第二百五話 統一戦
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ビッグマッチ前夜祭としてモンスターの村に仲間たちが大集結!初合流となったユナのプロポーションに激しく嫉妬するリサの可愛いリアクションや、いじられ役に悩むスバルへ花が掛けた温かい大人としての助言など、最高の雰囲気で前夜祭が執り行われました。しかしその裏では、絶対王者・マサムネが不敵な笑みを浮かべて牙を研いでおり――。
24日、クリスマスイヴ。
ビッグマッチが開催された。
時間は夜の時間帯。
ランスは今日だけ特別に夜のゲームプレイを許された。なぜランスが夜プレイできないのか、それは皆、まだ知らない。それについては、もう少し後の話となる。
「みんな揃ったみてえだな。じゃあランス、号令頼んだ。」
「え!?ぼ、僕!?」
「お前は前衛だし、今日の主役だ。リーダーにも向いてるって言ったろ?」
「う、うん……わかった……。みんな、今日は集まってくれてありがとう、全力で戦ってくるよ!
じゃあ……行こう!!」
一同。
「おうーーー!!」
花は、最後尾からみんなの姿を見る。
(ふ。年齢も性別も違うやつらの集まりか……まるで家族みてえだな。)
『社員は皆家族だ。ユウよ。よく覚えておけ、血の繋がりがあろうとなかろうと、皆で支え合う家族なんだ。』
(へ?じいちゃん?……なんで今……思い出してんだ?)
前を見ると、みんなが笑いながら歩いていく様子が見える。
(………もしかして、こいつらが………?)
花は、皆の姿を見ながら、仲間や家族について考えていた。
(現実とは違う……ここでの形……か。)
「花さん!何ぼーっとしてるの!?ほら、行くよ?」
ガシ!
リサが花の手を引っ張る。
「あ!リサ!……は、花!行くよ!」
ガシ!
ユナも反対側で花の手を引っ張る。
「お、おい……俺は介助無しで歩けるぞ?あんまし年寄り扱いすんじゃねえ」
(花殿!!そうではないー!)
スタジアムを通過して、ランスの控え室に集まる。
パーティを組んでいるメンバーは、特等席での観戦が可能。
ギリギリまでランスの控え室で待つことにした。
ワーーーーーーーー!
会場からは歓声があがる。
『それでは、ビッグマッチを開催致します!!
まずは、ランスロット選手!入場してください!!』
「よし!行ってくる!!」
ランスは皆とハイタッチして出ていく。
最後尾の花の前で立ち止まる。
「花、行ってくるよ!」
「おう、倒してこい。」
バチン!
ハイタッチをして、会場へ入場する。
ワーーーーーーーー!!
「きゃーー!!かっこいいーー!!」
黄色い声援が飛び交う。
花たちは特別席へ移動する。
「お、ここは見やすい。」
ランスは武舞台の中央で待つ。
『続いてー!!前回覇者!マサムネ選手ーーー!!』
ワーーーーーーーー!!
スタン。
会場上空から飛んできて着地する。
かなり上空からだが、静かな着地。
(あの兜、まさか竜騎士か!?どうりで強いわけだ。だが、竜騎士は攻撃特化で、HPや防御力はそこまで高くないはず。勝機はある!)
「久しぶりだな、ランスロットくん。ブロック優勝の時以来かな?それとも……」
「気がついていたのでしょう?この前のこと。」
「ふ。探り合いは無用だな。ああ、気がついていた、君の戦闘スタイルは独特だからな。私の攻撃をあそこまで受けられるものも少ない。」
「あの時は全然だったけど、今日はそうはいかない!」
「ほう……では、私を楽しませてくれると期待しておくよ。」
ブォン!クルクル!スチャ!
マサムネは構える。
見た目の小ささと反比例して、隙はなく、オーラも漂っている。
ブォン!スチャ!
ランスも構える。
(ほう、特訓してきたようだなあ。前よりサマになっている。)
二人の間に緊張感が走る。
「あわわ、ランス兄様、大丈夫かなあ、あいつ、強そうです!」
「コリス、ランスを信じよう。俺と特訓したんだ、そう簡単には負けない。」
(多分な……)
(む?この気配……あそこか……ほう……ひょっとこのお面はあいつだったのか……コロッセオロビーでとてつもない威圧を放っていた……なるほど、繋がったぞ……ふふふ……この一派は手応えがありそうだ。実に興味深い……)
『それでは、はじめてくださいーー!!』
ゴォーーーーン!!
ドラの音が鳴り響く。
「では参る!!」
ブォン!!クルクル!!
シュパパパパパ!!
スカ!スカ!スカ!
ガキン!!スカ!
「ほう……」
(よし、いいぞランス、最低限のものだけガードして、あとは回避するんだ。無駄に撃ち合う必要はない。)
「動きが格段に良くなっている。誰かに鍛えられたのかい?」
「ああそうさ、めっちゃくちゃ強い仲間にね!」
ブォン!ブォン!
ガキン!!
「そんな攻撃では簡単に防ぎ……ん!?」
ガキン!!
「うお!?」
マサムネは撃ち合いでランスの剣を受け止めた瞬間、後方へ飛ばされた。
ズザザザザ!!
「私の矛が弾かれた。危うく地面に叩きつけられるところだった。」
「弾けるのは、君だけじゃないよ!」
「ふふ、なるほど、お互いに、相打ちの時は相殺せねばならんと言うわけか、面白い!!」
『さあ!開幕から激しい攻防となりましたーー!!』
「では、ギアを上げていこうか。行くぞ!」
「こい!!望むところだ!!」
(気をつけろランス!ここからが本番だぞ!)
第二百五話 完
第二百五話を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
ついに開幕したダイニー大陸の本会場でのビッグマッチ!リサとユナに両手を引っ張られて戸惑う花のお茶目な一面から、ひとたび試合が始まれば、一瞬の隙も許されない最高峰のバトル描写へと一気に引き込まれる、圧巻の「統一戦」幕開け回でしたね!
花の地獄の猛特訓を経て、王者の攻撃を最低限のガードと回避でいなし、逆にマサムネの矛を真っ向から力強く弾き返すランスの姿には胸が熱くなりました!しかし、驚異的なポテンシャルを見せるランスに対し、王者の余裕を崩さず「ギアを上げていこうか」とさらに不敵に笑うマサムネ。そして何より、観客席にいる「ひょっとこの面(花)」の放つ圧倒的な気配と繋がりにマサムネが気づき、この一派への興味を爆発させる瞬間には、今後の展開への鳥肌が止まりません!
「リサとユナに引っ張られる花にニヤニヤした!」「ランスがマサムネの矛を弾き返した瞬間、最高に鳥肌が立った!」など、今回の熱い統一戦の感想や、激闘を繰り広げるランスへのエールをぜひメッセージで届けていただけますと嬉しいです!
皆様からいただく応援の**【コメント】、作品を見逃さないための【ブックマーク登録】、および【ポイント評価】や【コンテスト】**への応援が、ここからさらにギアを上げて本気を出してくる絶対王者・マサムネの猛攻に対し、特訓のすべてを懸けて立ち向かうランス、そしてその戦いを見守りながら次なる動きを予感させる花の無双をさらに熱く盛り上げる最大の力になります。ぜひ、hanaXIII への変わらぬ力強い応援をよろしくお願いいたします!
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『Another Life』の、ゲーム内での新しい「家族の形」に想いを馳せながら、大切な仲間が王者に挑む決戦を特等席から見守る花の物語とはまた一味違う、才能なしと見捨てられた主人公が己の拳と不屈のソウルだけで宇宙を揺るがす危機に立ち向かい、全人類を救う最強の切り札としてド派手に無双する王道の熱いSFバトルファンタジーです。こちらも魂が激しく震える大迫力の激闘が満載ですので、ぜひあわせてチェックしてみてください!
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