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9時間目 新婚旅行➂

次の日、私達はもう一泊同じホテルに泊まるためスーツケースだけ残してはハンドバックを持って牧場に向かった。ちなみに、バイクに乗ってるときは信也のリュックを私が背負っているためハンドバックもその中にいれた。


「いらっしゃい。」


牧場に着いてはそこのおじさんが私達を迎え入れた。


「あのー...ここ、観光地ですよね?」


私は信也と二人しかいないため聞いた。


「そうだよ。昔はここに何人も足を運んだんだが町には色々と観光地や遊び場が増えてしまってな。今はこの通りさみしい牧場になったんだ。まぁ、せっかく来たんだ。ゆっくりして行くと良い。」


『はぁ ...。』


私と信也はおじいさんに案内されては牛舎に連れていかれた。牛が数頭いただけのさみしい牛舎だった。


「これだけですか?」


信也が牛の数を見てはおじいさんに言った。


「そうじゃよ。ほれ、そこの花子で乳搾り体験じゃ。まずはワシが見本を見せよう。」


花子と呼ばれた牛におじいさんが近づいては見事に乳を絞っては取り立ての牛乳が出来た。ビニール手袋を付けてはためらいなく牛の乳を絞った。


「おー...これは何とも言えない。癖になりそうだ。」


信也は楽しそうに乳を絞っては牛乳が出てきた。


「ほれ、兄ちゃん飲んでみん。」


「いただきます。」


信也は自分で絞った乳...いや、牛乳を飲んだ。


「どう?」


私は興味本位で聞いてみた。


「自分でやってみろ。」


私は信也同様ビニール手袋を付けては恐る恐る牛に触ろうとする。


「モー!」


「きゃ!」


牛が突如叫び声をあげては私はビックリして尻餅を付いた。


「姉ちゃん、そんな恐る恐るじゃ花子も警戒するベ。」


「うー...牛のくせいに私をびびらすとは...。」


私は恐る恐る再び手を伸ばす。


「モー!」


「やっぱり、無理、恐い!信也、その牛乳半分頂戴!」


「お前、ここに何しに来たんだよ?」


「あれ、あ...馬がいる。」


私が牛舎に何故か馬がいることに気づいては指を指しながら言った。


「あ、馬の太郎じゃよ。乗馬体験したい人ように今では1頭だけいるんじゃ。」


「乗馬できるんですか?」


乗馬と聞いては私の目が輝いた。

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