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140Dead『自覚なし』

和子は


「ああもおお! 怖かったああああ!」


と言って胸を撫で下ろしていた。

剣子は


「全くだ、女を自分の玩具の様に扱おうとするなど、鬼畜外道だ」


と言った。

アンジェリスは


「まあ何とかなったんだし良いじゃない!」


と言ってそれを聞いて和子も剣子も


「そうだね! アハハハハハ!」

「そうだな! ハハハハハハ!」

「良かった良かった!! アハハハハハ!」


と笑い合っていた。

それを聞いていたアレックスとレベッカは


(え……何こいつら……)

(こわあああ!! 何! 何々!! 私達が思っている以上に何か……なんかおかしい!!)


とゾッとしていた。

すると望が


「ねえ、聞いた~? 怖かっただってええ……ドン引きですよねえ……自分達が何をしたのか分かってるかあ? あいつらああ……同じ人間とは思えない……」


とボソっと言った。

それを聞いてアレックスは


「いや……あいつらが怖いのは分かるがお前はそれを凌駕しているからな……いや怖いというよりお前の場合は狂っているからもうそれほど気にしちゃいけないが」


と呆れ顔で言った。

レベッカも


「そうよ、どの口が言ってるの……言っておくけどあんたの方が明らかにドン引きだからね……」


と同じく呆れ顔で言った。

それを聞いて望は


「え!! どうして!! 俺はどっからどう見てもあいつ等より良識あると思うんだが!」


と結構真面目な表情で言った。

それを見てアレックスは


「あれを真面だと思っているのだったらお前の心事態がすでにおかしいってことだ……残念だったな」


と言った。

レベッカは


「そうね……あなたは会った時から変だったとは思っていたけどまさか会う前から変だったなんて……」


と言った。

それを聞いて望は


(え! 嘘!! 俺変なの!! 現代的考えから言っても俺は結構この状況で真っ当な判断をしてると思うんだけどなあ……だってこんな何もかもが壊れた世界で現代の無気力な若者が生きて行こうとだなんて思うわけないし……明らかにゾンビ共だってすべてを掃討するまでは安心出来ないしこんな世界でやり直しなんて明らかに怠いだろうしまず死を選ぶもん……そうか! 俺はそれを言ってないからおかしいと思われてるんだ!! それさえいえば俺の行動もおかしいだとか狂ってるだとか言われ……)


と思いアレックスとレベッカを見るが


(いや、止めておこ……言ったら和子と剣子とアンジェリスみたいに邪魔されかねないし……)


と考えて真実を伝えるのを止めた。

そして


「まああいつらはおかしいってことは思ってはいるんだね?」


と聞くとアレックスとレベッカは


「まあ……そうだな……」

「まあこんな世界だしょうがないとは思うんだけど……」


と言った。

それを聞いて望は


「だったら俺が言ってきてやるよ!」


と言って和子達の方へと走っていった。

それを見て


「「論破されるだろうな……」」


と予想した。

望は和子達の元へ着いて


「お前等の会話はおかしいい!!」


と言った。

それを聞いて和子と剣子とアンジェリスは


「「「お前よりかはマシだ」」」



と言い返した。

望は


「いや! お前等おかしいしヤバいって! 人の首筋にマジギレズッパアアアンを突き立てたり銃で脅したりいちいち言わなくていいことを言ったりしないから!」


と言った。

それを聞いて和子は


「普通の人は自殺するために外道なマネは取らないんだけど?」

「そうそう、それに犬蹴ったりしないよねえ! 俊敏性犬!」

「ガウン!」


と俊敏性犬は鳴く。

望は


「てめえは犬じゃねえだろうが!!」


と言って俊敏性犬に怒鳴る。

俊敏性犬は


「クウウン……」


と元気がなくなる。

するとアンジェリスは


「もう! そうやって怒鳴らないでよ! うるさい!」


と言って望の脛を蹴った。


「い!! つ!」


と言って望は足を押さえる。

そしてそのままレベッカとアレックスの方へと下がった。

そして


「ダメだあいつ等……自覚がない……手遅れだ……」


と望は二人に言った。

アレックスは


「ああ……お前とは違う方向に品曲がるとは……」

「でも……逞しいと思えば希咲よりかはマシだと思うわ……」


と言ってプラスに見た。

望は


「俺に対して冷たすぎない……」


と言ってゲンナリした。


そしてそのまま進んでいくと


「あ! なんか農場みたいなのがある!!」


と望が言った。

それを見て和子は


「牛の乳とか取り方知らないんだけど?」


言われた。

剣子は


「私も出来ないなあ……」


と頭を掻き残念そうに言った。

アンジェリスは


「ああ、私は捌くのも乳しぼりも出来るけど……生きてるの?」


と聞いた。

望は


「それは知らんが……てか……捌けんのかよ……俺は乳しぼり出来るけど……昔母さんの実家で……」


と言った。

そして、取り敢えず皆農場みたいなところへと行った。

そして、周りを見たがどこにも牛はいなかった。

望は


「これは野生の勘で逃げたのかな……」


と言った。

アンジェリスは


「それはあるだろうけど……多分ゾンビ化してるって可能性もあるんじゃない?」


と言って色々と探っていた。

そして望は


「あ、ここに扉ある!」


と嬉しそうに扉の方へと向かった。

レベッカは


「こら!! ゾンビがいるかもしれないのよ!」


と言った。

それを聞いて和子と剣子とアンジェリスは


(((ああ、それが狙いか)))


と悟った。

そして、望はレベッカの注意を無視して扉を開けた。


カサカサ!! ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!


大量のゴキブリが望を包み5人を襲った。


「「「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」」」


と悲鳴を上げて4人は逃げた。

アンジェリスは


「全く」


と呆れて望の方へと向かった。

和子は


「アンジェリスちゃん!! ゴキ平気なのおおおお!!」


と悲鳴を上げながら逃げる。

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