138Dead『ゲーム』
望は頭を殴られて気絶した。
そんな中
「糞が!! さっさと女を寄越せ!! 犯らせろ!!」
と獣のようにゴツイ男が言った。
和子は
「こいつ……」
と言って拳銃に手を置いていた。
それを見てレベッカは
(まずい! 和子に!! これ以上人を撃たせるのはまずいかもしれない! 全く躊躇が無くなってきてる!!)
と考えた。
そしてレベッカは
「和子……すぐにそれを使おうとしないで……少し話し合いましょう」
と言った。
和子は
「いや、こういう奴らは話が通じないでしょ? ならさっさと……」
と言って撃つことを断行しようとしていた。
レベッカは
「ダメ……もう少し待って……私とアレックスがそういうことはするから」
と言った。
それを聞いて和子は
「……分かった」
と言って不満そうにしていた。
アレックスもその表情を見て
(まずいな……かなり和子の人としての感情が薄れてきているのかもしれない……)
と少し恐怖していた。
ゴツイ男は
「おい! どうした!! 通りたいのか! 通りたくないのか! どっちだ!」
と言った。
レベッカは
「物を渡すのも私達が犠牲になるのも嫌なんだけど? それにそこは貴方達が管理してたわけじゃないんでしょ? こっちは武器も持っているわ……痛い目に合いたくなかったら……」
と言いかけたときヒョロイ男は
「こっちも武器は持ってるぜ! お前等が武器を持っていることはお見通しだ!! そっちが人数多いがそれでもどちらかは絶対に被害が出るぜ? さあ! さっさと渡した方が命は保障されるぜ!」
と言った。
アレックスは
「糞……引く気はないか……」
と拳銃を構えた。
ゴツイ男は
「ほう! 俺等と殺るってのか! 面白い!」
と言った。
するとヒョロイ男は
「おい! アニキ! あっちは人数がいるぜ! さすがにこっちが不利だぜ!」
と言った。
それを聞いてピアスの男も
「そうだぜ! 俺死にたくねえぞ!」
と言った。
するとゴツイ男は
「ぐうう……じゃあどうするんだよ!」
と言った。
するとヒョロイ男は
「ならゲームで決着しようぜ!」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「ゲーム? 何?」
と聞くとヒョロイ男は
「そっちは違法で通行料を払わないといったんだ! ならこっちの指定するゲームでそっちが勝ったら通る! 俺等が勝ったら通行料を倍に貰うはどうだ!」
と言った。
アンジェリスは
「はあ! そっちが指定するのに何でそっちが倍に通行料貰うのよ! おかしいでしょ! それにそこは別にあんた達が勝手に独占してるだけでしょ! 偉そうに! 普通に通行料払うにしなさいよ!」
と言った。
するとゴツイ男は
「ほう! ならゲームは参加するのかい?」
と言った。
アンジェリスは
(分かってはいたけどこいつらゲームをして私達に通行料を払うように断行してるわね……ゲームという少し可能性があるものを提示して逃げれないようにするのが多分目的ね……そういうゲームだとやっぱりこいつらにとって有利なゲーム、つまりイカサマがすでに完了しているゲームね……)
と分析した。
それを聞いてレベッカは
「げっげゲームって……何をするの?」
と聞いた。
すると男は
「ロシアンルーレットだ! 弾はそっちが入れれば良い!」
と言った。
アンジェリスは
(なるほど……命懸けのゲームね……そっちは何人かすでに殺しているからビビらない……そしてこっちが撃つときに仲間が死んで放心状態にさせて乱暴するって寸法か……はあ……このゲームあいつ絶対に聞いて……)
「やるうううううううううううううううううううう!!」
と望が飛び上がるように起き上がった。
(((やっぱり)))
と和子と剣子とアンジェリスは同時に思った。
レベッカは
「きっ希咲!! 何を考えているの! どんなゲームか分かってるの!」
と言って起こるが望は
「嫌だ嫌だ嫌だあああああああああああああああ!! やああありいいいいいたああああいいいいいいいいい!!!」
と言って声を張り上げて叫んだ。
アレックスは
「う! うるせえええ!」
「ちょ!! うるさい!」
「糞!!! 声量がすごい!」
「もう!!」
「耳痛ああああ!!」
と5人は耳を押さえた。
男達も
「な! 何なんだ!! こいつ!!」
「うおおおお!! うるせえええ!」
「こいつ頭大丈夫か!!」
と耳を押さえる。
そして
「分かった! わかったからお前がやれ!!」
とアレックスが言った。
それを聞いて望は
「やったあああ!」
と言った。
すると
「い……いいだろう……来いよ、俺が相手してやる」
と言ってゴツイ男が言った。
レベッカは
「アレックス! 勝手なこと言わないで!」
と言ったが
「いや、言わないとこいつうるさいままだろ……」
と言った。
レベッカは
「……」
と黙ったままであった。
そしてゲームは始まる。
「さて、装填しろ」
とゴツイ男は言った。
望は
「何発でもいいの?」
と聞いた。
ゴツイ男は
「ああ! いいぜ!」
と言った。
それを聞いて望は
「やった!」
と言った。
そして望は隠れて弾を6発装填した。
そして
「はい! 回すの?」
と聞くとゴツイ男は
「ああ! そうだ! そっちの男! 回していいぜ!」
と言ってアレックスはシリンダーを回した。
そして
「よし!」
とゴツイ男は
(馬鹿め! その銃は必ず一発出る前のところに行くように改造してんだよ! そっちが先のうとうとすればこっちが撃つ! そして全発装填していたら先に俺等が撃てと言う! 言い訳としては)
と望が
「じゃ! 先に撃つね!」
と言って銃を持とうとするとゴツイ男は
「おっと! 先は俺だ! そっちに装填とシリンダーを回す権利を与えたんだ! 当たり前だろ!」
と言った。
それを聞いて望は
「え!」
と言った瞬間アレックスの手から銃をゴツイ男は奪った。
そして自分の頭に銃を向けた。
「ちょ!!」
と望は焦ったように見ると
ゴツイ男は
(フン! バレバレなんだよ! こいつ表情に出るタイプだな! 多分こいつ銃の仕掛けに気づいたのか? 結構目はいいじゃねえか! だがそれだけじゃ駄目だぜ! 俺の勝ちだな!)
と笑いながら嬉しそうに引き金を引いた。
バアアアアアアアアアアン!!
(あれ……頭から空気が……ながれ……ふわふわ……す……)
バタアアアアアアアン!!
「「アニキイイイイイイイイイイ!!」」
ゴツイ男は死んだ。




