167Dead『試しに』
望はじっと清田を見た。
清田は
「? どうした? 早く注入すると良い」
と言った。
望は
「なあ、この薬ってこれだけなのか?」
と聞いた。
それを聞いて清田は
「は? いや、まだ僕が持っているぞ? ほらここに、お前の仲間も同じようにするからな」
「へえ、そうなんだ」
「そうだ! 俺はこれでレイビン家の中でかなり活躍をすることで素晴らしい席を貰うように言うんだ! すごいだろ!」
「うん、うん、すごいね」
ブス!!!
「!! がだだああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
と清田の目に先程貰った注射器を差し込んで薬を注入した。
望は怯んだ隙に清田から先程見せてもらった薬を奪った。
清田は
「があだああああああ!! 何でええええええ!! てめえええええはああああ!! ぞんびになるんだああああどろおおおおおおお!!」
と涙を流しながら薬を注入された目はボコボコボコオオと膨れ上げる。
望は
「いやあ、俺の願いはゾンビ化ではあるんだけど……意識があるゾンビ化じゃあないんだよねえ……不死身になりたいんじゃないんだよ、そして苦しみたくないんだ、死にたいんだ」
と言った。
それを聞いて清田は
「だからそれをおおおおおお!! やったんだろうがああああああ!! くああfdがああああああああ!!」
と目を押さえて苦しそうにしている。
望は
「いやあさあ、さっきさあ、なんか聞こえたんだよ、クリーチャーがどうとかこうとかって……もしかしてそれを使っても俺の望むゾンビ化は期待できないんじゃないかなってさ!」
「はあああああ!! そんなの!!! 気のせいだろうがああああ!! があああああ!!」
と悲鳴を上げる清田に
「うん、俺もそう思いたいんだ、だが不安があるのは良くない、それを残したままそれを使うのは良くないと思ったんだ、だからね、試した!」
「アガアアアアアア!! 俺か! 俺で試したというのかあああああ!!」
と涙を流しながら今度は片腕が歪な形へと変化を始めた。
望は
「うん、そうだよ、それで君が意識を保っていなさそうならば俺はこれを使ってゾンビ化することにするよ」
とニコリと笑い言った。
清田は
「ぞんdなああああああああ!! 僕はあああああ! ここで終わる人間じゃあああああ!! ぞんなあああああああ!!」
と泣き叫びながらどんどんと体が
ボコボコボコオオ
ズシャア! グシャアア!! ズシャアアアアアアアアア!!
と細胞が変化する音と共に変化した。
そして
『ぐぐぐぐぐうううがあああ!! グヅルウウジイイイイイイイイイイ!! ごどぼぐがあああああああああああ!! じぐじょおおおおおおおお!!』
とやはり声がしていた。
望は
「……チッ! やっぱり意識があるじゃねえか……あーあ! ガッカリだよ! 全く! 使えねえな! やっぱりお前は妹に利用されている方がお似合いじゃないのか?」
と言った。
それを聞いて清田クリーチャーは
『ぎっぎざまあああああ!! ぞれはどういうううううう!!」
「あれ? 気づいて俺を呼んだんじゃないのか? 俺の願いを叶えることで妹を苦しめるつもりじゃないんか……その調子なら俺があの時のカメラマンだってことも気付いてなさそうだな? ああ! 面白かったぜ! お前が俺の妹に利用されて潰れる様はよ!」
とネタ晴らしをした上に煽った。
それを聞いて清田は
『ゆ! ゆ! ゆるざああああああん! じねええええ! 今ここでお前はじねええええ!!』
と叫びながら変形して鎌のようになった腕を使って望を斬ろうとした。
望は
(シャア!! 思った通り! こいつはプライドが高い! こいつを試してゾンビ化が俺の思い通りでなかったらこいつにネタ晴らしをして俺を殺させる作戦! このままいけば俺は死ぬ!! これぞ! 俺の求めた計画! それにこの場で刺されて死ねば意識もなくなりただのゾンビ化だ!! さあああ! 来い!)
と考えて笑いながら鎌が自分を斬り殺すのを待った。
バリバリバリイイイ!! ドジャアアアアアアアア!
「え?」
『え゛!』
そのまま望は攻撃を受けず、清田も攻撃を加えれず落ちて言った。
『「うがああああああああ!!」』
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望と清田のやり取りの最中
5人にも
「まさか……望より先にこっちが出くわすとは」
とアンジェリスは気まずそうに言った。
すると
「レオルド様! 奴らは希咲と一緒にいた奴らです!」
「ほう、希咲と手を組んでセリスターを脅し姫を殺した奴らか」
と言った。
それを聞いて和子は
「いやだなあ、あいつと一緒にしないでよ、私も兵士達を唆そうと何て考えてなかったよ」
と言った。
アンジェリスも
「そうですよ、逆恨みする相手を間違っていますよ、逆恨みなら望にお願い」
と言った。
レオルドは
「貴様等には仲間意識がないんだな……軽蔑するよ」
と言った。
剣子は
「なんだと! 希咲のことは仲間だとこれっぽっちも思っていないが! 他の皆とは仲間意識はあるんだぞ!」
と言った。
アレックスも
「そうだ! アイツと一緒にするな!」
と言った。
レオルドは
「なんだそこの禿は」
と言った。
4人は
「「「「あ、地雷踏んだ……」」」」
と言った。
アレックスは
「はあ? こんな素晴らしいヘアーを禿だなんて! 馬鹿じゃないのか!」
と言って頭を触ると
「……へ、ツルツル……」
と言った。
アレックスは手鏡を見ると自分の頭頂部がトンスラになっていることに気付いた。
そして
バタアアアアアン!
アレックスはその場で再起不能になった。




