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185Dead『恨まれる望』

光子は


「本当にすごい人数の生霊です……恨まれている人間はいましたがです……これ程の恨まれ方するとは……です……?」


と言いながら何か不審に思ったのか望の周りを見まわった。

望は


「おい! 何だよ! まだ何かあるのか!! ていうか! どんな奴らが俺に逆恨みしてるんだ! 教えてくれ!! それが原因で上手くいかないのか!!」


と焦りながら言った。

だが光子は


「この不良の少年です……」


と言って違和感があるのかジッと何もないところを見ていた。

望は


「?? ふっ不良少年? 何の話だ……?」


と頭の中がぽかんとなった。

そして


「この幽霊……本体死んでるわです……」


と呆気に取られていた。

それを聞いて望は


「おい! お前! さっき言ってた事と違うじゃねえか!! 恨みを持って悪霊になるの生霊だけって言ってたじゃねえか!」


と言った。

光子も


「光子もびっくりです……まさか死んだ人間の幽霊が悪霊になるなんてです……経験上見たことないです……」


と言った。

アンジェリスは


「普通はそんな幽霊が多いんじゃないの? ピカ子ちゃんが見たことないだけとか?」


と聞いた。

光子は


「確かにその可能性を考えるのは不思議ではないです……で光子はテレビなどでも恨みを持っている幽霊が見えるです……そしていつもそれらは死んだ人間だと言われるです……しかし本当のところはたまたまそこの近くにいた人が恨みを持って誕生させた生霊だったのが事実です」


と言った。

するとベナは


「でもテレビとか出ている除霊師もそこで死んだ人間の霊の仕業だとか言ってるけど?」


と質問した。

光子は


「テレビです……盛って話をしてるです……実際光子の知り合いの除霊師もテレビに合わせてあげれば大体喜ぶって言ってるです……そもそも生霊だとインパクト小さいです……生きてるのと死んでいるのとではやはり死んでいる霊を取り上げた方が視聴者も納得するです」


と言った。

望は


「いや! もうそんな話どうでもいいよ!! なんで今まで生霊だけだったのに俺の場合は死霊なの!」


と聞いた。

光子は


「おそらく死ぬ寸前に貴方が裏切るようなことをしたのが原因だと思うです……」


と言った。

望は


「いや……覚えないです」


と半笑いで言った。

すると光子は


「でも死霊が言ってるです……希咲に裏切られたって……」


と言った。

望は


「何を根拠に!! そもそもどんな奴だ!! ふざけるな!」


と喚くと光子は


「うーん……学生服を改造している者です」


と言った。

それを聞いて望は


「はあ! 知らねえよ! 誰だよ!」


と言うと光子は


「なんか……バスの鍵がどうとかと言ってるです……」


と言った。

それを聞いて望は


「バス! 何の……話だ……あー」


とどこか納得した。

と同時に


「てか! それ逆恨み!! それだけは言える!」


と言った。

それを聞いてアンジェリスは


「本当に~」


と疑いの眼差しで望を見る

ベナも同じような目で


「希咲君だしねえ……」


と言った。

望は


「本当だよ……何なら音無先輩と剣子とレベッカに聞いてみれば?」


と言った。

それを聞いてアンジェリスは


「相当な自信……分かった……聞いてみる」


と了承した。

ベナも


「私も後で聞こう」


と言った。

そして望は


「で? その恨みを持った死霊ってその不良糞だけ?」


と聞くと光子は


「いや……お姫様の服を着た人もいるです」


と言った。

アンジェリスは


「ラザーナ姫ね……」


と言った。

望は


「そいつも逆恨みだな……なるほど」


と言った。

ベナは


「あんた……まさかあの国の姫を殺したの……引くわ」


と言った。

望は


「逆恨みだって言ってるだろ! 俺は何も悪い事はしていない!」


と言った。

アンジェリスは


「そうね……貴方は殺してないわ……手榴弾で人質に取ってその爆発のせいで剣が飛ばされてそれが肩に刺さっただけだもの……あれも治療すれば助かった可能性だけはあったわ……」


と言った。

ベナは


「あんた……」


と蔑視したような眼で望を見る。

望は


「おい! 何だよそれ! なんでそんな目で見るんだ!!」


と言った。

そして光子は


「とりあえず大量の騎士っぽい生霊と姫と不良の死霊……あ、もう一人村人っぽい死霊が数人いたです……」


と言った。

それを聞いて望は


「どんだけ俺恨まれてるんだ……」


と呆れたように言った。

アンジェリスは


「自業自得って言葉を心に焼き付けた方がいいんじゃない……」


と言った。

その後、アンジェリスは


「でもすごいね……本当に幽霊見えるんだ……電磁波が特殊的に見れる人とかではなさそうね……興味深い……」


と言った。

それを聞いて光子は


「それがレイビン家の様に異常に成長しないように気を付けてねです……貴方の血もそれに反応する可能性は無いとは限らないからです」


と注意をする。

アンジェリスは


「う……うん……ありがとう……」


と頭を下げる。

そして


「でもそれだけ凄いとやっぱりそういう系の家系に生まれたの? その……住職とか霊媒師とかそういう系の?」


と聞いた。

それを聞いて光子は


「いえです……光子の父も母もそのような仕事はしてないです」


と言った。

それを聞いてベナは


「へえ……どんな仕事?」


と興味本位で聞いた。

光子は


「AV男優とAV女優です」


と言った。

それを聞いて望は


「詳しく」


と食い下がった。


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