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158Dead『一つの技』

俊敏性犬も望を追いかけながらレオルドに距離を開けさせた。

レオルドは


「なぜだ! なぜあんなにまでされてあの男を守る!」


と言ったが俊敏性犬は


「グルルルルルルル」


と唸っているだけであった。

望はその間に100m20秒5の実力を持って逃げていた。


(逃げるんだ!! 殴られると痛い! 殴られるとしんどい! 苦しい! そんなものを味わいたいわけじゃない! 死ぬならともかく! 死にもしないことは俺にとって何にも意味がない!)


と考えながら走り続ける。

望は


(ドっどこか! どこかで戦える手段を見つけないと!! 痛いの嫌だ!)


と考えながら走り望は通り過ぎていく部屋を見ていく。

そして


「!! これだ!」


と言って一つの部屋に入っていった。

俊敏性犬もそれを見て


「ガウン!」


と鳴いて望の入った部屋に飛び込んだ。

レオルドは


「待て!!」


と言って望と俊敏性犬の入った部屋を見た。

レオルドは


「罠か……だが入らなければならないだろうな……」


と少し思ったがすぐに入ることにした。

そして

部屋の中に入ったらそこは薄暗く周りがよく見えなかった。

レオルドはあたりを見回しながら


「希咲! どこだ!!」


と叫ぶ。

すると


「ここだ!」


と薄暗い部屋から望の声がした。

声のする方を見ると悠然と望は立っていた。

望は


「フン! てめえは俺に攻撃出来ないぜ!」


と二ヤ付きながら言った。

レオルドは


「何か策でも講じたか……良いだろう……貴様の策ごと打ち砕いてくれる!!」


と言って拳を握り戦闘態勢を取った。

そして


「行くぞ!!」


と言って踏み込みそのまま望に直進した。

だが望は取られられなかったのか全く動こうとしなかった。

レオルドは


(なんだ……妙だ……だが!!)


と不審に思いながらも拳の勢いを止めることなく望の胸あたりを殴りにかかった。

だが


ゴシャ!!


と音が鳴った瞬間なぜか寒気をレオルドは感じた。

音、感触、感じたことのある嫌悪感がレオルドに即行動を止めさせるだけの力を持ったような感覚。

レオルドは


「きっ貴様……いったい……」


と震えながら望に聞いた。

望は


「何……大したことない……ただちょっとGアーマーを見つけただけだ……いやあ、どこにでもいてくれて助かるよ、ちょっとした隙間から入るとは聞くがこんな罠だらけの場所にも入ってこれるって……スパイや罠解除をする人や盗人よりすごいよ……」


と言った。

レオルドは


「何を……何を言っている……」


と震えながら聞くと望は


「フフ、お嬢さん……震えているよ? 寒いのかい? 俺が温めてあげようか? 俺も初めてだが優しくしてあげるぜ! 大丈夫! きっと筋肉質でも俺は気にしないはずだから!」


と言って頬を染めながら言った。

それを聞いてレオルドは


「貴様……」


と睨みつける。

望は


「やれやれ……冗談の伝わらん奴だ……そういうのって萎えるよねえ! 空気読めよ! 本当にKY!!」


と言ってレオルドを煽りまくる。

望は


「まあいい、どうした? 早く来いよ?」


と言った。

レオルドは


(先程の何かつぶれる音は何だ……明らかに体中の身の毛が立った……私は……私はいったい何と戦っているんだ……)


と冷や汗を掻きながら望を睨みつける。


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ゴーザスは


「やはりここは違うか……別れ道が沢山あるから他の仲間とすぐに合流しないとな……一人一人がかなりの実力だから心配はしていないが……」


と言いながら来た道を戻ろうとした。

すると


『イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』


と誰かの叫ぶ声がした。

ゴーザスは


「これは! レオルドの声!! 一体何が!!」


と言ってレオルドの元へとゴーザスは急いだ。

ゴーザスは


「待ってろ! レオルド! すぐに加勢してやる!!」


と走り続ける。


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望は


「なんだ? 来ないのか? ならこっちから行くぞ? 必殺技行っちゃうぞ?」


と言った。

レオルドは震えながらも


「フン、必殺技だと? そういう奴ほど大したことがないんだ……技は一つ一つが技術であり特別だ……そうやって一つの技に頼り切っているうちは半端者だと私は考えている……」


と言って構える。

望は


「それでは喰らってください……俺の必殺技……Gシンフォニー……」


と言って上着をセクシーに脱いだ。

それを見てレオルドは


「まっまmっまさか……そんな……」


と言って望の姿を見て震えと恐怖が止まらなかった。

望は体中にゴキを這わせておりそれらが一斉に


ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ


とレオルドを襲った。

レオルドは


「ああ……ああああ……イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


と言ってそれらを避け始めた。

望は


「フフ、お嬢さん……一つの技の威力はどうだい?」


と言って勝ち誇った。

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