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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第四章 現実の絆〜激闘コロッセオ――境界線の夏、守るべき者のために 編

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第百四話 芸能人

楽しいはずの自由行動の時間、平和な空気が一変します。人だかりの先にいた「ある人物」の姿を見た。混乱する現場で、荷物を預かったままの花が静かに動き出します。

キャーー、キャーー!!!!

「ほら!リナ!早く行こう!修学旅行で芸能人に会えるなんて、こんな偶然ないよ!」

「ま。待ってよお!スイーツはどうするの??」

「そんなのは、ほら、あれ何組かの先生じゃない??荷物ごと預けて、早く行こうよ!」

「う、うん!ちょっと待ってね!」

リナは近くにいた先生?に荷物らを預けて、友達に引っぱられながら、人混みに走って行った。


「キャーー!まさか、こんなところで会えるなんてー!テレビで見るよりすごく爽やかー!」


!!?


リサの足は止まった。

そして、震え出す。

友達が引っ張る中で、その場から動けずにいた。


「もう!リナが行かないなら、私一人でいくからねー!」

友達がグイグイ前の方へ進む。

リナは固まったままだ。


「タクーーーー!こっち向いてー!」


なんと、そこにいたのはタクだった。


「ちょ、うわ、すごい人だ。えっと、君たちは高校生かな?」

(この制服どこかで……間違いねえ、リナのとこの制服にそっくりだ。よく制服のままスタジオに来てたからな。)


「はい!わたしたち、東京の高校から修学旅行で来ましたー!キャーー!かっこいいー!握手してくださいー!」


(やっぱりそうか、まだ決まったわけじゃねえが、もしかしてリナもいるのか?)


タクは一人ずつ丁寧に握手する。

ハグしてほしいと言われれば、軽くだがハグもする。

ファンサービスは仕事に徹している。


それを遠くに見ている者がいた。


(お、驚いた……あの野郎もここにいたのか……しっかしまあ、なんつー綺麗な顔してんだ。

背も高え。

わざわざリサを狙わなくても、いくらでもいるだろ。

ん?あの荷物預けてきた子か?なんで一人だけ突っ立ってるんだ?

感動しすぎてちびってんのか?ま、リサじゃあるめえし、そんなギャグなことなんて……)


ぺたん


その女子高生は座り込んでしまう。


(おいおい、感動しすぎじゃねえか?まあ、ここで荷物見といてやるか。そのうち戻ってくるだろう)


リサの友達の握手の番が来た。

「あ、あの!わたし、リナの友達です!し、知ってますか?最近までお仕事同じだった子!」

(!!?ビンゴ!!!やっぱりここにきてんじゃねえか!なんて幸運なんだ俺は!)

「ああ、もちろん知っているよ?とても頑張っていた子だったから、辞めて残念だよ。」

「今日いますよ!ほら!あそこに!せっかくなので、話してきてください!」

タクは女子高生の指差す方を見て、リサを見つける。

(見ぃつけたーーーー!!!!)

「ありがとう、君に感謝するよ。」

そう言って、リサの友達にハグする。

「うっきゃーーー!なんて幸せー!」


「マネージャー!ちょっとここ頼んだ!早く!」

「ちょ、ちょっとお待ちを!」


マネージャーが女子高生を足止めした。


リサは、起き上がり、アメリカンビレッジの中に走り出した。

タクもそのあとを追う。


「7番の札の方ー!いませんかー!」

スイーツが呼ばれた。預けてきた子の番号だった。

しかし、二人とも、花の目の前を通り過ぎて行った。


(…………お、おい、まじか………俺の勘が合ってるなら、あの逃げてる子って………雰囲気も何となく似てるなあ……お友達の会話からしても……追われる展開になってるってことは……てか、スイーツ……どの道あの子を呼ばなきゃ、俺のが来ねえじゃねえか……)


「おーい!そろそろバスがくるぞー!区切りのついた者から移動しろー!ちょっとそこ動くなー!ざっと見るぞー!……おい!ハザマはどこだ?!」

(あ、本物のセンコーだ。……………仕方ねえなあ)

花は椅子から立ち上がる。サングラスをしており、花の顔はほぼわからない。

「先生、さっきあっちに行くのを見ました。わたしが呼んできますので、そちらの生徒を頼みます。」

「ああ、すまない。頼みました。

さあー!そこにいるものはバスへ迎えー!」

(ん?あんな先生いたか?中等部か?基本的に交流がないからわからんな。ま、今日の就寝後のミーティングでわかるだろう。お礼を言わんとな。)

リサの学校は中等部もあり、中等部の修学旅行も、高等部と同日に組まれていたのだ。


「確か、あっちに走って行ったな。まあ、リサかは知らねえが、どのみちスイーツも出来てるからな。呼びにいってやるか。

じゃねえと俺のスイーツの番が来ねえ!」


第百四話 完

第百四話をお読みいただき、ありがとうございます!まさか沖縄でタクと鉢合わせてしまうとは、リサにとっては悪夢のような展開です。しかし、そこには偶然(あるいはスイーツのため?)居合わせた花がいました。サングラスで顔を隠し、機転を利かせて動き出す花の姿に、思わず「行け、花!」と応援したくなります。

【読者の皆様へお願い】

現実世界でのタクの執着、逃げるリサ、そして動き出した花。三人の運命が沖縄のアメリカンビレッジで交錯します!もし「花の機転がカッコいい!」「タクが怖すぎる……」と思ってくださった方は、ぜひ下部の**評価(⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)**やブックマークをお願いします!皆様の応援が、次回の反撃の力になります。

【コンテスト&他作品告知】

現在コンテストに参加中です。皆様の熱い応援、心より感謝申し上げます。

また、運命に抗う者たちの戦いを描く

『Ultimate Wars 〜 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる 〜』

(Nコード:N6980LM)

こちらも一瞬の油断も許されない、手に汗握る展開が続いています。本作とあわせて、ぜひチェックしてみてください!

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