6時間目 バレた
「成宮先生......ありがとうございます。それと、ごめんなさい。」
「?」
私は成宮先生にお礼を言いながら謝罪をした。ミキはあの時来ていなかった為私が何故謝ったから理解できずに首を傾げた。
「あ、ただし...条件があるわよ。」
『条件?』
成宮先生がウィンクをしながら言っては私と信也は顔を見合わせながら言った。
数日後、私の風邪がすっかり良くなっては放課後私は体育館にいた。
「秋本さん、レシーブ行くわよ!」
バレー部のキャプテンはバレーボールを投げては私はそれを腕で返す。つまり、レシーブの練習だった。
「何で、こうなるの?」
「まだまだ!」
私は悲鳴をあげながらバレー部の三年のキャプテンにしごかれていた。これが成宮先生の条件だった。
「なるほど、ナッツーをバレー部にね。」
信也はそんな私を見ながら呟いた。
「そ、前から彼女の運動神経は気になっていてね。ぜひ、バレー部にスカウトしたかったの。」
成宮先生はバレー部の顧問で私達の事を内緒にする変わりにバレー部に入部することだった。
「これなら町で不良とケンカできないし、ナイスアイディアだ。俺が監視する手間が省けるよ。」
「信也、見てないで助けて!」
「頑張れ、ナッツー!これが青春だぞ!」
「ケンカで部を廃部にさせなければいいですけどね...。」
ミキがため息を付きながら言っては教師二人が顔を青ざめた。
「まさかね...。」
「まさかな...。」
「秋本さん、足止まってるわよ!」
「誰かヘルプミー!」
私の悲鳴は体育館にむなしく響いた。




