8時間目 新婚旅行➁
私は男のグーを交わしては右手で手男の手首を捻りあげた。
「痛てて...折れる!折れる!」
「さて、問題です。痛い目に合うのはどっちでしょうか?1、空港で人様の迷惑を省みずに大きな声で怒鳴るチンピラのお兄さん二人。2、新婚旅行で初めての飛行機に酔った私。さぁ、どっちでしょうか?」
私は睨み付けては二人の男に言った。
「お前達何している?」
騒ぎを聞き付けたのか空港の警備員数名が私達に向かってきた。私は本能でまずいと思った。
「やばっ...逃げよう!」
「ずらがるぞ!」
「へい!」
別に私は逃げる必要はないのだが、警察に連れていかれて事情聴取なんてことになればせっかくの新婚旅行が台無しになりかねない。ましてやせっ後で信也からお説教は目に見えている。私は空港を出ては信也を見つけた。
「信也、ヘルメットパス!」
私は信也に叫んで信也はヘルメットを私に投げた。私は急いでバイクに飛び乗った。
「どうした、そんなに急いで?」
理由を知らない信也は首を傾げては私に聞いてきた。
「待ちなさい、君!」
「信也、早くだして!」
「ははん、ナッツー、お前間に合わずにその辺で出したな?」
「な、わけないでしょう?人助けしたらこうなったのよ。いいから早く!」
「はいはい!」
信也はバイクを最初の観光地、時計台に向かって走り出した。私はしっかりと信也に掴まった。
「おい、あの女...後を追うぞ。俺たちにケンカ売ったんだ。可能なら始末しろ。」
「...へい。」
空港でのトラブルで私はこの後命を狙われるはめになるとはこの時思いもしなかった。




