↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

162/470

160Dead『指揮』

望は


「ウッガッダダdギャアアアアアアア!! じにいいいでえええええ!! 死にたい良いい!!! グゲエエエエエ!!」


と血をダバダバと口から吹き出しながら叫んでいた。

ゴーザスは


「離れていろ、レオルド」


と言って剣を構えた。

レオルドは


「奴はゴキブリを使って攻撃をします……気を付けてくだ……!!」


とレオルドは言い終わる前に猛烈な寒気が襲った。

ゴーザスも


「なんだ……この殺気は!!」


とおぞましい殺気を感じる方を目を向ける。


「グガルルルルルルルルル!!」


と口を揺らしながら唸り続けている俊敏性犬がいた。

俊敏性犬は望を守ることを指名としているが

先程のゴーザスの動きは反応出来なかった。

勘が働きすぐに動こうとするが風を切った勢いが俊敏性犬を動かせなかった。

その為、俊敏性犬は望を殺されそうになった怒りと使命感によりゾンビの力を100%開放することが出来た。

それは、体の操作を菌にほぼ支配されたようなもので体中が突然


ボコボコボコオオ!!


と膨れ始めた。

それを見てゴーザスは


「正直あの男はどうでもいい……放って置いてもこの男は死ぬ、しかし今はあの犬だ!! あの犬を殺さないと!」


と言って剣を俊敏性犬はの方に向ける。

望は先程まで大量出血していたが出血の量も少なくなり望は


「ああ……減っていく……何か分からない……でも減る……そして……迫ってくる……暗闇……悍ましくも……待っていた物が……怖い……けど……来た……」


と言って目に生気が消えていく。

すると


「があ!」


と少し吠えた俊敏性犬は


シュン!!


と突然消えた。

ゴーザスは


「!! ど!! どこだ!」


と消えた俊敏性犬を探すと

望の方へといてそのまま


ガブ!


と噛みついた。

すると望の割れていた頭が治り裂けていた目も徐々に治り始めた。

それを見てゴーザスは


「しっしまった!」


と言って俊敏性犬を睨む。

俊敏性犬は


「グルルルルル!」


と唸り続ける。

望は


「……」


死んだと思い込んだのかそれともあまり痛みに気を失ったのか目を瞑っている。

俊敏性犬は


「ガアアア!!」


と言って口を普通の犬ではあり得ないような大きさまで広げて襲い掛かる。


グチャ!


と音が鳴った。


「ク!!」


と言ってゴーザスは手を押さえる。

すると


ブクブクブク!


と手に何か入ったのか突然灰色に変色した。

そして、手を駆け巡るように変異していった。

それを見てゴーザスは


「畜生!」


と言って片手に持っている剣を使って


ザシュ!


と切り落とした。


ブシャアアアアアアアア!


と血が大量に出た後垂れている。

ゴーザスは


「ぐう!!」


と痛みに堪えていた。

それを見てレオルドは


「ゴーザス様!」


と言って駆け寄ろうとするが


「来るな!! この犬は俺が倒す! お前は他の皆にこのことを伝えろ! 俺がヘマした時の為に」


と言った。

レオルドは


「な! 何を言ってるですか! 私も戦います!」


と言ったが


「馬鹿野郎が! あいつ等には指揮するものが必要だ!! お前までここで死んだら誰があいつ等を見るんだ!!」


とレオルドに叫ぶ。

レオルドは


「そんな……」


と言って涙を流す。

ゴーザスは


「頼んだぞ」


と言った。

それを聞いてレオルドは


「それを言うだなんて……ずるいです」


と言った。

レオルドは


「分かりました、でも絶対に帰ってきて下さい!」


と言った。

ゴーザスは


「分かっている」


と言った。

そして、レオルドはその場から走り去った。

そして俊敏性犬は


「……」


とどうやら会話が終わるまで待っていたようだった。

ゴーザスは


「お前はなかなか分かっているようだな……ありがたい」


と言ってニヤリと笑った。

俊敏性犬は


「グルルルルル!! グオオオオオオオオオオオオオオン!!」


と吠えて瞬時に走りそのまま姿を消す。

ゴーザスは


「ク! 相変わらず早い足だ!! だが!!」


と言って目を閉じた。

ゴーザスは俊敏性犬の気配を感じる為に視覚をシャットアウトした。

そして、耳と感覚と第六感で俊敏性犬を感じた。

ゴーザスは


(今……私の周りを走り回っている……私に目で悟られないようにか……いや、私の感覚を混乱させるためか……)


と空気を感じながらその場で剣を収める。

抜刀の準備に入る。

そして気持ちお落ち着かせえて


(未だに周りを回っている……!! 突然壁へとジャンプした! こいつ! 同じ動きから別の動きを加えて混乱させようと! やはりか!)


と考えた。

俊敏性犬はゴーザスにタイミングすらも悟らせないように順不同で移動を繰り返す。

ゴーザス


(タイミングでは分からない……こうなったら殺意が近づいた瞬間を狙うしかない……)


と考えてジッとする。

そして


「ガアアアアアア!!」


と吠える声と共に俊敏性犬は飛んできた。

ゴーザスは


「はあ!!」


と叫んで抜刀する。

そして


グシャ!!


「ぐおおおおおお!!」


と言って俊敏性犬は真っ二つになった。

ゴーザスは


「何とか……なったな……片手は失ったが……」


と言ってその場で座り込んだ。

ゴーザスは


「はあはあ……苦しい……血が足りないのか……」


と言って胸のあたりをさする。

すると


「!! 何だ! 何なんだこれは!! 苦しいどころじゃない! 痛い! 腹から胸にかけて!! ぐうぐぐg!!」


と言って目を開いて胸元を見ると


「な! 何なんだこれはああああ!!」


と言って異様に膨らんだ胸元と腹に恐怖した。

そして


「うがああああおおおおおおおおおおおおおお!! ぐううあああああああああ!!」


と言って


グシャアアアア!!!


と体の中から俊敏性犬が出てきた。

俊敏性犬は


「グロオオオオオオ!!」


と言ってゴーザスの腹から飛び出て吠えた。

ゴーザスは


「な! 何なんだこれは!! どういう!! さっき殺し……!!」


と驚愕な物を見た。

それは俊敏性犬の顔だけであった。

そして、その下は虫の様にカタカタと蠢いていた。

ゴーザスは


「これは……顔だけを剥いで……動かしていたのか……そして、俺が腕を落としたところに入り……グブ!」


と言って血を吐いて倒れこむ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。