↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第五章 運営の依頼〜歓楽街潜入捜査ーー異種族との出会い 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
195/240

第百九十五話 ホスト

いつも『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』を応援いただきありがとうございます!

娯楽施設に潜入したランスとコリスが、悪質な騙し契約で囚われていたラピーの難民救出に成功しました。その行く手に前大会の覇者「マサムネ」が立ち塞がりますが、ランスは驚異的なクリティカルガードでマサムネの猛攻を凌ぎ、コリスたちを無事に逃がすことに成功。マサムネもランスの実力を認め、不敵な笑みを残してその場を去るのでした。

無事に合流したランスたちでしたが、救い出したラピーの口から「地下闘技場はいけない、あそこは危険よ!」という不穏な警告が飛び出します。

ミントとユナは、高級ホストへ入店する。

店内は煌びやかであり、すでにかなりの客がいた。

ミントたちは所持金が高いため、VIP席へ誘導されるとのこと。

「ようこそお越しくださいました。あちらの写真で、気になる方はいますか?」

ビク!

ユナはスギオの写真をみて驚く。

確かにスギオは綺麗な顔をしている。

中身はクズだが、この世界ではそんなことは関係ない。

そう、見た目と接客が全て。

「特に指名はございません。」

ミントは淡々と答えた。

VIP席へ誘導され、二人はジュースを注文。

そこへ、ホストがやってきた。

「ようこそ、ピナクルへ。ヨシオです。」

ミントは反応した。

『ご主人様、ヨシオがいました。ホストクラブのスタッフです。そして、ユナの因縁のスギオもここのスタッフみたいです。』

『そうか、何があるかわからないから気をつけろよ。誤ってキルしないようになー。ま、危なかったらやって構わん。』

『かしこまりました。身の危険があったら遠慮なくいきます。』

「面白い仮面だねえ。素顔は見せてくれないのかい?」

「ええ、どこにお知り合いがいるかわからないので。」

「ちょっとだけ見せてよ?」

「いけませんわ。素顔が知れたら、もうここへお金を落せなくなってしまいます。」

「おっと〜、それはそれは〜、なら、ゆっくり口説こうかなあ~」

(相変わらず下品な男。ご主人様の方が何億倍も素敵です。)

ミントはヨシオを軽くいなしながら会話している。その様子を黙って聞いているユナ。

(す、すごいミント。本当にモンスターなの?知能が高すぎる……わたしも……早くあの子達を迎えにいかなきゃ……)

そこに、もう一人のホストが現れた。

「よろしく〜、スギオでーす。」

ビク!!

ユナは凍りついた。

ミントはそれを見逃さなかった。

スギオはユナの横に座る。

(おお、こりゃすげえスタイル。あいつ以来か?)

周囲から黄色い声が聞こえてくる。

ヨシオとスギオはここのエース。

開店前からゲーム内でアナウンスしていたため、ファンも多い。

実際にリアルの方のお客さんも、この世界にログインしてきている。

スギオに高額の酒が入った。即座に戻ることとなる。

「ちょーっと待っててね〜。」

この店は、高額なお酒など、Gを払えばスタッフをつけることのできるシステム。そのため、スギオやヨシオはあちこちに呼ばれる。

その度に、どんどんレートは上がっていき、店は繁盛する仕組みだ。

しばらく見ていると、もう一つのVIPルームへお客さんが通される。

だが、中からはスタッフだけが戻ってくる。

(ん?おかしいですね。入店時から出てこない子もいます。あの中が怪しい……)

「お待たせ〜、どう?二人とも、もっと楽しいところに行ってみない?」

スギオがニヤリと笑う。

ユナは恐る恐る質問した。

「い、いったいどこへ行くのですか?」

「地下闘技場だよ。今から俺たち、闘技場でバトルするんだ!VIP席から見えるから、見に来てよ〜。」

(これは潜入のチャンス、しかし、ユナは。)

ユナはミントに向かってこくりと頷く。

(ユナ!?きっと怖いはず。でも、もしもの時はわたしがいます。)

「では、わたしたちも、観戦しましょうかしら。」

二人はスギオについていく。しかし、先ほど別の客が向かったVIPルームではないルートだった。

(あっちはまた違う場所なのかしら。)

通路を歩いていくと。

ガラス張りのVIPルームにたどり着いた。

「お!盛り上がってるなー!そんじゃ、俺はいくから、しっかり見ててよ!」

(ここで惚れさせて、あっちのVIPルームへ連れていくぜ。)

闘技場には、花が突っ立っていた。

なんと、花は出番が来てから連勝中。

かなりの盛り上がりだった。

『ご主人様!!左上です!ここにいます!』

観客席上のガラス張りからミントが手を振っていた。

『おお、ミントか、捕まったのか?』

花は攻撃をかわしながらテレパシーで会話する。

『いえ、VIPルームだそうです。どうしてわたしたちだけ連れてこられたのかは、わかりません!』

ガツン!!

バシューーン!

「ワーーーーーーーー!!」

歓声が地下に響き渡る。

よく見ると、VIPルームは他にもあり、ガラス張りが広がる。上から見下ろせる形となっていた。

(あの子達も、連れてこられたのかな?ん?何かサインしていますね。何かしら。)

その瞬間、VIPルームにはゾロゾロとスタッフが押し寄せて、女性客は連れて行かれた。

ビク!!

ユナがその光景を見てへたり込んだ。

「ユナ様!?大丈夫!?」

「な、何あれ……あそこにいたお客さん、連れて行かれちゃったよぉ。」

「大丈夫です、わたしがいますから。」

『やっぱりあれはおかしいよな?俺も見てて思ってた。次々に連れて行かれてる。』

『他にもいたのですね。大丈夫です。わたしたちはいざとなれば暴れて脱出します。』

『そうしてくれ。むしろ、もう出てもいいかもな。スタッフが来ねえうちに。』

『かしこまりました。あ!』

そこに、ぞろぞろとスタッフがやってくる。

「お客様。ご入場時にサインを忘れておりました。ささ、試合が始まる前に、さっとここへサインしましょう。」

(なるほど、試合を囮に、内容を読ませない仕組みね。しかも、紙が二重になってる。もし読まれても後ですり替えられるのね。おそらく、サインしたら出られなくなる。ここは……)

「あ!試合が始まりました!」

(ち!早くサインしやがれ!この二人は特に上玉だから、スギオさんにも指示されてるんだ!)

ガツン!!

また花の勝利。これで二十連勝。

ゾロゾロ……

!?

ビク!!

ユナは相変わらず腰を抜かしている。

「あ、ああ……いやあ……」

ユナは頭を抱えてうずくまる。

(いけない!これはトラウマというものよね。ここはわたし一人でやるしかない。)

「ささ、サインを。痛い思いしたくないよね?」

「痛い思い?と、いいますと?」

一方で、スギオが登場した。

VIPルームをチラッと見ると、今にもバトルが始まりそうだった。

「くひー!あの二人、後でゆっくりいただこう!最高だぜ〜!」

(こいつは前の……ユナのトラウマ植え付けたやつだな。)

試合が始まった。

スギオはモンク。

素手で攻撃を仕掛けてくる。

スカ!スカ!

「おい、何が最高んだ?俺にも教えてくれよ?」

スカ!スカ!

花は攻撃を避けながら話かける。

「ち!この、ちょこまかと。あそこにいる二人、今から拉致して、ゆっくり遊ぶのさ!」

「ほう、それはいいな、俺も混ぜてくれよ。」

「あん?ははーん、お前もこっち側か!?いいぜ〜、二十連勝してる奴だからな!俺たちの仲間にはもってこいだ!

だが、この勝負だけは勝たないとな!女の子たちが見てる!」

スカ!スカ!

「なあ、この後、どこにいけばいい?」

「へへへ、お前、あの二人といいことすることしか頭にねえみたいだな!

バトル後はスタッフに声かけて、スギオのところへと言えばいい!」

「よし、じゃあ恨みっこなしだぞ?それ!」

ゴツン!!!!

バシューーン!!

「な、なにぃ!?」

スギオは一旦離脱した。

「は!情けねえやつだ。俺が相手だ。」

今度はお馴染みのヨシオが現れた。

これが最後のバトルらしい。

「みんな見ろ!これが俺のショーだ!今からこいつを蜂の巣にして……」

シュン!

花はヨシオの真上に飛んでいた。

両手を広げて上を向いて叫んでいたヨシオと目が合う。

「へ?」

「じゃあな。」

ガツン!!

ドグシャア!!

拳骨がヨシオの頭ごと地面にめり込んだ。

バシューーン!!

なんと、花は地下闘技場、優勝したのだった。

(なんだ、こんなもんか、じゃあ、金だけもらってさっさといくか。)

「ちょっと待った。私ともやらんかね?」

(ん?だれだ?)


第百九十五話 完

第百九十五話を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

今回は、ミントとユナに迫るホストクラブの悪辣な拉致の罠と、それを嘲笑うかのように地下闘技場で二十連勝の大無双を果たす花の圧倒的な強さが最高に爽快な回でしたね!

下品に迫るヨシオを「素顔が知れたらお金を落とせなくなる」と見事に手玉に取るミントの知能の高さには感服しました。そして闘技場のリング上では、スギオの攻撃を「スカスカ」と余裕で躱しながら「拉致の計画」をすべて喋らせる花の策士ぶりが最高です。仕上げとばかりに、大口を叩いたヨシオの脳天へ上空から「拳骨一発」を叩き込み、文字通り地面にめり込ませて一撃粉砕しての完全優勝!かつてユナを苦しめた因縁のクズどもが、花の圧倒的な暴力の前にゴミのように吹き飛ぶ展開は胸がすく思いでした。しかし、優勝を決めた花の前に「私ともやらんかね?」と現れた謎の人物。一体この強者は何者なのか、続きが気になって仕方がありません!

「スギオとヨシオが一瞬でボコボコにされて最高にスカッとした!」「花の圧倒的な二十連勝が無双すぎて格好良い!」など、今回の感想や応援をぜひメッセージで届けていただけますと嬉しいです!

皆様からいただく応援の**【コメント】、作品を追いかけるための【ブックマーク登録】、および【ポイント評価】や【コンテスト】**への応援が、花が次に現れた謎の挑戦者をも叩き潰し、VIPルームでピンチに陥っているミントとユナを完璧に救い出すための最大のエネルギーになります。ぜひ、hanaXIII への力強い応援をよろしくお願いいたします!

ーーー

【別作品のお知らせ】

もう一つの作品『Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機に人類の切り札として無双するー』も絶賛更新中です!

ALOでの因縁のクズどもを圧倒的な力でねじ伏せる花の爽快な無双劇とはまた一味違う、才能なしと蔑まれた主人公が己の肉体と覚悟だけで宇宙の絶望を豪快に切り開き、全人類を救う絶対的な英雄へと駆け上がっていく王道の熱いSFバトルファンタジーです。こちらも爽快感抜群の展開が満載ですので、ぜひあわせてチェックしてみてください!

ーーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。