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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第四章 現実の絆〜激闘コロッセオ――境界線の夏、守るべき者のために 編

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第百三話 到着

現実の世界でも、ついに舞台は南国・沖縄へ。修学旅行を満喫するリサたちと、仕事でやってきた花。広い観光地で、お互いがすぐ近くにいるとも知らずに、運命の歯車が静かに回り始めます。

「ついに沖縄だー!よーし、遊びまくるぞー!」

「おい!そこの三人!自由行動は明日だ。今日は資料館などに行くと、書いてあるだろう!早くこっちに来い!」


「さっそく怒られちゃった!」

「僕たち塾でも一緒だけど、なんで怒られるのも一緒なの?僕はこっちに歩いてたのにー」


「塾でも学校でも、スリートップだからじゃないの〜?なんちゃって〜、ね!リナ?」


「もう!怒られるスリートップは嫌だからね〜」


初日は移動と、必須の学習ポイントを回った。

リサたちは真面目なので、遊ぶこと以外にも、歴史のことや、その土地のことや、都市伝説など、ありとあらゆることを調べていたため、終始ワクワクしていた。

秀才たちの好奇心は凄まじい。

1日目を終え、二日目は北谷にある、有名な商業エリアで自由行動。

リサはワクワクが止まらなかった。


「さあ、発進します!」

戸井の運転で、コンビニに寄り、所長へのコーヒーを買う。慣れた手つきでコーヒーを用意して、再び空港へ。

(このルーティン、完璧にマスターしてるな。俺はそんなヨイショが苦手だから、こういうところは本当に尊敬する。)


空港につき、飛行機に乗り込む。


「花峰さん……何やってるんですか?手を合わせて。」

「無事に行けるように……祈ってます。」

そんな不安をよそに、飛行機は飛び立っていく。

終始不安のまま、一睡も出来なかった。

美人のCAの声かけに、鼻の下を伸ばす戸井。

しかし、花はそれどころじゃなかった。


飛行機は無事に着陸する。

所長の競歩に皆ついていく。しばらくして見失った。

「みなさん!あちらのトイレで一度済ませてください!所長もいます!この後トイレに行くタイミングがないのでここで!」

的確な戸井の指示でみんな合流する。


ここからバスで移動。

花は、北谷で降りて、高口の迎えを待つことにした。

他のメンバーは、所長のレンタカーで行きつけに向かう。

必要なものだけ持ち、荷物はトランクへ。


(ふう…せわしいな。

けど、しばらくここで休憩しよう。やはり飛行機は苦手だ。

そうだ。甘いものでも食べよう。もう暑くてたまらん。いや、ここは水分補給か?

面倒だ、どっちも買おう。)


観光客で賑わう中、辺りを見て回りながら、飲み物を買う。


フリーの飲食エリアに腰掛けて、スケジュールを確認していた。

(さて、今日は挨拶だけ済ませて、明日から本格的に面談だな。今日は行きつけの店の後……多分行くだろうな……夜の街へ。

…………あの二人、明日動けるのか?……ま、想定の範囲内だ。

俺は飲めないし、最悪一人で面談しよう。)


花は、アイスも買っていた。

現実世界でも、体力と防御は低いため、もうすでに体力の限界が来ていた。

(暑すぎる。そろそろやばいぞ。)


「お、高口からだ。"後少ししたら出ます"か。

少しってどの程度だ?

まあ、いっか。大抵時間の類はズレるからな。」


花はまたウロウロして、ちょうど良いフリースペースを見つけた。

「よし、ここならそこまで暑くない。だが…観光客がすげえな。

いろんな学生たちもいるぞ。」


キャーー!!!!


(ん?どうした?なんの騒ぎだ?)


「ねえ!あっちに芸能人がいるみたい!行ってみましょう?!」


(なに?!芸能人?まさかこんなところで…って、ここは沖縄の観光地、芸能人がいても不思議じゃねえな。

さて、いったいどんな芸能人だ?

歌手か?モデルか?アイドル、もしくは……)


花は興味はあったが、暑さで体力が削られており、それどころじゃなかった。

周りにいた人たちは皆そちらへ走って行っている。

(ま、俺は人混みに行く体力もないし、ここで準備しよう。社員証を首からかけてと。)


「あ、あの!先生!この荷物少しみてくれませんか?あっちに芸能人がいるみたいなんです!

あと、スイーツの順番が来たら、これ、お願いします!!」


制服を着た女子高生から、急に荷物とスイーツの順番を任される。


(え?………ま、まさか、俺を引率のセンコーと間違えてんのか?

まあ、大きいところの学校じゃ、知らないセンコーが引率でいても……って、んなわけあるかー!

完全にど天然だあの子!普通なら盗まれるぞ!

ん?カバンに名前が書いてるぞ。

個人情報も筒抜けじゃねえか。

………Hazama……ハザマ?っていうのかあの子は。

ったく、しゃーねぇな。俺もどうせスイーツ待ちだし、その間ならいっか。

どことなくアイツに似てたなあ。

ま、んなわけねえか、今週のいつから沖縄なのかも聞いてねえし。修学旅行生なんか全国にいくつもあるだろう。

いかんな。若くてある程度の美人は、みんな同じ顔に見えるって、もう立派なオヤジじゃねえか。)


こうして、沖縄出張は始まった。

花は偶然にも仕事だが、ゲームでひと段落したリサは、しっかり沖縄を満喫できるのだろうか。

しかし、そこには思わぬ人物が。


第百三話 完

第百三話をお読みいただき、ありがとうございます!ついに沖縄での「現実パート」が重なり合いました。リサのうっかりした行動と、それを「アイツに似てるな」と思いながらも気づかない花のすれ違いが絶妙です。荷物に書いてあった「Hazama」という名前。花がその正体に気づくのはいつになるのでしょうか?

【読者の皆様へお願い】

物語はついに、仮想世界を飛び出して現実での邂逅かいこうへと向かいます!もし「このすれ違い、もどかしくて最高!」「リサ、早く気づいて!」と思ってくださった方は、ぜひ下部の**評価(⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)**やブックマークをお願いします!皆様の応援が、物語を動かす力になります。

【コンテスト&他作品告知】

現在コンテストに参加中です。皆様の熱い応援、いつも感謝しております!

また、もう一つの才能が交錯する

『Ultimate Wars 〜 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる 〜』

(Nコード:N6980LM)

こちらも重要な局面を迎えています。本作とあわせて、ぜひお楽しみください!

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