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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第五章 運営の依頼〜歓楽街潜入捜査ーー異種族との出会い 編

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第二百九話 クリスマス

いつも『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』を応援いただき、本当にありがとうございます!

「統一戦」を終えた直後の控え室で、敗北を糧にレベルアップを誓うランスロットの爽やかな成長と、眷属ミントの純粋な言葉に救われる花の温かいやり取りが描かれました。そして物語は12月25日の「リサの誕生日」へ向けて動き出し、教会前の階段で花からリサへ、謎めいた「可愛らしい鍵と手紙」が手渡され――。

ピロン


クリスマスの今日。

運営から重大発表が送信された。

『施設内のフルダイブ型VRの設置、開始!!』

プレイヤーやメディアはこの話題で持ちきりだった。

全国のホテル、漫画喫茶など、個室で過ごせる環境に、この環境を設置していくことが決定した。

フルダイブ型VRには、様々なソフトが出てきており、ALOは全世界共通作品のため、多くの施設で常設コンテンツとして利用できる運びとなる。

(すげえな。ついにフルダイブ型VRが世の中に本格的に普及されるのか……ただのゲームじゃなくなってきたな。)



「ただいまー!!!!」

「おかえり。お昼ご飯できてるよ。」

「はーい!!」

リサは昼食を済ませて、すぐにログインする。

カレッジ内はクリスマスの装飾で溢れていた。

「わー!すごい!ゲーム内もクリスマスなんだ〜。」

辺りを見ると、プレイヤーたちで賑わっていた。

中にはカップルのプレイヤーたちもいる。

「いいなあ……クリスマスにデート、憧れる〜。」

「そこの女の子!僕らと一緒にパーティしないー?」

ビク!!

「え!?わ、わたし!?」

「そうだよー!今日はクリスマス!どう?」

「す、す、すみません!用事があるので失礼します!」

リサは足早にロビーを出た。

(羨ましいとは思うけど、いざ声をかけられると、ダメだあー!やっぱり、好きな人じゃないとね!……好きな人?……わたしって、好きな人……いたっけ?……)

リサはふと手紙を思い出した。

「あ!そんなことより、コレだよコレ!何が書いてあるのかなあ!」

リサは手紙を開けてみる。

「ん?なになにー……」

『港の宿屋の部屋』

「へ?一言だけ?……ここに行けってこと?ま、まさか!!そこに行けば、プレゼントが!?」

リサはかつてないほどの速さで走る。

カレッジ内を抜けて、急いで小型トレインへ乗って港に向かった。

「わ!さっきナンパした子だ!は、早え!!なんて素早さだ!」



港の宿屋に着いた。パーティメンバーなら入れるため、中に入る。

(これといって、何も置いてないなあ……あ!?)

リサはテーブルの上の手紙を見つけた。

『はじまりの都の武器屋』

「な、なぬー!!はじまりの都!?ど、どうしよう!今からじゃ船に乗ったり間に合わないよー!……いや、待てよ……花さんがそんな無謀なことさせるとは思えない……頭を使うんだ、わたし!」

リサは少し考えた。どうすれば、最短ではじまりの都に行けるのか。

「あ!!これしか……この方法しかない!!

よし!一旦ログアウトだ!」

港の宿屋にもセーブポイントが設置されており、リサはログアウトした。

シュン!!

はじまりの都。受付。

「あら?リサ様、今日はシフトへ入る予定でしたか?」

NPCは首を傾げてリサに問いかける。

「ごめんなさい!少しだけ確認したいことがあるの!!時給は無しで大丈夫だから、少し行ってきます!」

リサの頭の回転は素早かった。

バイトに入ってはいないが、確認したいこととなれば、不正利用ではないのだ。

武器屋。

「いらっしゃい!おお、受付嬢の子じゃないか、こんな日に仕事かい?」

「い、いえ……ちょっと、勉強のためにお店の中を見ておこうと思いまして……時給は無しで、あくまで自己研鑽です!」

リサは息を切らしながら答えた。

「ほう!それは感心だね!ああそうだ、あの、攻撃力の異常なあんちゃんから、コレ預かってるんだ、あんたがきたら渡すようにって!」

リサは手紙を受け取る。

『隣のカフェ』

「なぬー!」

「いらっしゃいませ、あら?注文……」

店内を走り回り手がかりを探す。

「あ!ここは、初めて花さんを対応した店だ!ということは!」

リサは対応した席を見渡す。

すると、天井にカードが刺さっていた。

「見つけた!!」

リサは今度こそと思いカードを見た。

『はじまりの森の大きな木』

「どこだそれは〜!!」

カフェを飛び出して、森へ直行する。

森中を走り回り、ついでにモンスターも狩りまくっていた。

「邪魔ー!どいてどいてー!!」

シュパパパ!!

キキャー!!バシューーン!!

リサもなんだかんだで花とプレイヤーとして過ごしているため、はじまりの森の敵はもはや雑魚でしかなかった。

「あった!!木の枝にカードが刺さってる!!」

『教会裏』

「ぬあにー!またー!?やばいー!時間がどんどん過ぎちゃうよー!」

リサが奮闘して数時間が経過していた。

「またビギナ大陸に戻るのー!?

ええい!望むところだー!」

リサは急いで受付に戻りログインし直す。

シュン!

また港の宿屋へ戻ってきた。

「はぁ…はぁ…行ったり来たり、これ、いつのまに仕込んだんだろう……よし!教会の裏へ急ごう!

今日のクリスマス会までに間に合わさなきゃ!」

リサは宿屋を飛び出して、教会へ走った。

階段を駆け上がり、脇道を抜けて花畑の広がる庭園をたどり着いた。

「こ、ここのどこかに……あ、もしかして、セーブポイント!?」

セーブポイントに到着すると、何か反応がある。

リサの前に画面が現れた。

『リサさまへ、プレゼントを受け取りますか?』

「もちろん!!YES!!」

ピッ!!

画面をタップすると、巨大なプレゼントの箱が出現した。

「わ!!すごい!!これがわたしのプレゼント!?ちょ、ちょっと写真写真!!」

リサは大興奮で写真を撮りまくる。

そして、動画も回して、プレゼントを開ける。しかし、箱が固くて開かない。

「え!?これ硬すぎるよ!ど、どうしよう……あ!もしかして!」

リサは、手紙と一緒にもらった鍵を出す。

「鍵穴……あ!ここにあった!」

ガチャ……

ピカ!!

中から光が溢れる。

「おおおお!すごーい!!これが、プレゼント!!」

中には、リサの新しい武器と、アイテムが入っていた。

煌びやかなレイピア。そして、ネックレスチェーンが入っていた。

手紙に説明が記載されている。

『このレイピアは、攻撃力の高い大剣と矛を分解して作ったものであり、攻撃力が高い。また、物理ダメージ吸収効果が付与。

チェーンは、キーを通すものとして使用。

手渡していたキーは、収納ボックスの効果があり、ある程度大きなものも収容可能。

収容数も多めにとつてある。』

「綺麗な剣!鞘もダイヤみたいに装飾が付いてる!」

リサはその場で剣を振り回したり、踊ったりして喜んだ。

「この鍵、やっぱり鍵じゃなかったんだ!可愛らしい形だし、宝石みたいなものもついてるから、何かの装飾かなーって思ってたんだ〜!」

(ありがとう、花さん!)

リサはスキップしながらモンスターの村へ向かった。



時間となり、クリスマス及び、リサの誕生日パーティーが開催された。

「ハッピーバースデー、リサ!!」

皆が一同に集まり盛り上がる。

しばらくして、それぞれ自由に過ごす時間となった。

「じゃじゃーん!見て!」

「お!無事に辿り着けたみたいだな。」

「そうだよ!大変だったんだからー!危うく遅れるかと思ったよー!」

リサは笑いながら頬をふくらませている。

とても嬉しそうな顔だ。

「よく似合ってるぞ、どれ、そこで回ってみ?」

すぐそこにランスとスバルもいた。

(ま、まさか花!ここで!?)

「ほんと!?よく似合ってる!?ふふーん、お気に入りなんだ〜!それ!」

クルクル!

リサは機嫌良くその場で回って見せて、ぽーすを決めた。

(や、やっちゃったー!本人気がついてないよー!)

「おお、良い眺めだ、似合う似合う!カッカッカッ!」

「……ん?良い眺め?」

(やばい!!スバル!早く逃げよう!)

ランスは危険察知をスキルではなく感覚的に感じて、スバルにジェスチャーする。

スバルも察知しており、その場を離れた。

ガバ!!

「ま、ま、まさかー!!また見たのー!!?」

「ん?まあ、しょーがねえって!事故だ事故!カッカッカッ!」

「この!変態花ー!!」

シャキン!!ブォン!!

「わ!!馬鹿!!こんなところで振り回すな!!」

ブン!ブブン!!

「あ、危ねえ!!しかも早え!!よっと!!」

花は大剣を取り出して、リサに振り抜く。

「花!それは危ない!!」

リサもびっくりして、咄嗟に剣で受け止めた。

ガキン!!!!

しーん……。

「え?……ど、どういうこと?」


第二百九話 完

第二百九話を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

クリスマス&リサの誕生日スペシャル回! 疾走感あふれるプレゼント捜索劇から、ラストの息をのむ大衝撃の展開まで、見どころ満載の回でしたね!

花からのプレゼントを求めて、港の宿屋、はじまりの都の武器屋やカフェ、はじまりの森、そして教会の裏庭へと爆走するリサの健気さと行動力には、読んでいて思わず笑みがこぼれてしまいました。苦労の末に入手した「吸血効果付きの豪華なレイピア」と「大容量ストレージキー」を手にして喜ぶリサの笑顔は、まさに最高のクリスマスプレゼントです!

そして後半の誕生日会、いつものコミカルなやり取りから一転――リサが放った斬撃に対し、花が合わせた「大剣の一撃」。それを新レイピアで見事に受け止めてしまったリサの衝撃的な防御性能に、会場全体が静まり返るラストシーンは鳥肌ものでした!

「リサちゃんのスタンプラリーが可愛すぎて癒された!」「花さんの大剣を受け止めるなんて、あのレイピアどれだけぶっ飛んだ性能なの!?」「最後の『しーん……』からの展開が気になりすぎる!」など、今回の熱いエピソードへの感想をぜひメッセージで届けていただけますと嬉しいです!

皆様からいただく応援の**【コメント】、作品を見逃さないための【ブックマーク登録】、および【ポイント評価】や【コンテスト】**への応援が、新武器を得て覚醒の兆しを見せるリサ、そして花たちの次なる大冒険をさらに熱く盛り上げる最大の力になります。ぜひ、hanaXIII への変わらぬ力強い応援をよろしくお願いいたします!

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もう一つの作品『Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機に人類の切り札として無双するー』も絶賛更新中です!

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