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第7話:勇者サトウ・カズキ、帰還 ⑦

――とある日。


カズキはミンゴニングと共に、

なぜか分からない“1日1爆裂”…いや、謎の訓練をしていた。


「ちょっと待て!!!

“爆裂”って言い方、なんか変な意味に聞こえるだろ!!!」


「え!?そうですか!?

私の村では普通なんですけど…!」


「ネーミングセンスどうなってんだよ!!!」


「うぅ…」


「……あ、悪い。落ち込むなって」


「じゃあ続けますね!!」


「待てって言って――」


「放て!!ディフォメーション!!!」


ドォォォォン!!!


「ぐあああああああああ!!!」


「高火力ロリ…ッ!!!」


「ナイス…爆裂…」


「だから違うって言ってんだろ!!!」


そんなこんなで俺たちは毎日、


町外れの廃城……いや、


(시발、これ廃城じゃねぇだろ…)


とにかく変な場所で爆裂魔法の練習をしていた。


そして俺は確信した。


――こいつ、確実に強くなってる。


「……今日の点数は」


「はい!!」


「……マイナス120点」


「なんでですかああああああ!!!」


「考えろ!!!ここどこだ!!!」


「えっと……外?」


「違ぇよ!!!

アクセルの町の中心だろうが!!!」


「テロかお前は!!!」


「じゃあ加点は――」


「あるわけねぇだろ!!!」


「……しゅん」


「……はぁ」


「今回だけだ。見逃してやる」


「本当ですか!?」


「次やったら殺す」


「ひぇええええ!!!」


――その時。


「おい、そこの男」


「……?」


「私は男とは会話しない主義だ」


「紳士的に言おう。消えろ」


「……何だこいつ」


「カズキ!!中二で押し切りましょう!!」


「やめろ!!!」


「最悪ですね」


「同感だ」


「……待て」


「その隣の女……」


「……!」


「女神……だと?」


「お前……女神を現世に連れてきたのか!!!」


「はぁ!?何言ってんだ!!!」


「ルナ、知り合いか?」


「知らない」


「それより無理。あの男キモい」


「同意する」


「いいだろう」


「サトウ・カズキ」


「決闘を申し込む」


「いいぜ」


ドゴッ!!!


「ぐああああああああ!!!」


「終わりだ」


「……は?」


「“シャドウラウンド”」


スッ……


「消えた!?」


「どこだ……!?」


「……下だ」


ドンッ!!!


「チェックメイト」


グシャッ


「……あ」


「……すまん」


「マジで狙ったわけじゃない」


「ぎゃああああああ!!!」


「……新しい感覚だった……」


バタッ


「最低ですね」


「最低だな」


「初対面でアルカイ的な攻撃はどうなんですか」


「まだ大丈夫だろ!!?」


「ルナ!!ヒールだ!!!」


「無理」


「なんでだよ!!!」


「触らないとダメだから」


「……」


「どこ触れって言うのよ?」


「……詰んだな」


「詰んでねぇよ!!!」


「……あれ?」


「誰ですか?」


「カルリアだ」


「職業は盗賊」


「前に金を恵んでやったら、なぜか懐かれた」


「“勇者候補です!!お金ください!!”って言ってたよな?」


「やめろ!!!」


「……あ」


「お前、カズキだろ?」


「……なんで分かる」


「さあ?」


「盗賊だから」


「……納得した」


「で、何しに来た?」


「たまたま通りかかっただけ」


「ついでにスキル教えてあげようか?」


「……?」


「NPC倒した後の報酬っぽいな」


「そんな感じ」


「何だそのスキル」


「“透明魔法”」


「教えてくれ」


「即決かよ!!?」


(来た……)


(最強の夢……!!!)


――数分後。


「……よくもやったな」


「妹を……!!!」


「誰だよお前!!!」


剣が振り下ろされる。


「いいだろう」


「今度は――」


「狙ってやる」


「おい待て!!!」


「“スティール”」


スッ――


「……!」


「……え?」


「……?」


「……あれ?」


「なんでパンツがない!!!」


「やめてええええええ!!!」


「返せ!!!」


「それ今履いてたやつ!!!」


「うおおおおおお!!!」


「3枚連続はおかしいだろ!!!」


「1枚は違う!!!」


「うるさい!!!」


「死ねええええええ!!!」


「嫌だああああああ!!!」

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