゴーレムに固定されたままだった。
——「大丈夫だ!」
ユキに叫び返した。
——「攻撃を続けて」
彼女は一瞬も躊躇しなかった。
再び突撃し、剣がミスリルの光を輝かせた。腕を打ち続ける。一瞬、盾を持つ腕が切断されそうになった。
ゴーレムが咆哮し、その剣が彼女を止めようと動いた。しかし届く前に、俺は脚に魔素を使って可能な限り速くそこへ向かった。そこにいて、薙刀でギリギリのところで攻撃をそらした。
——「今だ!」
ゴーレムのバランスが崩れ、腕は損傷していた。ユキの剣がその腕を打ち、完全に切断した。
盾が金属音を立てて地面に落ちた。ゴーレムが咆哮した。
——「ユキ、盾を取れ!」
ユキはその瞬間、盾を拾い上げ——彼女と同じくらいの大きさで——俺と同じように距離を取った。
——「重すぎる?」
ゴーレムから離れたところでユキに尋ねた。
——「重すぎる」
彼女でさえ苦労しているようだった。剣と盾を同時に使うという選択肢は即座に消えた。
——「遠くに投げろ。ゴーレムに持たせたくない」
彼女はうなずき、できるだけ遠くに投げた。盾がなければ、攻撃が反射される危険はもうなかった。
ゴーレムが走り出した。その間にも、ユキが切り落とした腕が再生し始めるのが見えた。
——「構えろ」
ユキと俺はそれぞれ構えを取った。
ゴーレムが飛びかかってきた。
——「ユキ、左だ!」
叫んだ。
彼女は躊躇なく動いた。剣が上がり、ゴーレムの側面を打った。装甲が最も薄い場所だ。ひび割れが入ったが、十分ではなかった。
俺は反対側から攻撃した。薙刀が右足の関節に突き刺さり、ゴーレムがよろめいた。しかし倒れなかった。
——「核はあるべき場所にはない」
一撃を避けながら言った。
——「別の場所にあるはずだ」
——「でもどこに?」
ユキが息を切らしながら尋ねた。
——「胸も背中も腕ももう調べたよ…」
ゴーレムが咆哮し、剣が弧を描いて振り下ろされた。跳び退いたが、ユキには間に合わなかった。彼女は剣で身を守り、衝撃で数メートル吹き飛ばされた。
——「ユキ!」
——「大丈夫…」
彼女はゆっくりと立ち上がった。
——「でも、このままじゃやられる」
彼女の言う通りだった。俺たちは疲弊していた。一方、ゴーレムはまだ立っており、装甲は傷だらけだが破壊されてはいなかった。
ゴーレムの全身を観察し、手がかりを探した。唯一異なる部分は頭部だった。他の選択肢はなかった。それを信じるしかなかった。
——「頭を狙う」
ユキに告げた。
——「でも核はそこにないよ」
——「構わない」
彼女は一瞬躊躇した。そしてうなずいた。
ゴーレムが再び突撃してきた。今度は退かなかった。十分に近づくまで待ち、その腕の下を滑り込んだ。
ゴーレムが剣で攻撃しようと体を回転させた。その時、ユキが動いた。彼女の剣が力強くゴーレムの胸に突き刺さり、一瞬ゴーレムの注意がそらされた。
そして再び標的が変わった。
その剣はまっすぐにユキを狙っていた。だが、俺は跳び上がり、その肩の上に立った。ゴーレムが気づき、肉の腕が俺を掴もうと動いた。しかし、その前に、その腕はユキによって切り落とされた。
ユキはこんなに簡単に切り落とせるとは思っていなかったようだ。俺はその瞬間、薙刀を頭部に突き刺した。
何かを感じた。肉や金属だけでなく、砕ける結晶の感触だった。即座に引き抜き、跳び退いた。あの物が攻撃してくるのを待つわけにはいかなかった。
距離を取り、ユキが俺のところへ来た。
ゴーレムは完全に動かなかった。
——「やったのか?」
ユキが息を切らして尋ねた。
——「分からない…」
その時、ゴーレムが震え始めた。
その装甲がひび割れ始め、それに融合していた有機的な部分が全て露わになった。
——「何…?」
肉が膨張し始めた。
——「ユキ、下がれ!」
叫んだ。
しかし、手遅れだった。
肉がゴーレムの内側から、紫色の雲と共に膨張した。床、壁、天井を覆った。全ての方向に広がり、その存在で部屋を満たした。
そしてその中心で、ゴーレムはまだ立っていた。しかし今や、この場所の他の部分と同じように、肉の塊と化していた。」




