133Dead『攻撃』
瑛代は言った。
『いいか!! 兵士諸君! これを機に私は本格的にこの星の地球を支配するつもりだ!! 今この世界はレイビン家のバイオテロによって国境や政治! そして理念までもが壊れ始めている!! だからこそチャンスなのだ!! 今や敵はレイビン家のみ! どうせ他の国などはすでに降伏しているか壊滅状態だ!! つまり敵であるレイビン家を滅ぼしてそしてバイオの力を我が物にし! そしてこの地球と言う存在そのものの支配権をこの私! 希咲瑛代が頂くのだ!! その為に君達にはこの船に乗り協力を要請する!! その恩恵として私の支配する地球での安住を許そうではないか!!』
と宣言した。
それを聞いて隊長は
「な! まああ!! まさか! 瑛代という女! 世界を奪うとかではなく! 滅びに向かっているこの地球そのものを支配するだと! そんな!! まさか!!」
と動揺していた。
しかし
「しかし隊長! この世界! いや、この星の政権や人類文化! それらが滅んでいるのは確かです!! つまりこの地球という星は今レイビン家以外の者が支配出来る状態ではありません!!! つまりこの世界を支配しつつあるレイビン家を打ち倒せば!」
「自動的に打ち倒した者が支配を握るということか……」
と悟った。
すると
「待てええええええ!! 君達! その女の話を聞く必要はない!! この世界はレイビン家が支配する! つまりその女に支配することはない!」
と数人の白衣を着た男達が言った。
それを聞いて
「だっ誰だ!」
と隊長が聞くと
「私はレイビン家の研究者! ラーザーと申します! 以後よろしく」
と言った。
ラーザーは
「皆の者! あの子娘達に何が出来る! どうやって君達に安住を提供するというのだ! たかが子供の意見なんぞ聞く必要はない! こんなに有利な戦いを進めているレイビン家に着くことをお勧めする!! あんな小便臭い小娘のお所にいれば確実に君達は不幸になるぞ!」
と言った。
それを聞いて兵士達は
「! まっまさか……だが相手は子供……」
「確かに……いくら何でも子供にいったい何が出来るんだ……」
「大人の力には敵わない……況してやレイビン家だ…ゾンビパンデミックを起こした元凶に勝てるはずがない……」
と言って不安に煽られた。
ラーザーは
(いいぞ……所詮はガキだ……相手がガキであるということは舐められて当然だ……ガキには基本力はない……そんな先入観がある為基本同等に扱われることはない! それに我々が大人であるという先入観故の説得力と確実にこっちが有利という情報を与えればこっちに着くのは明らか! それに奴らとて子のゾンビ共を取れないことはマイナスだ! そして常に弱い! 心そのものがな! 今までゾンビを殺してきたんだろうが人を殺す事は慣れていないはず! 必要があれば殺すという通信を聞いたがハッタリに決まっている! それさえ突けば!)
と考えた。
子供という弱さという現実により隊長は
「確かに……レイビン家に着いた方が……いいのか……だが実験動物になる可能性が……」
と現実的な不安も持っていた。
するとラーダーは
「その辺は大丈夫だ、同意書に署名してもいい、君達の血液を採るぐらいで実験動物にするものか! それにこんなに素晴らしい戦力があるのにそれを見す見す見殺しにするなど馬鹿がすることだろ!」
と言った。
それを聞いて隊長は
「そっそれなら……そっちの方が……」
と揺らぎ始めた。
ラーダーは
(よし! こっちに向いた!! 間に合ってよかった! さああ!! 慌てろ!! 恐れろ!! 戸惑え!! そしてそいつらを失えばどうしようもないことを自らが吐露するんだ!! どうせこいつらがいなければ貴様等なんぞ何も出来ない事実を伝えれ呆れられろ! ただ利用しようとしていたことを知らしめて幻滅されるといい!)
と考えて笑った。
すると瑛代は
『そうか……そっちに着くのか……大砲用意!!』
と声がして船に合った大砲がゾンビ兵士と研究者達に向いた。
それを見て隊長は
「へ……え……」
と唖然とした。
ラーだー達も
「まっまさか!」
「こっちを狙っている!」
「馬鹿な!」
と慌てた。
するとそれが聞こえたのか瑛代は
『?? 何がおかしい? いずれ敵になる者を今ここで殺す事に何の疑問がある? おかしくはないだろ?』
と言った。
それを聞いてラーダーは
「きっ貴様等は! 人を殺す事に躊躇がないのか!」
と聞いた。
瑛代は
『は? 当たり前だろ? 舐めているのか?」
と聞いた。
ラーダーは
(糞! まさか!! だが!)
と思考して
「それでは! このゾンビ兵士達がいないと貴様等は困るんじゃないのか!! こいつらが欲しくて交渉をしに来たんだろ! 今ここで交渉するのがお前らのするべき選択ではないのか!」
と聞くと
『?? 何を言ってるんだ? 敵になるんだろ? ならいらん、今ここで殺すまでだ……いつでも殺せるがせっかくだ、ここで殺そうと思ったまでだ』
と言った。
ラーダーは
(ば! 馬鹿な!! 何を言ってるんだ!! ここは普通何が何でもゾンビ共を引き入れるんじゃないのか!! これじゃこいつらまるでもうすでに我々を殺すすべを持って……まさか……本当に……)
と震えた。
隊長は
「ちょ! ちょ!」
と慌てる。
瑛代は
『?? どうした? もう何も言いたいことはないなら撃つな? そうてえええん!!」
と言って
ガシャン!!
と大砲の弾の発射準備を整える。
その音を聞いて隊長は
「待ってくれ!! お願いだ!」
と言った。
それを聞いて瑛代は
『何? 何かあるの? あるならさっさとお願い……最後の遺言くらいは聞いてやる』
と言った。
隊長は
「こっここで俺等が敵になれば本当に撃つのか……まだ……レイビン家に着くとは決まってないんだが……」
と震えながら聞いた。
瑛代は
『? そうなの? なら10秒やるから決めて! 10!』
「!!」
と言われて隊長は焦った。
(ドっどうする! 今レイビン家に入れば確実に殺される……運よく生き残ってもあいつらには何か策が……)
『9・8!!』
いきなり秒数が早くなった。
「な! もうちょ!」
「6・7・5!!」
とどんどん秒数が早くなり隊長は
「そっちに着きます!!」
と言った。
兵士達は
「たっ隊長……」
と兵士達は涙を流しながら隊長を見た。
隊長は
「すまない……レイビン家……あっちに着く」
と言って兵士達と一緒に一気に船に飛び移った。
そして
『撃てええええええええ!!』
と瑛代は言った。
ラーダーは
「え!」
と言った瞬間
兵士も隊長も全てが飛び移った後にすぐさま大砲で攻撃した。
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
そして土煙が立ち上がり
「ああ……ああがああ……」
ラーダーは体が半分失っていた。
そして
『ふむ、まだ生きていたか……撃てえええ!」
と言って再び一発大砲が撃たれた。
そして
ラーダーは粉微塵になった。




