6時間目 バレた
「大丈夫......ちょっと目眩......。」
私はその場で膝を付いた。
「ナッツー!」
「千夏!」
登校してきたミキが私の異変に気付いては駆け寄ってきた。
「ミキ.......進藤先生に怒られちゃった。」
私は力なく笑うとミキにもたれ掛かる。ミキは私のおでこに手を当てた。
「た......大変!すごい熱!進藤先生、成宮先生!すぐに千夏を保健室に運んでください!それから氷枕か冷たいタオルお願いします。」
ミキの声がそう聞こえた。遠くで信也達が何かを叫んでいる声がした。私はそこで意識を失った。
どれぐらい時間がたったろうか?
私はゆっくりと目を開けた。
「......ここは?」
「保健室だ。」
信也が椅子に座っていた。私はゆっくりと体を起こす。
「.......。」
「無理するな37.7の熱があるんだ。横になってろ。保健の先生は電話があって職員室にいるからその間担任としてお前を見てるんだしな。」
「信也.......。」
私は彼の手を握っては小声で言った。
「何だ?」
「さっきはそのごめんなさい。私のために本気で怒ってくれて嬉しかった。」
「俺もさっきは怒鳴ったりして悪かったな。つい、熱くなりすぎた。それに、謝るのは俺にじゃなくかなえにしろよ。」
信也が私のオデコにデコピンをした。
「痛っ......こっちは病人何だぞ?」
私はデコピンをされたオデコを撫でては言った。
「それから悪かった。夫なのに嫁のお前の体調に気付いてやれなくってさ。情けない夫だよ。」
「ふーん、やっぱりね。」
私達の背後から声が聞こえた。
「かなえ?」
「それに、ミキ?」
私はガバッと!布団から起き上がる。そこには成宮先生とミキが立っていた。




