180Dead『バグ』
アンジェリスは
「とにかく……俊敏性犬の菌を使えばゾンビは戻せるってこと?」
とベナに聞くと
「まあでもこのゾンビはだいぶ前に捕まえたゾンビなんだよねえ……もしかしたらレイビン家が薬を開発してまた新たに進化させたゾンビ菌で同じことをするかもしれないし……そう思うとやっぱり最新の薬を手に入れる必要があるのよねえ……取り敢えず希咲君が取った薬の成分を調べてみるわ……もしこれで進化しているならこの先の進化を遂げた薬を取って調べる必要があるんだよねえ……」
と言った。
ライズは
「それだけじゃねえぞ……レイビン家を止めないとどうせ薬は開発され続ける……向かった先の研究所の責任者だけじゃねえからな……研究者はかなりいる……それらを全て止めないとこの戦いに終止符はつかないぞ……」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「私達が向かった研究所には代わりに望達の学校の生徒会長が管理していたわ……あの研究所の責任者が他の人を雇うとは思えないし……多分研究者自身たちはどいつもこいつも無事よ……そりゃそうよね……危険になる場所にいつまでもいないでしょうし……」
と言った。
それを聞いてライズは
「それじゃ! 逃げまくれば俺等に勝ち目ねえじゃねえか!」
と言った。
それを聞いてボザズは
「それなら研究所を虱潰しに潰していくしかないだろうな……子供に任せるのは酷だが私達は全く戦闘の役に立たない……それに比べれば彼女達と彼らならば大丈夫だろう!」
と少し笑いながら言った。
それを聞いてタイーダは
「あまり大人としては誇れることではないがな……」
と言った。
そして、
『おい!! 貴様等!! 何を話している!! 俺の言葉を聞くんだ! 神の言葉を! 思い出すんだ!! 人を殺してはいけないというルールは聖書に書いているだろ!」
とゾンビから戻った男は言った。
それを聞いてアンジェリスは座った拍子にスイッチオンのボタンを押していたことに気付いた。
『貴様等はそれでも人間か! ふざけるなア!!』
と言ってキレ続ける、
アンジェリスは
「もういじゃん……大丈夫だって……君だって戻れたんでしょ?」
と言うが
『黙れ! 貴様等が仕組んだことだってこっちは知ってるんだぞ! 俺とアイツを次にどうするつもりだ!! 外道ど……』
プツン
とアンジェリスは話にならないと思い再び通信を切った。
そして
「とにかく……望の免疫と薬の効果を調べておこうか……」
とアンジェリスは言った。
それを聞いてベナは
「じゃ、ここからはアンジェリスちゃんはちょっと出てってもらえる? 集中するときは人が少ない方がいいの……ごめんね?」
と言った。
アンジェリスは
「分かったわ……私は研究を見てるだけだったし……どうせ詳しい事はまだまだ分からない部分があるから変に口を出さない方がいいでしょうし」
と言って部屋を
ガタン
と出て言った。
ライズは
「じゃ……調べるのか……」
と言ってベナは
「ええ……奴らの狙いは不老不死の完成も加わっているし……」
と言って研究を続ける。
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そして
「ぐぬぬぬぬ……このメンバーで何とかボスを……」
と言ってゲームに集中していた。
するとアンジェリスは
「お待たせ……って本当に雑魚軍団で戦おうと思ってるの?」
と呆れたように言った。
望は
「だって! ちょっとやってみたいじゃん!」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「私もそれやろうと思って何度か試行錯誤したの覚えているわあ……」
と言った。
それを聞いて望は
「結果は?」
と聞くと
「まあ……レベルをマックスにして武器を上手くステータスアップの物を持たせて適材適所にした……」
と言った。
望は
「フーン……」
とゲームに再び集中する。
「で? どんなチームにするの? 一般兵? それとも少年剣士? 遊び人?」
とアンジェリスは聞いた。
望は
「裏技で武器屋のオッサンと果物屋のオバちゃんとそこをウロウロしていた男性とそこらで〇〇〇をしていたオッサン」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「アー……あったね……確かそれでボスを味方にしてうわー! ボスがボス倒してるー! とか言ったコメントの弾幕が飛んだゲーム実況があったね……確かにそれって話し掛けた瞬間にリセットを上手い事押せば使えるんだっけ?」
と言った。
望は
「そうだよ」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「てか……よくもまあそんな上手い事裏技成功させたわね……それって一回でもミスればデータが飛ぶでしょ? そしてゲームを進めてもセーブが出来なくなるという最悪なバグ発生もあるし……私は一日でクリアできる自信があるから別にどうでもいいんだけど……」
と言った。
それを聞いて望は
「なんか調子良かったんだ!」
と嬉しそうにした。
それを聞いてアンジェリスは
「そうか……あんたがゾンビ化するのは遠くなったわね……」
と言った。
それを聞いて望は
「!! ど! どういうことだ!!」
と慌てながら聞いた。
アンジェリスは
「あんたそれで運を使い果たしたんじゃない?」
と言った。
それを聞いて望は
「バッバカな! いやむしろ不幸になるという事は死ぬということになるんじゃねえのか!」
と反論するが
「いや……今のあんたにとってこの世界で生きることが不運でしょうに……」
とあっさりと否定される。
それを聞いて望は
「ああああああ!! もったいねええええええ!!」
と言って床をバンバンと叩いて泣いた。
そしてアンジェリスは
「取り敢えずそのチームでラスボス殺しに行く?」
と聞くと望は
「……うん……こうなったら腹いせだ……」
と言った。
そして、アンジェリスの協力もあったお陰とバグのお陰で勇者は死んだが止めを果物屋のオバちゃんがパイナップルをラスボスの後頭部に当てて倒し、世界は救われた。




