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141Dead『Dead・Of・The・G・House』

アンジェリスはゴキブリの大群の中に入っていき


「望! 大丈夫! うgぶ!! ヤべ! ふちは言った!」


と言ってそのまま口に入ったゴキを


「おえ!!」


と吐き出す。

そして、そのまま望を探し続ける。

すると一つだけゴキが寄り付かない空間が見つけた。

そこに望がいた。

アンジェリスは呆れながら


「あんた……ゴキブリにすら敬遠されてんの……」


と言われた。

望はムッとして


「はあ! ちげえし!!」


と言い返した。

だがアンジェリスは


「だって望の周りを取り囲んでいるけどなんかあんたに近づいていないじゃない!」


と言った。

望は


「そんなことはない、奴らとて生き物だ、心を通わせれば彼らだって分かってくれるんだ」


と言って胸に手を当てながら優しく言った。

アンジェリスは


「何言ってんの……虫と対話したの……ゴキブリと……ある意味さすがね」


と言った。

望は


「あれは俺が幼少の頃だった……」


と懐かしそうな表情で言った。

それを聞いたアンジェリスは


「おい! ちょっと待て! こんな状況でお前いきなり回想に入ろうとするな!」


と怒られた。

だが望は


----------------------------------------------------------------------------------


12年前


「二人とも! 今からゴキブリに慣れるわよ!」


と望と瑛代の母紗千奈は言った。

望は


「ゴキブリって……あのゴキブリ?」


少し青ざめた。

瑛代は


「うん!! 女帝になる私が虫という弱点を残すと危ないからね! せめて演じている弱点ならともかく本当の弱点はダメ!」


と言ってやる気満々だった。

望は


「ええ、嘘だろ……瑛代やる気……」


とゲンナリとしていた。

瑛代は


「お兄ちゃん、ゴキはいつでもどこでも出て来るから今のお母さんの授業で慣れた方がいいんじゃない?」


と言った。

望は


「うぐ!! まあ確かに大人になると他の虫も苦手になるって聞いたことある……ダンゴムシじゃダメ?」


と紗千奈に聞くが


「ダメ、それ今触れる虫だからでしょ? 大人になると触る人は少なくなるけど今ゴキに触れるようになったら大体の虫は苦手意識が無くなるわ! 多分」


と言った。

瑛代は


「じゃあ! 行こう! ゴキブリの元へ!」


と言って紗千奈についていった。

望も


「……俺って何のメリットがあるんだろう……」

「ゴキ退治出来たらハーレム築けるわよ!」

「行く!!」


と望は紗千奈について行った。

そして


「ようこそ! Dead・Of・The・G・Houseへ!!」


と紗千奈は笑いながら言った。

その中から


ブウウウウウ!! カサカサカサ!!


という音が漏れていた。

望は


「……何匹いんの……」


と呆然としながら聞いた。

紗千奈は


「たいだい……Gの満員電車よ」


と言った。

望は


「いや……具体的な数字を……」

「とにかく!! この試練を乗り越えないと昆虫食の試練へと行けないわよ!」


と紗千奈の言葉に


「ちょっと待って母さん! その試練今初耳なんだけど!」


と言った。

瑛代は


「お母さん! 私はきっとゴキブリ耐性をつけてそして必ず昆虫食をマスターしてみます!!」


と言った。

望は


「ああ……もうこれ逃げれないパターンだ……てか俺等ゴキブリに食われたりしないよな?」


と聞くと


「それは自分の身は自分で守る方向で!」


と言った。

望は


「おい! それ本当に大丈夫なんだろうな! ヤバかったら児童保護に逃げ込むからな!」


と言った。

瑛代は


「もうそんなの良いから! 開けるよ!」


と言った。

望は真っ青になり


「や! ちょ! まだ覚悟が!」


と言ったが


バタン!!


ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


望に地獄が襲った。


----------------------------------------------------------------------------------


そして数時間後


「ハ!! ヤ!!」


と瑛代はゴキが近づくとすぐさま素手で掴みそれを投げたり拳で潰したりしていた。

紗千奈も


「ふ!! 瑛代! さすがは我が娘!」


と言ってゴキを掴みそのまま握り潰してゴミ袋に入れて行った。

そんな中望は


ブブブブブブブブ!

カサカサカサ!!


と体中に集られていた。

それを見て瑛代は


「……お兄ちゃんさっきから声しないけど大丈夫?」


と聞くと紗千奈は


「……お兄ちゃんのことは忘れなさい」


と言った。

瑛代は


「……仕方ないね」


と言った。

すると

望に集っていたゴキ達が全て望から離れて行った。

望は目を瞑り手を合わせていた。

紗千奈は


「……望?」


と聞くと望は


「悟った……ゴキは……対話出来る」


と表情を朗らかにして言った。

それを聞いて紗千奈は


「そう……到達したのね……ゴキブリの境地へと……」


と笑った。

瑛代は


「そっそんな……私では辿り着けなかった場所へと……お兄ちゃんは行けたって言うの……」


と少し悔しそうにした。

望は


「フフ、今じゃゴキはもはや怖いものではない……彼らも生きている……彼らの歴史を感じるよ……」


と言ってゴキが望の言葉を理解するように手へと乗った。

紗千奈は


「フフ、それは良かったわね」


と言って褒めた。

その後、瑛代も望と同じことをした。

瑛代は5分で辿り着けた。


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