106Dead『自殺:手首切る』
望は水を出して腕を当てていた。
「最初っからこうすれば良かったんだ……」
と言っていた。
水道の水を大量に出していた。
手首を水につけていた。
ドス黒い色の水が溜まっていた。
たまたま通りかかった和子は
「何やってるの?」
と聞くと望は
「自殺」
と言った。
和子は
「……程々にね」
と言ってそのまま立ち去った。
望は無視して続ける。
すると剣子とアンジェリスも通りかかった。
2人も案の定
「何してるの?」
「何だ? その黒い水……」
と聞くと
「自殺」
と望は答える。
2人はキョトンとして
「あまり迷惑かけないでね」
「切のいいところで準備しろよ」
と言ってそのまま立ち去った。
望は
「何言ってんだ? 本庄は俺はこのまま死ぬんだから準備の必要なんてないのに……」
と呆れながら言った。
するとべナが通った。
それを見て
「何をしてるの!!」
と言って怒った。
望は
「チッ……」
と舌打ちした。
べナは慌てて
「アンタ!! 死んでもいいの!!」
と怒った。
望は
「ああそうですよ!! 何か問題でも!!」
と逆ギレした。
べナは
「何でよ!! あの時あなた一緒に着いていくって言ってたじゃない!! あれは嘘だったの!!」
と説教した。
望は
「それはあれだ……出た方がすぐに死ねるからな」
と言った。
べナは
「まっまさか……あんたいつもそんな感じなの……」
と真っ青になって聞いた。
望は
「チッ、本庄、音無、アンジェリスの次はべナさんかよ……」
と呆れていた。
べナは
「呆れてるのはこっちよ!! ていうか3人は知ってるの!!」
と色々と驚かれていた。
望は
「まあな、3人は見ても切のいいところでとか程々にだとか迷惑を掛けるなとか言ってただけだぞ!」
と言った。
それを聞いてべナは
「ドっどうし……あんた……足元見てた?」
と聞いた。
望は
「?? 何?」
と言って足元を見ると俊敏性犬が望の足に噛み付いていた。
望は
「!! な!! どういう!! まさか!!」
と思って斬った手首を見ると傷が消えていた。
それを見て望は
「こいつ……だからあいつらはあんなことを……それに何でか死ぬような感じが全然なかったのはそれのせいか……」
と顔を真っ赤にしていた。
すると和子は
「もういいでしょ? 早く準備してよ……急いでるんだし」
と言った。
べナは
「和子! こいつ正気!!」
と聞くと
「割とこれがこいつの正気です……まあいいんじゃないですか? こっちはもうこいつを利用するつもりですし」
と言った。
べナは
「りっ利用って……どういう?」
と聞いた。
和子は今までのことを話した。
望がしょうも無いことをすることによって被害を被られた事、相手に多大な損害を与えた事、聖草を持ち帰ることが出来たのはそのことがおかげなこと等を
それを聞いて
「え……それ凄くない……普通それ無理じゃない?」
とべナですら望を利用する目になった。
そして
「では望君! 行ってらっしゃい! 帰ってきたとき面白い話待ってるね!」
とどこかご機嫌だった。
そして
「大丈夫よ、レベッカやアレックスさんには黙っておくから」
と和子に約束していた。
望は
「俺の事で勝手なことを決めないでくれませんか……」
と呆れていた。
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そして
「では、頑張ってくれ」
と言って研究者はレベッカとアレックスに言った。
そして
「君たちも! 頑張ってくれ! 今から行く場所はかなり大変だから先に終わらせないといけないし! それにある薬品も持ってきて欲しい! それも研究の1つに重要だと思うんだ!」
と言った。
そして
「分かりました、任せてください!」
「絶対に失敗しない! それぐらいの緊張を持って行動しないとな!」
と言った。
和子、剣子、アンジェリスは
(((緊張はしてない上に、1人心配な奴がいるなあ……)))
と考えた。
望は
「ねむ」
と言った。
アレックスとレベッカは
((うわああ……緊張感ねええ……))
と呆れていた。
3人はまあそうだろうなという目で見ていた。
そして
「では!」
と言ってヘリは自動発進した。
レベッカは
「とにかく、アノベルガーダ国は入った瞬間から気を付けないとだめよ」
「そうだな、あの国は王族制度があってかなり今の俺らにはきつい場所になる」
「説明聞いただけでもヤバそうだったね」
「確かに、先に片づけた方がその後楽だろうしな」
「薬の件もあるし」
と話していると望が
「あの? さっきから何言ってるんだ? 意味が分からん……何だよそのアノベルガーダ国って? 有名な国?」
と聞いた。
5人は
「「「「「うわああ……話聞いてねええ……」」」」」
と呆れていた。




