第6話:新たな趣味 ⑥
ひとしきりの騒動の後――
……
……
「……どうしたんですか、カズキ?」
「何かあったんですか?」
「重大発表だ」
「全員聞け」
「なんだよ急に……」
「金ができた」
ドゴォン!!!
「いくらですか!?!?」
「いくらなんですか!!!」
「カズキ!!その金は大事に使え!!その金があれば私は新しい道具を――」
「お前はそっちに使うなドS変態女」
「15禁だぞ」
「それより、いくらなんだ?」
……
「100万ルナ」
「!!?」
「待て!!!」
「その顔すると思って先に言っとく!!」
「俺たちは魔王を倒さなきゃいけない」
「安定収入のために――」
「いや、市民を守るためにだ」
「お前らにその覚悟はあるのか!!!」
「なんだよその喋り方」
「デリニスの真似か?」
……
「うるせぇ!!このクソ女神!!!」
「うえええええん!!!!」
「なんで殴るの!?」
「それよりだ」
「これでやっと――」
「6話も放置されてた俺の黒ジャージを更新できる……!!!」
「いやファンタジーでジャージって何だよ」
「ほんとに何なんだよそれ」
「そして二つ目――!!」
「ちょっと待ってください」
「なんだロリ」
「その呼び方には異議がありますが後でいいです」
「お金、私たちには?」
「何言ってんだロリ」
「弱いやつに金は――」
ゴンッ!!!
「……これで食費は確保ですね」
「よし!!今日は打ち上げだ!!!」
「私が奢るよ~!」
「ルナ最高!!!」
「……시발……」
***
翌日。
「おい」
「そこの変態女、クソ女神、ロリ」
「何ですか?」
「何?」
「どうした、カズキ」
「うるせぇ……!!!」
「見せてやる」
「最近手に入れた――」
「俺の切り札をな……」
「……!?」
「まさか……!!!」
「クリエイト・ウォーター」
バシャァァァ!!!
「きゃあああああ!!!」
「濡れた!!!」
「この野郎カズキ!!!」
「こんな場所で何して――」
「待て……!!」
「透けてる……!?」
「これはまさか……」
「フッ……そうだ」
「次の展開、読めてるな?」
「ドS変態女……!」
「まさか……!!!」
「体のラインを見せて……」
「周囲の男たちの視線を集めるつもりか!!!」
「フリーズ」
「ぎゃああああああ!!!」
「水を撒いてから凍らせた」
「これでお前らはこの街の視線を独占だ」
ゴンッ!!!
「うるさいですね」
「なっ……!?」
「この女神……まさか!!!」
「当然です」
「月の女神なので冷気耐性があります」
「ふざけんな!!!」
「自称だろうが!!!!」
「違う!!!」
「本物の女神だもん!!!」
「いいだろう」
「試してやるよ!!!」
「今日で決着つけるぞ!!!」
「望むところだ!!!」
「このクソ女神に教育を――」
「ちょっと待て!!まだ終わってない!!!」
ゴンッ!!!
「ぐっ……!」
「油断したな……フフフ」
「カズキ……!!!」
「この野郎……!!!」
「今度はこっちの番だ!!!」
「嫌だああああああ!!!」
「この純潔なき者に救いを……!!!」




