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165Dead『望の回想②』

望はカメラの使い方をある程度学んだ。

瑛代は


「さすがお兄ちゃん、教えれば普通に使いこなせるなんて!」


と瑛代は嬉しそうに言った。

望は


「それはお前の教え方が凄いんだよ……さすがお父さんの血を継いでいるな」


と言った。

瑛代は


「何言ってるの? お兄ちゃんも継いでるじゃん」


と言った。

望は


「いや、俺は二人の悪い部分のみ特化したタイプの人間だ……つまりダメの塊なんだよ」


と言った。

それを聞いて瑛代は


「またそんなこと言って……仕方のない馬鹿兄貴だなあ」


と言った。

望は


「お兄ちゃんといつも呼ぶところを見るとやはりわざと呼び方を変えているよな……お前」


と言うと瑛代は


「てへ! バレっちった! 友達の前では馬鹿兄貴って言ってるよ?」


と照れながら言った。

望は


「嬉しくない、そんな照れ……」


と言って取り敢えず帽子を被り望は撮影に挑んだ。


そして、事が起こるまで望は隠しカメラを見ながら待機していた。

そして


「あいつがレイプ犯なのか? 真面目そうじゃないか」


と言った。

すると


「お兄さん? ああ見えて彼は親の権力を使ってやりたい放題ですよ? お兄さんだって好きな子を取られるのは嫌なのでは?」


言われる。

望は


「えっと……」

「京です」

「京ちゃん? あのな、俺は別に好きな子はいないんだよ……何だろうな……何でだろうな……二次元を見てるとなんかリアルの女があまり好みじゃない気がしてくるんだ……まあエロイのは好きだからいいんだけど……エロいから好きって言うのもなんが違う気がするんだよなあ」


と言った。

京は


「フーン、それは別に悪いとは言いませんがエロく感じるってことは大なり小なりリアルの女にときめいているってことですよ? 少しぐらい自分から歩み寄ってはいかがですか? 私とは普通にコミュニケーションは取れてるんですし」


と言った。

望は


「あああ……うん……考えておく」


と言った。

すると京は


「私が住んでいた関西圏では考えておくは断りと同じ意味らしいですが……貴方のそれは断りじゃないと信じておきますよ」


と言った。

すると京は突然険しい表情を作った。

瑛代がお茶に性欲増強剤を入れた後


「行きますよ! お兄さん!」


と言って望もそれを聞いてすぐにカメラの電源を入れて襲うシーンを撮影した。

望は会話を聞いていると


「あいつ……」


と険しい表情になった。

それを見て京は


「さすがにお兄さんだけあって、妹が襲われるのを目の当たりにするとそういう表情をしますよね」


と言った。

望はそのまま


「あのレイプ犯の人生潰しにかかってるんだ……ていうかこれで劇的な生徒会長就任って……まさかレイプ被害者になって恐怖を乗り越えて象徴として二度とこのような悲劇を生まないようにだとか言って同情を誘った会長就任をする気か?」


と言った。

京は


「そっちですか……まあそうですね……さすがにお兄さんだけあって瑛代ちゃんの考えを把握していますね」


と言った。

望は


「俺はお兄ちゃんだからあいつの将来の夢の邪魔をする気はないが……あまりこんなことに巻き込まないで欲しいって考えてはいる……ま、結局後が怖いから手伝わされるんだけど……」


と言ってカメラを回す。

すると京は


「そうですか……ではこっちも出ますね」


と言って望に合図を送った。

そして


「ういうい」


と言って望はカメラを持って立ち上がった。


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無事、証拠映像の確認が終わり後はこれを数週間後ぐらいに発表する。

取り敢えず


「第一作戦成功を祝ってええええええええええ!!」

「「「かんぱああああああああああああああああああああい!」」」

「……乾杯」


と言って京ともう一人奈々子と呼ばれた少女と瑛代と一緒に望は乾杯をした。

望は


「あとこれ……お前に追加で頼まれたお茶の飲み物の回収」


と言って清田が飲んだお茶を渡した。

瑛代は


「ありがとう!」


と言った。

望は呆れたような顔で


「お前は……また人の人生を奪って……」


と言った。

瑛代は


「世界を貰うんだもの、人の人生なんて気にしてられないよ……それに! あいつはいつもあんなことをしてたんだし! アイツの利用している被害者に自分の犯行を利用されるなんて屈辱だと思わない?」


とウフフフフと笑いながら望に聞いた。

望は


「知らんがな……とにかく……抱き枕は忘れるな」


と言った。

瑛代は


「分かってる分かってるって!」


と言って包みを渡した。

望は中身を確認すると魔法少女レイミちゃんのエロエロしい抱き枕を見て


「うむ、良い」


と言って炭酸のジュースを飲んだ。

瑛代は


「さてと、生徒会長就任の準備は完了したし、後は会長になったら最後の打ち上げの準備をしないと!」


と言った。

奈々子は


「ウハハハハ! 瑛代さすが!」


と言って笑いながらピザを食べた。

望は


「まあ頑張れ……俺はいつも通りの日常を送れたらそれでいいから」


と言ってチキンに噛み付く。

だが、瑛代の劇的な生徒会長就任は成功せず、

世界はゾンビの群れに襲われることとなった。


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(なんかごめんな……俺の妹の犠牲になって……あいついつもそうだから……)


と物凄く気まずそうであった。



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