184Dead『霊感』
光子は
「二人も……私のですの語尾が気になるです?」
と聞いた。
アンジェリスとベナは
「え……まあ……そうだねえ……」
「気にならないと言えば嘘になるかな……」
と言った。
すると光子は
「ではですをdeathに変えた方がいいdeath?」
と聞くと二人は
「「普通に日本語のですでお願いします」」
と言った。
光子は
「分かったです」
と頷く。
そしてアンジェリスは
「そういえば幽霊が見えるってことはそういう霊感があるということ? 私は霊感がある者は電磁波が見えやすい特異体質の持ち主だとばかり思っていたんだけど?」
と聞いた。
すると光子は
「そうね……そういう本当に特異体質のを持つ者がいることは否定しないわです……たいてい影が見えるだとか言っている者はそういう電磁波を勘違いしている者だからです」
と言った。
ベナはそれを聞いて
「つまり……貴方はそうじゃないってこと?」
と聞くと光子は
「そうねです……私は色々な事が起こり生まれた存在の為、そういう才能を持って生まれたです」
と言った。
アンジェリスは
「具体的にはどのように見えるの?」
と聞くと光子は
「そうです……ね……例えばそこらへんに死んだ者の霊がいたりしますです」
と言って指をさす。
だが二人は
「まあ……私達には感じないわね……」
「そうね……見えるならもうすでに分かっているだろうし……」
と言った。
望は
「ええ!! ちょおおこえええええ!! やべえええ!!」
と震える。
それを見てアンジェリスは
「望……そういう系苦手? 意外ね」
と言われた。
すると望は
「は? 当たり前じゃん……何言ってんだ……」
と呆れたように言われる。
ベナは
「ああ……君はそういうことをちゃんと認めるんだ……」
と聞くと望は
「いやいや……認めるも何も……普通に怖いだろ……」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「ねえ? ピカ子ちゃん……この幽霊達は何かしてくるの?」
と聞くと光子は
「いえ……ものを訪ねれば答えてくれるぐらいで基本は傍観者よです……特に危険はないわです」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「大丈夫だって望……そんなに怖がらなくていいんじゃない?」
と言った。
すると望は
「そういう問題じゃない」
と言った。
それを聞いてベナは
「え? そういう問題じゃないの? 普通何か怖い事や呪われることをしてくるとか脅かしてくるとかで恐れるもんじゃないの? それ以外で恐れる理由って何なの?」
と聞くと望は
「お化けと言う理由」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「いやそれただの偏見……それで怖がるのはダメでしょ……」
と呆れながら言うと望は
「だったら聞きますが! お化け屋敷とかホラー映画とか! そういうのを怖いと思って見ようって思ったことないのか! 怖いとも思わずに入ったり見たりするのか! 肝試しって近くの神社に仕掛けとして備えているお札を取るだけなのに怖いという目的で入ったりしないのか!」
と突然キレる。
それを聞いてアンジェリスは
「だからそれはさっき言ったベナさんの理由付けがあるからでしょ!!」
と言ったが
「いや違うね! そういう概念なんだよ!! 理由じゃねえんだよ! お化けが出るって言われたら別に何か悪い事をするみたいなことを言わなくても怖いと思うだろ!! 普通! それが俺等が持っているお化けの概念だろう!」
と自分の意見を通そうとする。
それを聞いてアンジェリスは
「まあ確かにそうだけど! でも中にはお化けで感動する話とかあるでしょ!! 映画とかそういうの見たことない!」
と聞くと望は
「俺はお化けが出た物語は漏れなく漏らしています! 例え友達がこれは感動するぞって言ったアニメでもお化けが出た瞬間失禁しました!」
と堂々と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「うわああ」
とガチ引きした。
ベナもその言葉を聞いて
「それもはや重症並みの偏見ね……ていうか漏らしてる……」
といつの間にか床がビショビショになっていた。
アンジェリスは
「取り敢えずズボンをはき替えましょう……汚いし……一応はあんたも一緒に話を聞いたんだから最後まで話を聞かせる」
と言った。
それを聞いて望は
「ええ……なんで俺まで……」
ともの凄く嫌そうに言った。
アンジェリスは
「あんたがゾンビになれない理由を突き止められるかもよ?」
と言った。
それを聞いて望は
「うーーーん……チッ! 仕方ない……」
と少し悩んで聞くことにした。
すると光子は
「その方がいいわです」
と言った。
それを聞いて望は
「え? どういうこと?」
と身震いをしながら聞いた。
すると光子は
「貴方にはたくさんの怨霊が着いていますです」
と言った。
それを聞いて望は
「はあ! ふざけんな! お前さっき死んだ幽霊は質問に答えたりしかしなくて基本傍観者って言ってたじゃねえか! 嘘だったのか!」
と怒鳴る。
それを聞いて光子は
「ええ……その通りです……そして貴方に着いている霊は生霊です……それも物凄い恨みを持って怨霊化していますです……死んだ霊より生霊が怨霊化することは普通にあるです、なぜなら本体はまだ生きていて感情が高ぶるとそれが生霊として現れやすいからです」
と言った。
望は
「え……えええ」
と引いていた。




