178Dead『ベナさん』
アンジェリスは
「取り敢えず望の命令で今はおとなしいし取り敢えず血液を取っちゃいましょ!」
と言った。
ベナは
「そうね、取り敢えずライズにも言って他の研究者も呼ぶわ」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「分かったわ! じゃあ来てから血液なり唾液なり取って調べましょう! それまで暇だし……そういえばこれってレリア叔父さんが集めた研究者なんだよね! そういえば叔父さんとどうやって会ったの!」
と気になったのかベナに聞いた。
ベナは
「バイトよ」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「バイトをしたときに会ったの?」
と聞いた。
ベナは
「そうね、これは私が普通にバイトを探してたんだけど……その時に研究所の雑用としてバイトが貼っていたんだけどそれを見て何となく応募したの、そしたら普通に受かったからそのままバイトして金を稼いでたんだよねえ」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「最初っから研究には興味はなかったの?」
と質問した。
ベナは
「うん、理科の実験とか聞いてもその時はあまり興味持てなかったんだけど……雑用とかしていると思ったの」
『あ、私って人体が切り刻まれても吐き気も血の気も引かない……もしかしてこれが才能!』
「ってね!」
と嬉しそうに言った。
それを聞いてアンジェリスは
「いや! 浅はかすぎやしない!! 確かにそういうの苦手な人多いけど!! それだけでよく研究に興味持てたよね! 絶対おかしいでしょ!」
と言った。
それを聞いてベナは
「それは違うわよ、寧ろ興味を持つ入り方は人それぞれってことよ! 私の場合は人より素晴らしい才能が欲しいっていう欲が強すぎていつも悶々と過ごしてたんだけどね! なんか彼氏も出来ないし勉強も身に入らないしスポーツも嫌いだし何でもかんでも嫌いだったの!」
と結構ぶっちゃけた。
アンジェリスは
「それ……なんか残念な人……」
と悲しそうに言った。
ベナはその後も続けて
「それでね! そんなことを考えているうちに大学生の最終学年に入って留年でもして時間を稼ごうと考えたんだけど親が就職をしろってさすがにキレたから頑張って探したんだけど全部から断られてしまったの!」
と少し興奮気味であった。
「だからね! もうとにかく何か見つけないとって焦って就職活動して取り敢えず見つかるまでバイトしてたらあ! いいなって思ったからこそ今があるのよ!」
と熱弁した。
アンジェリスは
「なっなるほど……人生って深いですね……なんかもう……凄い人生ですね……で……研究所って事はもしかしてベルゲザズ?」
と聞くとベナは
「うん、これだって思って集中して勉強しながら研究を手伝ったら面白くなってもう研究漬けにになって気が付いたらベルゲザズが私をスカウトしたの……やっぱり興味を持つことの力は強いね……」
と言った。
アンジェリスは
「なるほど……たまにいるよね……興味を持つと凄いタイプ……」
と言いながら
『天才なんだなあ……』
と考えた。
そして
「で? いつベルゲザズの元を離れてレリア叔父さんの元に?」
と聞くとベナは
「ある日ね……研究に没頭しまくっているとなんか……人間にある薬を入れてって言われて注射したらかなりヤバい人間になって……あれ? 私今ヤバい実験してね? って思ったの……それでね取り敢えずすぐにその研究室を出るって言って逃げたんだけど……やっぱり研究は続けたくてね! それでなんかヤバくなさそうな研究所ないかなって思って調べたらレリアさんに誘われてヤバくない研究をするようになったの!」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「ベナさんがこっちの味方でよかったよ……」
と呆れながら言った。
すると
「おい! 連れてきたぞ! ベナ!」
「やあ、アンジェリスちゃん」
「待たせたね」
と若い眼鏡の男性と初老っぽい男が入ってきた。
アンジェリスは
「やっほー! ……そういえばライズさん以外の名前知らなかった……」
と言った。
するとメガネの男性は
「タイーダだよ」
と名乗り初老の男は
「ボザスだ」
と名乗った。
そして
「じゃ! 俊敏性犬のことを調べる実験に移りますか!」
と言って研究に移る。




