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36 デュシス王国

3日後

飛空艇に乗り直進すると、山を越えついにここまで来た。

サイフォスの最前線、デュシス王国。

待っていろ。ピュエロス。

俺とマルベリーの前に一人の戦士が駆けて来る。

マルベリー様!まもなくデュシス制空権内です!

ドラゴンバスターを出せ!竜騎士が来るぞ!

マルベリーが指示を出すと大型バスター砲が甲板に並べられていく。

ギゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

竜騎士たちが攻めて来る。

放て!

ドヒュー!ドヒュー!ドヒュー!ドヒュー!

ドラゴンの息吹を模した雷の魔法が砲身から飛び出し竜騎士たちを討ち落としていく。

大量の電撃が空中に拡散した。

ピュエロスは城の牢屋にいるはずだ。

マルベリーが言った

俺が騒ぎを起こして敵を引き付けるその間にことを済ませろ。

ああ!

ゼロス。

何だ?

・・・戻って来い。

マルベリーは本気で俺の復帰を願っているのだろう

気が向いたらな。

ふっ!

そう笑うとマルベリーは飛空艇か飛び降りていく。

マルベリーが着地すると

侵入者だ!

ゾロゾロと現れた兵士たちがマルベリーと戦闘を開始する

俺も飛空艇から飛び降りると

ギゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

目の前に迫る竜騎士を

はあ!

双剣杖で殴り飛ばし

竜を奪い取る。胴体にまたがり手綱をつかんだ。

ギゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

主以外の操縦士を受け入れる気がないのかわずかに抵抗を見せるが竜以上の怪力で無理矢理体をコントロールする

そうだ。そのまま突っ込め。

バサッ!バサッ!バサッ!

竜はそのまま城目掛けて突撃していった。

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

バラバラに砕け散った城壁に転がり込む。

潜入開始だ

衛兵が歩いてきた


兵士

Lv6

HP12

MP12

力12

防御12

すばやさ12

賢さ12


ジョブ

兵士


装備


・鉄の兜「防御+5」

・鉄の鎧「防御+5」

・鉄の盾「防御+5」

・鉄の剣「力+5」



成人男性の3倍の強さをしている。装備の質も一級品、屈強な兵士たちだ。城内にはおそらく100人以上はいる。

兵士は竜を見てなんだこれは!と慌てている。

身をひそめて無駄な戦闘は避けよう。

そのまま廊下を突っ切り、隠れ、螺旋階段を下り、隠れ、牢屋にたどり着くと小声で話しかけていく

ピュエロス!どこだ!

返事はない。

一つずつ牢屋を探してみるもそこはもぬけの殻だった。

よし!すべての犯罪者を脱走させよう!

俺は片っ端から牢屋のカギを開けていく

ん?

出ろ!脱獄の時間だ

おお!本当か!

やった!

ありがとよ!

おっおっおっ!

囚人たちから感謝される

遠くのほうでぽう、と光っていたランタンがこちらに走ってくる

脱走だあああ!

だっそ・・・!

俺は双剣杖を看守の目の前に突きつけた

黙れ、動くな!

聞きたいことは一つだ。つい最近ピュエロスと名乗る女の冒険者が逮捕されなかったか?

あ、あの女ならティーモスに連れ去られた

それは二重の意味で俺を驚愕させた。

ピュエロスがいない?それにティーモスだと!馬鹿な!聖母であるロザリスは死んだはずだ!

死んだ?な、馬鹿なことを・・・。聖母様はご存命だ。大司教ルミナは聖母をたたえるよう言っている。聖母が死んだなどといったい誰のことを言っている!

サイフォス在任時、職業魔法の世界からの侵略者たちの正体は向こうの世界の侵略国家なのかと思っていた。

けど違う。異世界からの侵略者とはティーモスだったのか?

この国の人間の宗派は!

は?

言ってみろ!

ティーモスだ。決まってるだろ!

エイレースケイアはどうした!

あんな邪教もう通用しない。皆が見ている目の前で邪神パリョ・テオスを倒したからだ。

なに?

あれはいま思い出しても神々しい光景だった。

王都を覆う闇の魔王パリョ・テオスを偉大なるティーモスの神クリフォギタグマ様が聖なる力で倒す姿、壮大の一言だ。人のあずかり知らぬ存在の力。

なにを言っている?

何を?あれだけの騒ぎ反逆者たちを除き、王都の皆が知ってることだ。お前こそ知らないのか?

そうあざ笑うように言われる

看守の目を見るもとても正気ではない。

クリフォギタグマは死んだはずだ・・・。

しかし、正気をなくしているとは言え、この男の言葉に嘘はない。俺の異世界の魔力が違和感を知らせてくれる。

それで俺は確信するこの男は幻覚を見せられているのだ。

おそらくこのデュシス王国の民のほぼすべてがティーモスの聖母の・・・神聖な神を名乗る邪神の幻想を見せられている。すべての民の改宗を完了した?

ロザリス・・・生きているのか・・・。

そんなことはありえないはずだ。

首を跳ねたのだ。そんなことありえるはずが・・・・・・。

はっ!と気が付く。

不死の実を食べた・・・そうだ!魔王化する以前にロザリスは不死の実を食べていた!なら首を跳ねられた程度で死ぬはずがない!

いま思い返せば当時は1000年ぶりに目が覚めて間もない頃だ。

不死であることは言葉では聞いていたはずなのにあのときはショックなことが多すぎて気が動転していてそのことを完全に失念していた。

そうだ。魔王化する以前に彼女は不死者なのだ。

それが死力を尽くし戦ったプリズマとの決定的な違いだった。

ただ首を跳ねただけで死ぬはずがない。

それは・・・ロザリスの、あの狂った聖母の復活を意味していた。

長考、長い時間考えを整理していると

ドカーン!

突然、壁が爆発した

砕けた壁から知らない戦士が転がり出てくる。

崩れた穴の中から全身フルメイルの大男が現れる。

その姿がぶれて見える

な、なんだ・・・めまいが・・・。

目の前のフルメイルの男をどこかで見たような既視感がある。

目まいを気力で振り払い目の前を見た

ふん!

大男は床に倒れた戦士と剣を組み合う

ぬらっしゃあ!

全体重を乗せ戦士を押しつぶすように斬った。

右肩に剣先が浅く食い込み

ぐはあああああああああああああああああああああああ!

たまらず戦士が声をあげる

賊が。俺を前に逃げ出さなかった勇気は称えよう。だが、仲間を逃がして一人で戦いを挑んだのは無謀だったなああああああああ!

ぐがああああああああああああああああ!

剣が戦士を切り伏せた。

大男はゆっくりと俺のほうを見る。

お?ふふふ、そうか。お前も賊か?

看守が言った

ギエーリ騎士長!申し訳ありません!不覚を取りました!

わかった。お前はそいつと一緒に俺に斬られろ

え・・・!い、いまなんと・・・。

栄えある王国騎士、その部下が敵の捕虜に堕ちるなどあってはらない!それだけで断首刑に相当する失態!それはいけないことだ。わかるよな~。

そんな!冗談ですよね!

二言はない。潔く命を散らすのだな。

冤罪だ!ギエーリ騎士長!私は、裏切るつもりなどありません!

そんなことはなどうでもいいんだよおおおお!

ぐぎゃああああああああああああああああああああああああ!

剣が振り下ろされると

看守の頭がつぶれたトマトになった

臓物がコロコロ転がっていく

間一髪、避け大男を見すえる

おらああああああ!

うなり声をあげさらに剣を振るって来る

はっ!

振りかぶられた剣を双剣杖で受け止め

双剣杖を傾け軌道をそらし、剣が地面を打ち伏せた

なにぃ!

驚くギエーリ

すごい怪力だ。俺でなければ間違いなく殺されている

ふんぬ!

剣に双剣杖をぶつけ、転がるように出口のほうに移動する

肉叩きにしてやる!

やつが剣を大きく腰だめに振りかぶる。それは刀ではない剣で居合をするような構え方だった

ぐぬううう!

万力の力が刀身に宿る

うらあはあああああああああああああああーーー!

しゃがむと同時、頭上を通過した剣がレンガ作りの壁を両断し、大きな切り傷が生成された。凄まじい怪力だ。

振りぬいた剣のあとに大きな隙ができる

暗黒の鎧・スコティノース・パノプリアの胸に手を当て精神を集中させる。

鎧が黒いオーラで満たされた。

鬼畜魔法・ドラゴ・プぺ!

廊下の向こうから何かがやってくる。

ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ!

暗がりから金属音を響かせ、巨大な漆黒の鎧の指が現れる。

人差し指と中指を使ってギエーリ目掛けて走って来る

ぐおわ!

ギエーリを引き殺し去っていった。死んではいないが。

逃げよう。

まっすぐ城内を走り抜ける。

背後から剣を引きずる音がゆっくりと響いてくる。

もう立ち上がったか、タフな男だ。

決して速度で追いつこうとはせず余裕を持って狩りを楽しむかのような追跡だ。

走り続けると、目の前に扉が見えた。

中に入ると衛兵たちがゴロゴロと転がっている

ヤハーーーーーーーーーーーーーーーー!

奇声をあげるのはまたもや全身フルメイルの戦士

そいつと3人の冒険者たちが戦闘していた。

冒険者の少年が言った

騎士長アリだ!

騎士長アリは冒険者3人の攻撃を一身にあびながらすべて剣でいなしていく。

遊んでいるのだ。

双剣杖を投げつけるとブーメランとなった双剣杖がアリを弾き飛ばし手元に戻ってくる

暗黒の鎧・スコティノース・パノプリアの胸に手を当て精神を集中させる。

暗黒の鎧が黒いオーラで満たされた。

鬼畜魔法・ドラゴ・パトゥサ!!

巨大な漆黒の鎧の足がアリをさえぎるように空から踏み降ろされる

ぐお!なんだ!これは!

剣で足を斬りつけながら驚きの声をあげるアリ

冒険者たちに向けて言った

立て!走れ!

呼びかけに答えて俺のあとをついてくる冒険者たち

城内の別塔へと続く渡り廊下に差し掛かった。屋根付きの廊下で下は池だ。サメとワニがうじゃうじゃ泳いでいる。

ヤハーーーー!

騎士長アリが追ってくるのが見えた。

クウウウウウウウウウウウウウウウラッハアアアアアアアーー!

奇声をあげながら天上すれすれをジャンプして降ってくる。

すぐ横の剣が地面を砕き

ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!

別塔へとつながる渡り廊下が粉々に吹き飛び足元がなくなっていく。

さすが騎士長と関心していると

きゃあああああああああああああああああ!

冒険者の女が悲鳴をあげた

飛ぶぞ!

俺は三人の衣服の端をつかむと崩れ去る橋を足場に跳躍、着地

た、助かった~。

安堵する冒険者

うわあああああああああ!

一方騎士長アリはひとり、橋ごと崩れ落ち土砂煙が巻き上がった

女の冒険者が言った

ありがとうございます!

気にするな。それより・・・!

わかってる!こっちに仲間たちが助けに来る手はずになってるんだ!

目の前の扉を開く。

部屋にまたも全身フルメイルの大男が立っている。

騎士長だ!

大男は剣を背に担ぐと

はっはっー!

愉快そうに笑っているのが鎧越しからも伝わってきた。

うおおおおおおおおお!

冒険者の少年が騎士長目掛け突っ込んでいく

すごい速さで剣を振り下ろされた

少年が死を悟る

すかさず少年の前に飛び出すと双剣杖をクロスさせ剣を受け止めた。

平気からすればすごい手ごたえだ。

騎士長の大柄な体を剣で弾き飛ばし地面に転がす。

騎士長はすかさず立ち上がると、素早く、バックステップ、一度距離を取る。

ぬう、只者ではないな!

少年は顔いっぱいに油汗をかきながら言った

し、死ぬかと思った・・・あいつ、人間の域を・・・超えてる!

その騎士長を難なくいなした俺のほうに恐怖してもおかしくないのだが。

鬼気迫る状況に冷静な視野を持ち合わせていないのも無理はない。

タイミング悪く左右の通路からさきほど逃げた別の騎士長たちが歩いてくる。

二人は中央の一人と合流すると三すくみでこちらに剣を構えた

左の大男が言った

我が名は王国三大騎士が一人、ギエーリ!

右の大男が言った

我が名は王国三大騎士が一人、アリ!

中央の大男が言った

我が名は王国三大騎士が一人、ダンテ!

賊めが、我ら王国三大騎士を前に退路などないものと知れ!

少年がつぶやく

なんてステータスだ・・・常人の20倍の強さだと。化け物か!


《王国三大騎士長ダンテが現れた》

《王国三大騎士長ギエーリが現れた》

《王国三大騎士長アリが現れた》





王国三大騎士長ダンテ


Lv40


HP80

MP80

力80

防御80

すばやさ80

賢さ80


スキル


鬼火魔法Lv40

剣術Lv9


ジョブ

聖騎士長


装備


ルビーソード「力+50」

王国騎士長メイル「防御+20」












王国三大騎士長ギエーリ


Lv40


HP80

MP80

力80

防御80

すばやさ80

賢さ80


スキル


鬼氷魔法Lv40

剣術Lv9


ジョブ

聖騎士長


装備


サファイアソード「力+50」

王国騎士長メイル「防御+20」










王国三大騎士長アリ


Lv40


HP80

MP80

力80

防御80

すばやさ80

賢さ80


スキル


鬼風法Lv40

剣術Lv9


ジョブ

聖騎士長


装備


エメラルドソード「力+50」

王国騎士長メイル「防御+20」








強いな・・・強いんだよな・・・?

観念するんだな?

すごむダンテ騎士長

そのときだった。

ドカーン!

背後の壁が砕け散ると何かの真っ白い羽根がくるくると宙を舞い付け根から血をまき散らす

冒険者が叫ぶ

なんだ!

はああああああああああああああああああああああああ!

うなり声をあげて飛び込んで来たのはかつての弟子にして女騎士のレシーヌだった!

レシーヌ!なぜこんな場所に!

レシーヌは空中を舞い、目にも止まらない速さで剣を振るう。

彼女の騎士前とした白い衣服が舞うように目の前を踊った

レシーヌの周囲に真っ白い天使たちが付きまとい。

命を奪おうと爪を振るってはレシーヌの剣と激しく衝突し火花を散らしていた。

ぐえやーー!

のばー!

ひよー!

ぐいー!

ほえー!

奇声をあげ天使たちが爪を振るい

はあああああああああああああああああああああああああああああ!

レシーヌは剣速をさらに加速させ天使たちを圧倒していく、一瞬の隙を突き、天使たち4人が切り捨てられると両羽根を壁に叩きつけるほどの勢いで部屋の端まで吹き飛ばされた。

天使たちが血を吹き出して絶命していく。

ひとり難を逃れた天使が言った

レシーヌ、いまいましい白の使徒が!天の御使いである我らに歯向かう気か!

レシーヌは言った

大天使ジール。貴様たちは天使などではない!この異邦の化け物が!

ダンテが叫んだ

新手か!天使様に何をする!

その声を合図に3人の王国三大騎士長たちが一斉に襲い掛かる

ダンテの剣がレシーヌ目掛け横なぎに振るわれ、空気を切り裂く

よせ!そう言いながらレシーヌは華麗にジャンプして避ける

なにぃ!

まさか避けられるとは思っておらず驚愕するダンテ

着地するとすかさずギエーリの剣が地面を砕き、石つぶてを振りまく。

レシーヌはそれらをすべて剣で撃ち落としながら目の前に迫る天使とも戦闘を繰り返す。

ぐぬ!

ギエーリもダンテと同じくあっけにとられている

その速度足るや、やはり人間の域を超えている。

いつの間にか背後に回り込んだアリ渾身の一撃を足を180度開脚して床をすべるように回避、操り人形のようなありえないほどの足運びでくるくると回転しながら立ち上がる。

ものすごい身体能力だ。

アリが戸惑いのあまり目を大きく見開いて顔を小刻みに振るわせている。

目の前の動きが自身が知る剣技の動きから予想外すぎて理解が追い付かないのだ。

まさに未知の剣術と言っていいだろう。

そう魔王の域の力だ。それとも前世の分の経験と合わせた人外の剣術だろうか。

レシーヌは飛び跳ねて、一度距離を取る。

天使が背後の壁を叩き壊すと奥に夜空が見えた。

天使は言った

いずれこの世界を邪悪なものたちが汚染し始める。すべては供物となり。そして終末を迎えることでこの世界は浄化され我らに救済される。

何を言っている!

天使の宣言を前に全員が緊張に強張る

天使は不気味な笑顔を浮かべながら空の闇へと落ちて行った

通路から知らない戦士たちか走って来る。

彼らはレシーヌと同じく白を基調とした服を着ていた。

推測が正しければレシーヌはいまも帝国お抱えの戦士、そう教団ウーラノスの白の使徒たちだ。

白の使徒のひとりが言った

レシーヌ!無事か!

ああ、それより!

レシーヌは俺のほうを見た

レシーヌとの別れの言葉を思い出す。

・・・マスター、あなたには言葉で言い表せないほどの尊敬と感謝を。

そう言っていた。言っていたけれど、それは・・・間違いなく・・・違う・・・。

心の底では俺を軽蔑している。そのはずだ・・・。

聞けばわかる。

会話してみればその振舞いから本心を悟ることもできるはずだ。

・・・気が付けば、俺の足は震えていた。

拒絶されるのが怖い。でも確認もしたい。覚悟を決めるんだ!

そう自分を奮い立たせて

れ、レシーヌ・・・。

やっと、か細い声を漏らす。

俺の声を聞いた瞬間、レシーヌは叫んだ。

何をしている!

二つの鋭い眼光が俺を射抜く。

900と数十年寝ていただけの16の餓鬼が!とっととこの場から去れ!

周りの人間たちからすれば突然何を言っているのかと言った反応だったが俺にだけはわかった。

真っ向からの拒絶。

16じゃない!俺はあれからまた何年も経験を積んで・・・16じゃないんだ?そんなどうでもいい感覚と、わなわなと感情が高ぶりすぎて考えのまとまらない悔しさがわきあがる

またひとつ、一抹の望みは絶たれ、不確かなトラウマは確信へと変わった瞬間だった。

もはやマスターや弟子などという生易しい関係ではないのだ。軽蔑すべき対象、本音、抑えつけていた怒りを抑えることをやめた本心からの拒絶だった。

急に気持ちが悪くなってきた。

俺は罪を犯した罪人なのか・・・?

それどころか俺は自らの師であるアカーテスすら否定した。

それは言うなれば罪人以下ではないのか?

弟子たちを救えず・・・地獄に置き去りにした・・・俺はなんて卑劣なんだ。

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