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151Dead『目の色』

望の時間が少し止まりそして


「……え? 何て? 汚い?」


と不思議そうに大司教に聞いた。

大司教は


「ええ、汚いわ……それはもう」


と見下すように言った。

男は


「まっまさか……そんなにですか……」


と言って望の目を見た。

すると男は


「本当だ……汚らしい」

「き! 汚らしい!! それは酷くね!」


と言って望は反論する。

しかし、大司教は


「いや、汚いわ……見ただけで激しい嫌悪感に襲われたわ」


と言った。

望は


「おい、それは失礼だろ」


と言うと男は見下すように


「まるでゴキブリを砕いてそれをうんこと混ぜ合わせたような色だ」


と言った。

望は


「は! 何だよそれ! 寧ろどんな色だよ!! 馬鹿じゃねえの!」


と言ったが他の人たちも望の目を見た瞬間


「汚い!!」

「うわあ! 目が汚れる!!」

「ふざけるなあああ! 私の息子は5歳なんだぞ!! 貴様! そんな目を見せるなんて! キチガイがあああ!!」


と怒る。

望は


「なんでだよ! 俺何も悪くないだろ! 見せたくなければ見せなければいいだろうが!!」


と反論するが。


「こいつ! 逆切れしやがった!! 何て糞野郎だ!」

「本当よ! そんな汚い目をしている自分を恥じることもないというの!!」


とめちゃくちゃに言われた望は


「なんだよ! 何なんだよ!! もうさっさと生贄にしろよ!! 目の汚さとかもう関係ないだろうが!!」


と怒るが大司教は


パチイイイン!!


と再び望の頬を叩きつけて


「貴方……どこまで性根が腐っているの……最低ね」


と言った。

望は


「怒られる筋合い無くね! お前等が生贄にさせろって言うからそれを受け入れたのに! それはないだろうが!!」


というが大司教は


「まだ分からないの……貴方みたいな汚れた目をしている人間が純真な心を持っているわけがないじゃないですか……そんなことも分からずに生きてきたことを一生恥じて後悔しなさい、そしてもう少しで世界を滅ぼしそうになったことを悔やみながらゴミのように死になさい」


と言った。

望は


「は!! なんだよがああfかdjぁじゃぁあああああ!!」


ともはや言葉を話さずただただ大声で叫びながら心の不満をぶちまけた。

すると


プツン


と縄が切られた。

望は


「ああああ!!」


と言って後ろを見ると俊敏性犬がいた。

望は


「ああ! 何だゴラ!! 見てんじゃねえぞ! 糞犬が!」


と言って八つ当たりする。

俊敏性犬はいつも通り


「クウウン」


と寂しそうに鳴く。

すると望は首根っこを掴まれて


ポイ!!


とそこら辺に投げ捨てられて


「二度と来るな! この疫病神が!! お前なんてどこかで野垂れ死ね!!」


と大司教は怒鳴り後ろを向いて立ち去った。

他の村人も


「全く、迷惑な野郎だ」

「ああ、世界が救われると思わせやがって……ふざけやがって」

「ああいう馬鹿がいるから世界から不幸が無くならないのよ」


と言って望を必要以上に侮辱して帰っていった。

望は


「……」


と黙ったまま頬を押さえていた。

アンジェリスはただ一人


「えっと……さすがにごめん……なんかごめん」


と気まずそうに言った。

望は


「フフフ……」


と少し笑っていた。

アンジェリスは


「えっと……望?」


と聞くと望は


「いいだろう! てめえら!! 俺の本気を見せてやる!」


と言って息をスウウ! と吸って


「ゴキブリ共おおおおお!! こいつらを喰らい尽くせえええ!!」


と言った。

アンジェリスは


「……何してるの……ゴキブリを対話出来るって言うのは比喩でしょ? そんなこと本当に……」


と言っていると


ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ!!


大量の羽の音がした。

アンジェリスは


「え……」


と言って後ろを向くと見たことない数のゴキブリ達がこちらに飛んできた。

アンジェリスもさすがに


「ちょ! あの数で噛まれていったらさすがに死んじゃ!」


と言うとゴキブリ達は大量に村へと入っていき


「ヒャアアアアアア!!」

「いああああめえろおおおおおおお!!」

「いだいいだいぢあいいいいい!!! あがあだああああああああ!!」

「たあえだdがあずkげえでえええええ!!」


と大量の悲鳴と共にゴキブリに集られていく村人が見えた。

そして、集られていた人からゴキブリが去るとミイラの様に体の肉片の残ったような状態の村人が震えながらその場で倒れて動かなくなった。

大司教も


「や……やはり……あの男は疫病神……」


と言ってその場で倒れこみゴキブリ達に喰い尽くされた。

近くにいた男は


「大司教様!! 大司教様! うわああああああ! なんでこんなことにいいいいいい!! やはりあの男は!! くぞおおおおおおおおおおお!! !! うわ!! 来るな! くるなああがばばばbdjかああああ!!」


と言ってそのまま集られて死んだ。

アンジェリスは


「あわわわわわわわ……」


とさすがに震えていた。

望は


「うむ、あの時に使えるようになった技で初めて使うが……良いシンフォニーを奏でる……心の底からのドス黒い何かが排出されるかのようだ……良いぞ……もっと流せ……悲鳴と言うシンフォニーを……」


と病んだ目で望は言った。

アンジェリスは


(うおおおおおお!! ヤベえええ! こいつこんな技使えるのかよおおおお!! ただの自殺志願者じゃねえのかよおおおお!! ヤベえええ!!)


と悲鳴を上げそうになりそうになるが無理矢理押さえながら心の中で思った。

望は


「アンジェリス……」


と声を掛ける。

アンジェリスは


「ひゃい!!」


と震えながら返事をすると


「もう行こう……」


と望は歩いて行った。

俊敏性犬は


「ガウン!」


と言って付いていった。

アンジェリスも


「ま! ちょ! 待ってよおおお!!」


と言って付いていった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 俊敏性犬、ゴキブリを従えてる望は実質最強じゃない? 英代と組んで世界征服できるぞ普通に
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