31 職業魔法の世界シックス・ウィザード
職業ゴブリンと書かれた出店の前を通る
王謁見の間の扉を開くと巨大な化け物が姿を現す。
魔王だ!ルース!ガーネット!エルマー!みんな武器を構えろ!
弟子たちに指示を飛ばす
「「はい!マスター!」」
はああああああああ!
死力を尽くした戦いは続いた。何度も魔法を撃ち、双剣杖で斬り裂き、
はあ!
一閃、双剣杖を魔王の顔面に振り下ろし切り裂く。
貴様らああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
魔王の体から邪悪な力があふれ出すと触手が襲い掛かる
伏せろ!
素早くしゃがむ
うわああああああああああ!
頭上から弟子の叫び声が響く
ルース!
きゃあああああああああああ!
ガーネット!
弟子たちが触手にからめとられていく。
目の前にまとわりつくように触手の束が迫った。
離せ!化け物め!
触手を切り裂く
ああああああああああああああ!
エルマー!
弟子たちが触手につかまり黒い闇に呑み込まれていく。
闇が広がってすべてが呑み込まれた
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アジトに戻ると見知った顔の仲間たちの遺体がいくつも燃えている
う、うう・・・。
わずかだが倒れている者の中に生存者を見つけた。
大丈夫か!
肩を貸し火のないところまで運ぶ
誰かいないか!
辺りを探すとマルベリーさんが立っていた。
マルベリーさん!無事だったんですね!グレムさんはどうしたんですか!
・・・グレムは・・・最後まで勇敢だった。
そう・・・ですか・・・。
マルベリーさん、僕は・・・どっちも守れなかった・・・。
気にするな。グレムの選んだことだ。
火事が沈下したのは次の日の朝だった。
数週間後、戦士たちを集める。
100人いるかいないか。最初に見た数よりずっと減っていた。
たったこれだけ。そんな感想を抱く人数だ。
僕は小高い壇上に上がると長い沈黙を待った。
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深呼吸してから宣言する。
多くの仲間たちが・・・命を落とした。
耐えがたき地獄を生き残り、血で血を洗い流す壮絶な戦いだった。
周囲を見渡せば誰もが歯を食いしばり目に涙をためていた。
だが・・・俺たちは生きている!
多くの仲間たちの犠牲の上に生き延びている!
その意味を!いま一度、諸君等の胸に問い正してみてほしい!散っていった仲間たちの無念を糧に!戦友の亡骸を置いて俺たちは!前に進み続けなければならない!
皆の胸中に言葉が染み渡るのを待ち俺は言った。
俺はここに新生サイフォス再建を!宣言する!
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」
大歓声が巻き起こった。
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数ヶ月後、暗雲立ち込める空をかき分け突き進む、飛空艇、甲板の上で俺は敵地を見下ろしていた。
バッ、と敬礼される。
英雄ゼロスと作戦を共にできて光栄であります!
新しく入った新人戦士だった
ピュエロスが彼を杖でさえぎり
待て!お前ここで何をしている!
し、失礼しました!ピュエロス隊長!
俺はピュエロスの杖を下げさせると言った
俺は英雄だなんて柄じゃないが。それより君こそ頑張りたまえ。
そう言って肩をたたく
はっ!
うれしそうに返事をして若い戦士はトタトタ!と行ってしまう。
マスター、少し甘すぎでは
いいさ。俺もいつまでいられるかわからないし。嫌な上司として覚えられるよりいいじゃないか。
俺はサイフォスの首領になった。
デス・ムント・デスを倒す使命から目を反らし、背を向け、投げだした。
この世界の平和を守るため戦うことにしたのだ。
大義はある。
しかし、平和を維持すれば乱すものが現れる。
俺たちはあれから新たな敵と戦っていた。
職業魔法の世界の侵略者たちだ。
ピュエロスが言った
マスター、時間です。
ああ、わかっている
もう一度、敵の城塞を見下ろして言った
いくぞ!ピュエロス!
はっ!
空に向けて走り出し、飛び降りると、一気に滑空していく。
顔中をいくつもの風が切る。
はあああああああああああああああ!
精神を集中し、
双剣杖を振るう
黒魔法・メラース・パンメガス・プネウマ!
双剣杖の先から黒いビームが発射されると堅牢な城塞の壁を一撃で吹き飛ばし、内部の廊下が露見する。緑のビームをほとばしらせ機械手袋サイバネティクス・ケイリスを起動させる。
陰魔法・ウンブラ・トイコス!
目の前に瞬時に陰の障壁が展開、すべり台のような足場として活用
障壁の上をしゅるしゅると滑り降りていく。
いくつもの砲撃がすぐ目の前で弾け、爆炎をあげた
加速するつもりで腰を低くしゃがみ込む、そのとき、上空のドラゴンから一人の戦士が飛び降りて来る
障壁の上に着地した男は両手で剣を構えた。
ここは通さんぞ!
鑑定して理解する。
クリス・ティアノスLv40
ティアノス家男爵・竜殺しの戦士。
敵のエースか!
手練れだ。
手にはドラゴン・キラーを持っている。
だがその程度でやれると思うなよ!
俺も以前手に入れたドラゴン・キラーを手に持つと
はあ!
思いっきり振りぬいた
敵のドラゴン・キラーとドラゴン・キラーがぶつかり合う。どちらの世界のドラゴン・キラーがより強いかももちろんだが。そこに俺の技量を上乗せさせ見事両断してみせる。
なにいい!
驚愕する男の声を背にしゅるしゅるとすべり降り、城の廊下に着地した。
障壁が消失すると
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
さきほどの戦士の悲鳴が響き渡る。
ドシャン!などとこの高度で落下音が聞こえて来るわけがないが。そんな音が聞こえた気がした。
手のドラゴン・キラーに異変を感じ取る。
刀身がぐにゃりと歪み形状変化を引き起こし、ドラゴン・キラー・キラーへと進化した。
ドラゴン・キラー・キラー「力+180、ドラゴン殺しの剣を斬り裂いたドラゴン殺しの剣」
ふむ、なかなかどうして素晴らしい武器じゃないか。
ドラゴン・キラー・キラーをしまうと。
俺の左右にワイヤーショットが撃ち込まれ、おサルの集団のような動きで部下たちが一斉に乗り込んでいく
手はず通りだ。お前たちは城の安全を確保しろ!
「「はっ!」」
全員が一斉に返事をした
ピュエロスが叫ぶ
マスター!
振り返ると目の前に敵の魔法が迫っていた。瞬間的にここは黒魔法で迎撃してと算段をしていると
凍結魔法・パーゴス・コルタール!
突如現れた戦士が凄まじい速さで加速、氷の剣を振るい敵の魔法を両断する。
マルベリーだ。
マルベリーはあきれ気味に言った
困ったものだ。首領自らが戦地におもむくなどいい加減、自分の立場を自覚してくれ。
すまない。マルベリーだがお前も持ち場を離れているようだが?
ふっ、
冗談だろと、不敵に笑って一笑に伏された。取り合う気はないようだ。
しかたがない。いくぞ!
長い廊下を暗闇に向かって駆け抜ける
いたぞ!侵入者だ!
敵兵士たちが長い廊下の先から姿を現す
ゾロゾロとお出ましのようだ。
はあ!
目の前の敵を切り裂く
ふん!
マルベリーが左右の兵士たちを切り裂いた。
華麗にジャンプすると天上を蹴り、目の前の敵を一気に切り裂く
はあー!
ピュエロスがタリズマンを構える
闇魔術・パンメガス・スコタディ・スフェラ!
ピュエロスの上級闇魔術がさく裂すると兵士たちを闇が飲み込んだ
いたぞ!こっちだ!
さらに兵士たちが押し寄せて来るのが見えた。
どうする?まとめて吹き飛ばすか。
そう考えていると
マルベリーが敵兵を切り裂き、剣を構えながら言った
キリがないな。
マスター!ここは私が!
そう言ったピュエロスと入れ替わるようにマルベリーが敵に向けて走り出す
俺が行こう!お前たちは先に行け!
次々と敵を切り裂いていく
わかった!頼んだぞ!
マルベリーさん!お気をつけて!
俺とピュエロスはさらに奥に走っていく




