表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/26

第17話「関白就任、貴族の言葉は…???」

「秀長、あのおじゃる丸たち何言っとるかさっぱり分からんがね!わしゃあ、宇宙人と喋っとるんかね!」

宮中から戻った万作は、烏帽子を床に投げ出し、畳の上を転げ回っていた。農民出身の万作にとって公家たちが操る古風な京言葉は、呪文か何かにしか聞こえない。万作は、「もう嫌だ! 名古屋に帰してちょうーーっ!」と絶叫した。

「兄上落ち着いて下さい、あの方々は言葉を武器にしているんです。あなたは今日から天下の関白、高貴な血筋を演じる必要はありません。むしろ、その泥臭い言葉で彼らを圧倒すればいいんです」

秀長は、余裕の笑みを浮かべて、万作の首に再び烏帽子を乗せ直す。

「圧倒って言ったって……『ほーほっほ』とか笑えばええのかね?」

「違います。あなたがわしがルールだがね!と凄めば、彼らは勝手に震え上がります」

万作は、秀長に背中を押され再び公家たちの前へ。

「……ええい、おみゃあさんら! 難しいことはええ! わしがやるって言ったらやるんだわ! 文句あるかね!」

万作の怒声に、公家たちは「……なんと野性的で、力強い関白様だ」と勝手に感服し平伏した。

「……秀長。わし、意外とこの、おじゃる丸界隈でやっていけるかもしれんがね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ