139Dead『成長する子供達』
ゴツイ男はピクピクと痙攣をして血を頭から吹き出した後動かなくなった。
ピアスの男は
「あああああ!! そsっそそそおおんなあああああああ」
「いやだああああ! アニキイイイイイイイイイイ」
と涙を流しながら震える。
和子は
「じゃあ通るけどいいよね? こっちが勝ったんだから」
と言った。
それを聞いてピアスの男は
「……糞!!! くぞおおおおお!! こんなはずではああああ!!」
と言ったが
「さっさと通せ」
と剣子が刀を抜いてヒョロイ男の首筋に当てる。
ヒョロイ男は
「ヒイイ!」
と言って冷や汗をかいてその場で震える。
ピアスの男は
「な!! 何故!! そいつを!!!」
と言って睨みつける。
剣子は
「知ってるか? 人って自分が死ぬよりも人が死ぬ方が意外と苦痛なんだぞ? まあ利用しているだけならばそれはないんだがゴツイ男が死んで泣いているのを見てそれはなさそうだと思ったよ……」
と言った。
ピアスの男は
「フン! いいぜ! 殺せばいい!」
と言った。
すると剣子は
「分かった」
と言って肩を
ブシュ!
と少し斬りつける。
「イガアアアアアアアア!!」
とヒョロイ男は血を垂らし悲鳴を上げる。
ピアスの男は
「クウ!!」
と言って震える。
和子は
「もし本当に平気ならこっちには銃があるよ?」
とピアスの男の頭の横に銃口を突き付ける。
ピアスの男は
「うう!!」
と息が詰まるように真っ青になった。
アンジェリスは
「どうする? こっちはそっちを全員殺してでも通るけど? そうね? 命が欲しかったらここを通してくれる? おや? 立場逆転だね?」
と言って笑う。
アレックスは
「どうしよ……子供って狂気の世界に生きていくとそこに適応でもするのか……」
と真っ青になった。
レベッカも
「ででっでも……まあ仕方ないのかもしれない……寧ろこの方がこの世界では一番良いのかもしれないわね……私達はあの子たちに人としての感情を忘れてほしくないと思っていたけど……それは私達の我儘だったのかもしれないわね……」
と先程まで和子や剣子やアンジェリス、ついでの望の人としての感情を心配していたがそれは間違いではないという心境が生まれ始めていた。
ピアスの男は
「わっわっ分かった!! お願いだから助けてくれ!! 死ぬのお殺されるのを見るのも! もうやだああああ!!」
と言って涙を流していた。
アンジェリスは
「素直でよろしい、大丈夫、今まで命乞いした人の心をどれだけ踏み躙ったとかそれを殺したり犯したりした人達にも思ってることだとか確かめたりしないから! 通して貰えるなら私達はそれでいいよ!」
と笑顔で言った。
それを聞いてピアスの男は
「kぐうああああ!!」
と言って呻く。
望は
「糞……この糞が……」
と言って
ドスン!
とゴツイ男の死体を蹴り退かした。
明らかに機嫌が悪いのを見てアンジェリスは
(ああ……面倒なこと言わないでくれると嬉しいな……)
と淡い期待をするのであった。
そして
「じゃ……通るけど……迷惑料として何か食べ物も貰えるかな?」
と和子が言った。
ピアスの男は
「はあ!! 通すだけで良いって言っただろうが!!」
と言った。
すると和子は
「トノサマバッタ分だよ!! さっさと寄越せ!!」
と乱暴に怒鳴った。
ピアスの男とヒョロイ男は
「「わっわっううわがりまじだあああああああ!!」」
と言って慌てて荷物の方へと向かった。
そして、中からチーズやパンや油や卵を貰った。
そして
「じゃ、これ入れて行こう」
と言って荷物の中に和子が入れて
「では出発しよう」
と言って剣子が城門を開けた。
望は
「はあ……全く……」
と面倒臭そうにしながら入っていく。
和子もアンジェリスも黙ったまま入っていった。
アレックスとレベッカは
「子供達が逞し過ぎないか?」
「私達の立場もなんか……まあいいわ!」
と言ってどこか納得して入っていった。
そして、二人は
「糞!! なんでだよ!! アニキ!! 仕掛けは完ぺきだったろ!」
「どうして仕掛けが作動してないんだ!! おかしいだろうが!!」
と泣きながら文句を言っていた。
そして、ピアスの男は銃を持った。
「あのガキを見る限り仕掛けに気付いていたようだった……だからこそ先に撃とうとしていた、ブラフと言う可能性はない……俺等も兄貴も沢山の人の表情を見たが見間違えじゃねえ……明らかに先に銃を撃つと言われて動揺していた……」
と言って銃のシリンダーを開いて調べた。
そして、ピアスの男は
「ああ……あああああ……ウワアアアアアアアアアアアアア!!」
と言ってその場で銃を落として悲鳴を上げる。
ヒョロイ男は
「ドっどうした!」
と言ってその場で震えるピアスの男に聞いた。
ピアスの男は
「そっそっその……銃……シリンダーに……見てくれ……」
と言って真っ青になっていた。
ヒョロイ男は銃を拾い見ると
「な……なんで……こんなの……おかしい……」
と言って震える。
ヒョロイ男は
「なんでシリンダーに五発入ってんだよおおおおおおおおおおお!!」
と言った。
ピアスの男は
「あの目……本当に撃つ気だった……あのガキ……撃つつもりだった……それは確実に間違えようがないぐらいに……何を……何を考えているんだ……」
と言って震える。
ヒョロイ男は
「きっっきっキチガイ目……」
と言って口を手で押さえた。




