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122Dead『決闘決着:運命』

望の言葉に


「グウウウ!!」


とセリスターは唸っていた。

望の言葉を言えば自分のプライドはズタズタになる。

しかし、ラザーナ姫の命には代えられるものではない

その為、セリスターは


「……私は騎士という称号をチラつかせた下賤でチンケな人間です……この卑怯者の私に敗北という二文字を受け入れさせてください希咲様」


と悔しそうにボソっと言った。

望は


「……? ……え! 今の! 聞こえねえだろうがあ!! ちゃんと言えよボケ!!」


とさすがに望は怒った。

セリスターは


「きっ貴様! 私はちゃんと言ったぞ!! 認めたらどうだ!! それなのになぜいちゃもんをつけるんだ!!」


と言った。

だが


「いや! さすがに今のはダメでしょ!! 全然聞こえなかったし!」


とアンジェリスが思わず叫んだ。

それを口火に


「そうだそうだ!! 舐めてるのか!」

「やっぱりお前ら騎士共は俺らのことを侮ってるんだな!! 侮辱しやがってええええ!!」

「貴様らはそういうやつだよ!!」


と文句を言った。

騎士達は


「何を言っている!! ふざけるな!! お前が人質を取らなければこんなことにはならなかったんだ!」

「そうだ! ふざけるな!!」


と罵倒が飛ぶ。

ラダーも


「我々の誇りを侮辱し! さらに騎士団が誇りを捨ててまで言った言葉をもう一度言えというのか!!」


と怒った。

望は


「だあああかああらあああああああ!! 聞こえねえええんだよおおおおおお!! バカかああああああ!! ふざけやがってええええ!!! ああもう離しそう! お手てプルプルうううう!!」


と今にも手榴弾を離そうとしていた。

セリスターは


「!! ク!!」


と言って再び跪き頭を垂れて


「私は騎士という称号をチラつかせた下賤でチンケな人間です……この卑怯者の私に敗北という二文字を受け入れさせてください希咲様」


と言った。

望は


「……もうちょっと大きい声で」

「私は騎士という称号をチラつかせた下賤でチンケな人間です……この卑怯者の私に敗北という二文字を受け入れさせてください希咲様!!」


と悔しそうに大きい声で言った。

望もは


「ふむ! 良い! これはなかなか癖になるぜ!! ははは!」


と嬉しそうにした。

ラザーナ姫は


「ごめんなさい……ごめんなさい」


と涙を流しながら謝っていた。

そして


「よし! いいだろう!! 離そうじゃないか!! その前に!」


と言って手榴弾を見た。

望は


(先にこれを処分するか……もしここで先に姫を離して処分しようとしたら剣を投げられて俺に突き刺さる、そして手榴弾を落としいて俺が死ぬ……俺が死ぬのはいい、死ぬのはいいんだがそれで敵は倒せた的な雰囲気になってキスだとか愛し合うだとか大団円だとかされると胸糞悪い……)


と考えて左手に持っている手榴弾を右へ投げようとした。

すると姫の首を巻いていた右腕の方が少し力が落ちた。

その瞬間


「フン!!」


と言ってラザーナ姫は無理やり振りほどいて逃げた。


「うわ!!!」


望はその勢いで投げた状態で左に倒れそうになりバランスを崩した。

そして、そのせいで手榴弾を投げる勢いが落ちて


「え……そん……」


とラザーナ姫の左側に落ちてきた。

そして、その距離だと確実に望もラザーナ姫も死ぬ距離であった。

ラザーナ姫は死ぬ恐ろしさと望への怒りがありすぐさま逃げようと考えていた。

そのせいで、望が手榴弾を投げると同時に振りほどいたことが不幸なことに勢いを弱めてしまったのであった。

それを見てすぐに立ち上がったセリスターは


「うわああああああああああああああ!!」


と悲鳴を上げながら剣をすぐさま投げつけた。

そして


ヒュン!


と風を切る音がして


そのまま手榴弾を突き刺して遠くへと言った。

そのため、10秒以内にラザーナ姫や望の命が救われた。

が


「うわああ! こっち来るぞおおおおお!!」

「にんげお! ああああああ!!」


と近くにいた兵士の観戦をしている場所に突き刺さり


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!


爆発をする。


「がhがあああ!!」

「gばああああああ!!!」


と二人の兵士が逃げ遅れて吹っ飛んだ顔面が二つ飛んだ。

だがそんなことをセリスターもラザーナ姫も気にしてはいなかった。

そして、


「……死んで……いない……」

「よっ良かった……」


と涙を流しながら二人は喜んだ。

望は


「……」


と言葉を出さなかった。

そして


「セリス……」


ズシャ!!!


鈍い音がした。


「……へ」


とラザーナ姫は方に激痛が走った。

それを見ていたセリスターも


「……そんな……バカな……」


と言った。

セリーナは


「お姉さま……そんな……そん……な……」


と言ってそのまま気絶した。

従者は


「せりいいいいなさままああああ!! うそ! 嘘!! ラザーナ姫がああ……」


と動揺しているようであった。

望は


「マジで……すげええ……手榴弾の爆発の勢いで吹っ飛ばされた剣がラザーナ姫に突き刺さった……つまり……俺のせいじゃない!」


と言い切った。

だがそんな声も聞こえずセリスターは


「らざーああああなあああああああああ!!!」


と泣き喚きながらラザーナ姫の方へと走った。

ラザーナ姫は痛みのショックでそのまま倒れこんだ。

そしてそれを受け止めて


「目を開けてくれ! お願いだあああ!! らざあああなあああああああ!!」


と言った。

それを聞いて望はハッとなり


「……おおおおおおい!! 兵士ども!! 聞いたかああああ!! 今こいつ姫を呼び捨てしたぜえええ!! つまりこいつが姫のヤリヤリ相手だああああああああああああああああああああ!!」


と言った。

それを聞いて5人は


「うわああ……」

「ガチかよ……あいつ……」

「引くわああ……」

「いくら何でもやりすぎよ……」

「何言ってんだ……あいつ……」


と頭を抱えた。

そして兵士達は


「「「「「「ふっふっふざけるなあああああああああ!!」」」」」」」」」」


と言った。

それを聞いてアンジェリスは


「そりゃさすがにねええ……」


と呆れた。


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