116Dead『決闘準備:セリスター』
望は
「取り敢えず和子、拳銃の扱い教えて」
と言った。
和子も
「……まあ希咲君が勝ってくれないと私達ここに縛り付けられるようなものだしね」
と言って和子は銃の撃ち方を教える。
和子は
「取り敢えず持ち方は前に言った通りだけど打ち方を希咲君はどうにかしないと……また両手でやられるとこっちも困るし」
と言って和子はそこから教え始めた。
それを見ている1人の男がいた。
男は
「フン、セリスター様の剣に勝つために銃を扱えるようになるということか、だが今更だぞ……こんな状況で銃も使えなければ剣も使えない、あいつは子供でもないくせにいったい何をやっていたんだ」
と呆れながら言った。
そして
「とにかく、これをセリスター様に伝えなければ」
と言ってセリスターに伝えに行った。
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セリスターは1人剣を振っていた。
「フン! フン!!」
と声を上げて
すると
「セリスター様」
と先程の男が話しかけてきた。
セリスターは
「どうだった? ラダー」
と一言聞いた。
ラダーと呼ばれた男は
「やはり奴は銃を使う様です」
と言った。
セリスターは
「フン、卑怯な奴の取りそうな手段だ……銃ごときで私に勝てるとでも思っているのか」
と呆れていた。
ラダーは
「その上奴は銃の扱いに慣れていない様子です、今練習に入ったばかりです」
と言った。
セリスターは怒りを覚えた。
「まさか……この私に付け焼刃の練習後ときで挑むつもりか……」
と顔を赤くしてプルプル震えていた。
ラダーは
「お気持ちお察しします……私も悔しかったです……しかし私達騎士はあの時何も出来ませんでした……」
と同じく悔しそうに言った。
セリスターは
「お前達だけじゃない、私もそうだ……だからこそあいつを決闘で叩きのめす……それさえ出来れば姫への侮辱への怒りも少しは収まるだろう……姫の様子は」
と聞くと
「相変わらず塞ぎ込んでおります……あの男のせいで皆に……見られのですから……」
とラダーは言った。
セリスターは
「おそらく……姫の悔しさは私達以上だ……決して許してはいけない……許されるはずがない……本当はあいつの命を持って償いをさせたいが……」
と俯き汗を拭いた。
ラダーは
「しかし、決闘で痛めつけた方が奴も気づくでしょう……自分がどれだけ愚かなことをしたのか」
と言った。
そして
「そうだな、そして奴は負ければここで命果てるまでゾンビ共と戦うようにさせる」
と言う。
ラダーは
「ま、どうせすぐに死ぬでしょう、今まで戦ったことのない男の顔でした」
と言った。
セリスターは
「フン、そうだな、我々のように研鑽を積んでこなかったことを今ここで後悔させるべきだ」
と言った。
ラダーは
「では私は今日はこの辺で……セリスター様も明日のために早めにお休みください」
と言って立ち去った。
セリスターは
「ラダー!」
と呼び止めた。
それを聞いてラダーは止まった。
そして
「姫の事を頼んだ……兵士共は信用出来ん、今やあの生意気な男の言いなりだ……」
「ハ! 了解いたしました!」
と言って敬礼をして歩き始める。
そして、セリスターは
「もう少し……もう少し、念には念を入れて、奴に万に一つも勝目が無いことを知らしめた腕決闘上で叩きのめす!!」
と言って剣を再び振り始める。
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そして次の日
午後から決闘の時間になる。
それまで後6時間ある
そんな時だった。
セリスターはギリギリまで剣を振り体を温めておくようにしていた、そんな時
「セリスター様!!」
と大声でラダーがセリスターの方へと走って来た。
「どうした!!」
と言った。
ラダーは
「ご報告だけお聞きください!! ゾンビ共が壁を破り侵入してきました!! 我々騎士共で対処いたします!!」
とだけ言った。
セリスターは
「待て!! 私も行く!!」
と言ったが
ラダーは
「いえ! 本当に大丈夫です!! ただのご報告だけしておこうと!! しかしかなりの人数なので騎士の数が多くの者が対処するのでもしかしたら犠牲が出るかもしれないとのことでの報告です!」
と言った。
セリスターは
「糞! どうして! こんな!」
と冷や汗を掻いて言った。
するとラダーは
「まっまさか……あの希咲と言う男が……セリスター様の体力を奪うために……」
とボソッと言った。
セリスターは
「あの野郎!!! ふざけやがって!!」
と怒りが沸々と湧いた。
ラダーは
「ならばこそ!! あなたは戦線に出ないで奴の思い通りにならないでください!! 奴を叩きのめすために! 我々のために!!」
と言った。
それを聞いてセリスターは悔しそうに
「……分かった……信じていいんだな……」
と聞くとラダーは
「はい!! 任せてください!」
と返事をする。
セリスターは
「では任せた!」
と言って
「はい!」
とそのまま立ち去った。
セリスターは怒りを抑えて
「この怒りは……決闘の時……貴様に振るわせてもらう……希咲!!」
と言いながら剣を振るい続ける。
そして、騎士も数人噛まれた為、そのものは治しようがない為介錯して命が失われた。
そして、
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
と兵士と騎士が声を上げている。
その中騎士のセリスターは決闘場に立っていた。
「覚悟しろ! 希咲!! 私の怒りを!!」
と声を荒げて言った。




