表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第四章 現実の絆〜激闘コロッセオ――境界線の夏、守るべき者のために 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

102/127

第百二話 沖縄前夜

いよいよ沖縄出張を翌週に控え、花は現実での準備に追われます。ゲーム内ではダイニー大陸への旅立ちを計画するアユと、お互いの未来や「出会い」について、冗談を交えながらも少し踏み込んだ会話を楽しみます。

「これが、飛行機の予約番号です。」

花はアプリで自分の席を確認する。

(よし、通路側だ。いつでも遠慮なくトイレに行けるぞ。)


「来週、よろしくお願いします。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

(とりあえず、面接シートをまとめとくか。)



王宮屋上にて。


「……ということがあったんだ。まったく、アユは勘違いさせるのが得意なのか?」

「あははは!面白いくらいピュアなんだもの!

可愛いったらもう、花も、いじりたくなるでしょ?」

「まあそうなんだが、考えてることがよくわからんときもあるからな、発言には気をつけてる。」

(ぷ、本当に鈍いわね。もっと自信持てたら、もっともっといい出会いがあったかもしれないのに。)


「わたしも、そろそろかなあ。」

「ダイニー大陸か?」

「ええ。そろそろ向かおうと思うの。ギルも十分に溜まった。後は、現実の方でお金をもう少し稼ぐだけかな。

しばらく仕事のこと忘れて、自由に過ごしたいわ。」


「それも、いいんじゃないか?色々拠点があるんだろ?

遊び回ればいい。そんなことは、若い今しかできんぞ?」

「なに年寄りみたいなこといってるの?わたしとそこまで変わらないくせに〜」

「………ハハハ……まあ、リサたちよりは、近いわな。」

(なにをはぐらかしてるのかしら、どう見てもわたしと同じ20代後半か、よくいっても30代前半でしょう。髪色以外はこの見た目なんだし。)

「あ、そういえば、花も仕事で沖縄行くんだっけ?」

「ん?まあ、ちょこっとな。ほとんど自由はねえけど。」

「ふーん……リサたちと会ったりしてね〜」

「それは無いだろう。仕事で行くんだ。旅行客と同じ場所にはほぼ行かないからな。」

「それは、わからないわよ?運命の出会いがあるかも〜」

「運命か……まあ、そっちにはいつも期待してるんだけどな。そんな夢みたいな話は、なかなか起きねえよ。」

「花がどう思うかじゃない?」

「え?俺が?」

「そう。花が、出会う人のこと、一人一人、もしかしたら〜って、視野に入れてみると、世界が変わるかもよ?」

「それ、気持ち悪くないか?」

「ぷ。別に、すぐアタックするわけじゃないんだから〜!可能性を信じて行動してみたらって、こ、と!」


「ふ。ありがとうなアユ。そうだな。でも、俺ももういい歳なんだ。」

「歳なんて、関係ないと思うわ。いつまで経っても、女を口説く人はいるし。歳の差結婚だって、そこら中にありふれてるわ。

だから、前を向いてみたらどう?」


「そうだな……アユにはいつも励まされてばかりだな。」

「どう?わたしもなかなか魅力的でしょう?

花のお嫁候補に、エントリーしちゃおうかしら〜」

「ぷ、そんなもったいないことを。それこそアユの可能性、めっちゃ狭くしてるじゃねえか、

カッカッカッ」

「それよそれ!謙遜しすぎ!そこは"じゃあ、候補にしとくわ〜"でいいのよ〜。それくらいのスタンスでいたら、そこから発展するかもしれないんだから。」

「ぷ、発展ってほんとか?ならアユは候補にしねえとな、カッカッカ!

じゃあ、俺も候補に入れといてくれるか?」

「え?!そ、それって、え、ええ、わかったわ、候補に入れとくわ〜、ほほほほ〜」

(びっくりしたー、まさかこっちにも振ってくるなんて。ちょっとドキっとしちゃったじゃない!)


「ダイニー大陸か。ビギナ大陸でも凄えと思うのに、いったいどんなだろうな。」


「わたしも、今情報を集めてるところよ。

そこが固まれば、出発する予定。もちろん、情報は共有するからね。」


「サンキューな。まあ、酒場の噂によれば、向こうでは、クランやギルドを結成するのが当たり前になってくるらしいな。

ま、俺には興味ねえから、ぼちぼちやる予定だが。」


「そうねえ。わたしも、どちらかというと、花と似てる。だから、もし肌に合わなかったら、こっちでいいかもって思ってるの。」


「それもありじゃねえか?無理にどこかに属すのは、窮屈だしな。それじゃ現実と変わらねえよ。」


「近くにいる間は、また一緒に狩りに行きましょうね!」

「ああ、メッセージ送ってくれ!」

「たまには、花からメッセージくれてもいいのよ?」

「わ、わかった。そうするよ!」

「ぷ、絶対しないわね、んもう!こうなったらしつこいくらいメッセージ送ってやるからね!」

「おお怖!覚悟しときます!」


いつもの掛け合いで大笑いする二人。

ビギナ大陸でのわずかなひととき、そして、現実では、ついに花も沖縄へ飛び立つのだった。


第百二話 完

第百二話をお読みいただき、ありがとうございます!アユからの「お嫁候補」発言への花の返し、まさに「大人の余裕」を感じさせる名シーンでしたね。アユも思わずドキッとしてしまうなど、二人の関係から目が離せません。そして物語は、ついに現実の沖縄編へ。

【読者の皆様へお願い】

現実とゲーム、二つの世界で物語が交差し始めようとしています。もし「アユの照れた顔が目に浮かぶ!」「沖縄でリサと会っちゃうの?」とワクワクしてくださった方は、ぜひ下部の**評価(⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)**やブックマークをお願いします!皆様の反応が、執筆の大きな支えです。

【コンテスト&他作品告知】

現在コンテストに参加中です。皆様の温かい応援が、物語をさらなる高みへと押し上げてくれます!

また、もう一つの才能が激突する

『Ultimate Wars 〜 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる 〜』

(Nコード:N6980LM)

こちらも運命の歯車が大きく回り始めています。本作とあわせて、ぜひご覧ください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ