↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

174/470

172Dead『飛行機が』

「報告は……以上です……」


と苦しそうにベルシャは話した。

それを聞いてセリスターは


「そうか……ご苦労だった……」


と労いの言葉を送った。

ベルシャは城に戻った後、セリスターにゴーザスが無惨な殺されたことをした事、自分が無様に逃げてきてしまったことを包み隠さず話した。

それにも関わらずセリスターは怒ったりしなかった。

それを聞いてベルシャは


「セリスター様……私は……私は二人を見捨てて逃げてしまいました……ゴーザス様が希咲に殺された姿を見て恐怖して……私は……あのレオルド様とザイダルが進む姿を見ても……恐怖しか感じず……逃げてしまった!!」


と泣きながら言った。

セリスターは


「確かに……ベルシャ、お前は恐怖して逃げ出した……しかし、逃げることは恥ではない……お前はこうして城まで来てそのことを報告してくれたじゃないか……それが出来ただけでも私は君の勇気を称える、ここまで来るのにゾンビもいたのにも関わらず」


と言った。

それを聞いてもベルシャ


「しかし……私も一緒について行けばレオルド様だけでも助けれたかもしれないのに……あの方は私よりも腕の立つ御方です! それなのに!! 私は!」


と言ってずっと悲観するベルシャ

セリスターは


「そうだな……しかしお前がいてもその希咲についていた犬がいたのならばお前がいても殺されていたかもしれない……そして今貰った情報を報告してもらうことも出来なかった……レオルド様はそのことを考えてお前が逃げるのを許したんだ……それを侮辱するのか?」


と聞いた。

それを聞いてベルシャは


「そっそんなことは!」


と言って否定をした。

セリスターは


「ならばもうそんなことは言うな! もし本当に逃げたことを後悔しているのならば強くなってレオルド様やゴーザス様の分戦う事だ!! ただただ恐怖して逃げるだけでなく!! 次は誇りを持って務めろ!」


と怒った。

それを聞いてベルシャは


「……はい……」


と言って俯いた。

セリスターは


「死ぬことを恐怖するのは悪い事じゃない、そしてその恐怖を乗り越える事なんてすぐに身に着くことは無い……お前が本当に守るたい者が出来た時……恐怖を乗り越えて誇りのある戦いが出来るだろ……」


と言った。

ベルシャは


「分かりました……」


と言った。

セリスターは


「すまないがついてきてくれ……今するべきことを手伝ってくれないか……」


と言った。

それを聞いてベルシャは


「……はい」


と言ってセリスターの後を歩く。


すると


「! こっこれは!!」


と言って驚愕する。

セリスターは


「私達だっていつまでも奴の好きにはさせない……」


と言った。

目の前には飛行機があった。

それを沢山の技術者たちが集まっていた。


「これは希咲が乗ってこの国に来た飛行機だ……アノベルガータ国の技術の総力を挙げてこの飛行機を徹底的に調べて奴らの足取りを追う……そしてこの飛行機を使えるようにこちらも全力で務める」


と言った。

ベルシャは


「出来るんですか……」


と聞くとセリスターは


「やるんだ……それしかない、それにこれをこっちが手に入れれば奴らは逃げられない……調べているのは奴らが何かしらの方法で逃げたときの為だ……」


と言って決意の表情を浮かべていた。


----------------------------------------------------------------------------------


6人は研究所を隠し通路から脱出後


「さてと……ここで飛行機まで歩くんだけど……時間かかるよねえ」


と言った。

望は


「はあ……歩くのしんどいなあ……」


と言った。

レベッカは


「おぶっている私が一番しんどいんだけど……成人男性一人担いでるし……」


と言った。

剣子は


「交代しようか?」


と聞いた。

レベッカは


「大丈夫よ……これはさっき希咲の言った言葉に文句を言っただけよ……希咲がそんなことを言わなければ別に問題はないよ」


と言った。

望は


「はいはい……仕方ないから歩きますよ……」


と面倒臭そうに言った。


「さ! 歩く歩く!」


と言って望を押した。

望は


「うわ! ちょ! 止めろって! 押されるとしんどい! なんか! 無理矢理歩かされるってしんどい!」


と言って押されながら歩く。

すると


ブブブブブブブブ


と何か音がした。

和子は


「見て! なんかヘリコプターが!」


と言って上空を見上げる。

それは


「皆あああああ!! お疲れ様!! 迎えに来たよおおおお!!」


と声がした。

ベナであった。


「「「「ベナさん!!」」」」


と4人は声を上げる。


そして、ヘリコプターが降りてきて


「ベナさああああああん! 良かったああああ! でもどうして!」


と聞くとベナは


「なんか貴方達が乗った飛行機に着けていた発信機に反応があってもしかして盗まれたんだろうなあって思って!」


と言った。

それを聞いて望は


「良かったね……無駄な努力しなくて……」


とアンジェリスに向かって言った。


「……お前に言われるとなんかムカつく」


と嫌そうにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。