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108Dead『分かり合える』

6人は王城へと着いた。

そして望は


「すみませーん!」


と声を上げたが


「騎士様!! 連れてまいりました!」


と言う声と共に掻き消えてしまった。

そして、騎士らしき男性が


「フン、そこの男以外は合格のようだな」


と言って望を指さしながら言った。

望は


「あの! それはどうでもいいんで! すみませんが……」

「むしろお前のような何の役にも立たなそうな男を見るとイライラする」


と再び言葉を掻き消されてしまった。

そして


「失礼、まだ名乗ってなかったな……私の名前は……」

「トイレ!!」

「……だ」


と今度は望の声で騎士の名前は掻き消された。

それを聞いて和子は


「あの……トイレさんは私達に何をさせたいでしょうか?」


と聞いた。

アンジェリスも


「トイレさんには悪いですけど私達にも目的がありまして役に立つことが無いと思います」


と言った。

騎士は真っ赤になりながらプルプルと震えていた。

それを聞いて


「ちょ!! 明らかに望の声でしょう!! ふざけないであげて!! 騎士様が凄い形相で見てるわよ!」


とレベッカが真っ青になりながら注意を呼びかけた。

剣子は


「すみませんトイレさん、それでお話とは?」


と聞いた。

アレックスは


「剣子!! お前だけは信じていたのに!」


と真っ青になりながら言った。

騎士は望の方を見て


「貴様のせいで私が誤解されたではないか!」


と怒鳴った。

望は


「だって!! もじゃもじゃするんだもん!!」


と少し内股になり小刻みに足踏みさせていた。

それを聞いて騎士は


「勝手にすればいいだろうが!!」


と言って


「もう一度名を言う! 私の名前は……」

「分かった!」


と言って望は下半身を丸出しにして騎士に打っ掛ける。

騎士は


「きっ貴様!! 無礼者!! 何をする!!」


と怒鳴り散らす。

望は


「だって勝手にしろって……ベっ別にあんたのために打っ掛けたんじゃないからね!! 勘違いしないでよね!! 丁度目の前にトイレがあったからしただけなんだから!!」


と言った。

それを聞いて和子とアンジェリスと剣子は


「ぶふふうう!! とっトイレさんに……トイレさんに!!」

「うふふふふふ!! 自らトイレと名乗り……望のために尿を受け入れるなんて……ぶううう!! 何という騎士道精神!! くっぷううう!!」

「こら!! ぬふふふ……笑っては……んふうう!! ……トイレさんに失礼……ぶうう!! だろ!」


と腹を抱えて笑っていた。

それを見てレベッカもアレックスも蒼白させて


「やめてええええええええええ!! これ以上おちょくらないでえええええええ!!」

「すみませんすみません! まだ子供なので! どうかお慈悲をおおおお!!」


と頭を下げて謝った。

騎士は


「この……野郎がああああああああああ!!」


とさすがに言葉が乱暴になり腰に差していた剣を抜こうとし


「お止め下さい!! 騎士様!!」

「どうか気をお沈め下さい!! ただでさえ戦力が少ないのにせっかくの戦力をおおおお!!」


と言って部下達が止めに入った。

騎士は


「そこの男は役にも立たなさそうだ!! こいつぐらいならいいだろうがああああああああああああ!!」


と怒鳴ったが


「お止めなさい!!」


と1人の綺麗なドレスを着た黄金の髪と紫紺の瞳を持つ女性が言った。

そして


「セリスター、子供のすることです、例え役に立たないとあなたが思っても慈悲を掛けてあげてください」


と言った。

セリスターは


「ラザーナ姫……分かりました」


と言って跪いた。

そして、ラザーナ姫は


「すみません、騎士であるセリスターの無礼をお許しください」


と言った。

レベッカとアレックスは


「いえ」

「こちらこそ希咲が失礼なことを」


と頭を下げる。

ラザーナ姫は


「希咲君ですか……人に用を足すことはとても失礼なことですよ」


と注意をした。

それを聞いて望は


「え、でも俺は常識的な対応としてトイレで用を足したにすぎません、だから俺の行動は何も間違っていないはずですが……まさか!! この国では外で用を足し! 野糞をする文化があるのですか!! すみません!! 日本ではトイレで用を足し糞便をするという文化があるんです!!」


と言った。

それを聞いてラザーナ姫は


「ちちtがう!! 私が言いたいのは!!」


と動揺をした。

望は


「きっと姫も野糞や野外で尿を足す為、日本の文化がとても失礼に見えたのでしょう!! 外国から来た人達が日本でそばを啜るのを汚いと思うように!! しかし! きっと我々は分かり合えるはずです!! 例え姫が野糞や野外で用を足そうとも!! 文化は違えど分かり合えます!! だって我々は人間なのですから!!」


ととてつもなく相手をバカにしながら深い話風に言った。

それを聞いてラザーナ姫は


「ううう!! ううううう!!」


と真っ赤になりながら涙を流した。

望は


「OH! きっと俺の話を聞いて感銘を……」

「このばかがああああああああああああ!!」


と言ってアレックスは望の頭を


ゴツン!!


と殴った。


「すみません! すみません!」

「言い聞かせますので! 言い聞かせますので!!」


とレベッカとアレックスが謝り続けた。

騎士は


「離せえええええええええええええええ!! よくも姫をおおおおおおお!! 叩き斬ってやるうううううう!!」


と声を上げて怒り

和子、剣子、アンジェリスは


「yばい!! やばいいいい!! 腹が捩れ!! ううああああはははは!!」

「むりいい!! むりいいい!! はははははは!!」

「ここがばああああはははは!! これ! だっだめええだああがははははは!!」


と堪えられない笑いに襲われていた。



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