182Dead『Wi-Fi』
ある少女がゾンビから隠れながら逃げていた。
少女は
「ありがとう……」
とボソっとつぶやきながら迷いなく走り続ける。
そして、少女の走る場所にはゾンビは少なく、少女に襲い掛かっているが全てを少女は分かっているかのように避けて走り続ける。
そして、ある動いている建物を見つけて
「ここね……」
と言ってその建物にしがみ付いた。
----------------------------------------------------------------------------------
望は
「なあなあ、ベナさん……この建物動いてるんだよね?」
と聞いた。
ベナは
「そうね……」
とお酒を飲みながら言う
望は
「だったらさ、そんな目立つ建物レイビン家が見つけてるじゃないの?」
と聞いた。
ベナは
「気づかれてるに決まってるじゃない……忘れたの? この研究所に刺客が来た事……」
と呆れながら言った。
望は
「え? そんなことあったっけ?」
と聞くと
「レアズちゃんに対してのセクハラ忘れるとか……貴方は本当に反省をしないのね」
と言った。
望は
「まあバレてるならもうWi-Fi引かない? ネットしたい」
と言った。
ベナは
「ああ……それが目的でその話したのね……もうとっくに引いてるから……勝手にすれば……パソコンあるから」
と頭を抱えながら言った。
すると
「おおおい!! アンジェリス! ネット引いてるって! ネット対戦出来るぞ!!」
「おお!! ラッキー! やろうやろう!」
「!! アンジェリスちゃん!! 貴方も!!」
と携帯ゲームを持って盛り上がるアンジェリスと望はそのまま走り去った。
ベナは
「はあ……この世界に慣れているのか……気楽だなあ……酒飲んでる時点で私も同じようなもんか……」
と言って酒を一気に飲み干す。
そして
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……うめええ……」
と言って顔を赤めて酔う。
すると
「?? 何だあれ?」
と言って窓を見る。
すると
「なんでだろう……建物の壁に誰かが張り付いているような……」
と言って顔を酔いながら見る。
そして、
「うわ! なんか一人の女の子がいる!!」
と気づいて酒の瓶を持ちながら誰かを探す。
するとライズが歩いてきて
「おい、まだ仕事あるのに酒飲むなよ……」
と呆れながら言った。
するとベナは焦りながら
「ちょtっちょっちょちょおと!! 外の壁に!! 女の子!!」
とたどたどしく言った。
それを聞いてライズは
「ああ? 酔ってんのか? いいから研究に戻ってくれ……あの薬もまだ解析できていないんだから……それにあのレイビン家があの薬以上の物を開発してる時点で時間がないんだから」
と呆れながら
「先に行ってるぜ」
と言ってそのまま研究室に戻って行った。
ベナは
「どっどっどうしよう!!!」
と言って窓をもう一度見ると女の子は結構な高さまで登っていた。
ベナは
「うわ!! さすがにあの高さだと落ちたら死ぬよ!!」
と焦りながら言った。
すると
「ベナさああああああん!」
と声がした。
それを聞いて
「良かった!! 今外で」
と焦りながら後ろを振り返ると
「何? それよりWEPコード知りたいんだけど? 繋げるのに必要なんだ」
と望はキョトンとしながら聞いた。
ベナは
「あんたかよ! まあいいわ! それより外を見て!」
と言った。
望は
「え? WEPコード外に書いてるの? バレたら勝手にネット繋がれて遠隔操作されて犯罪に巻き込まれるよ? 危ないよ?」
と注意する。
ベナは
「こんな世界でネット犯罪とかもうすでに怖くないでしょうが!! どうせ警察機構だって動いてないんだから!! それに外にそんな重要なパスコード書いてないわ!! そうじゃなくて外に少女が張り付いているの!! 誰か助けに行かないと!! 貴方ここで外から見て状況を教えて! 私が近くの窓を開けて救出するから!」
と言った。
すると望は
「え! マジで! 少女が壁に! あの! えっと!!」
と言っているとベナは
「大丈夫!! 焦らないで!! 状況を教えてくれるだけでいいから!! トランシーバーを渡しておくわ!! 操作の方はこのボタンを押して話すだけで良い! 私が持っているトランシーバーに繋がってるからここの切り替えるところ弄らなければいいから!」
と言った。
すると望は
「その……その子は……おぱいは……大きいんですか?」
と聞いた。
ベナは
「そんなこと! 今はどうでもいいでしょ!!」
と怒った。
望は
「えっと……はい」
とさすがにビビッて言う事を聞いた。
ベナは階段を一気に降りてそのまま窓を見ながら走った。
そして、ベナはトランシーバーで
「今どこにいる!!」
と言いながら走った。
望は
『ああ……えっと……なんか……うん……窓辺り』
と言った。
ベナは
「どこの窓!」
と焦りながら聞いた。
望は
『お前……そんなことを普通分かるか? 俺には全部同じ窓に見えるしどこのどの辺りかなんて……分かるわけないだろ……』
と言った。
ベナは
「ク! しまった!」
と悔しそうにする。
これはどんな人でもさすがに分かるわけはなかった。
そんな状況で焦りと今少女がどの辺りにいるかは見ただけで詳しく説明は出来ないのであった。
すると
『西の4階の内側から見て右の三番目の窓』
と声がしてベナは
「!! ありがとう!」
と驚きながら言った。
そしてそのまま4階へと向かい西の窓の内側から見て右から三番目の窓を開けると少女が苦しそうに捕まっていた。
ベナは
「捕まって!」
と言った。
少女は苦しそうにしながらベナの手を掴みそのまま窓に入った。




