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12月 グァム旅行記 その1




12月26日(月)


 いよいよ出発。8時7分。

 横にジャンボ機の鼻面が見える。でっけえな。

 新婚旅行の二人連ればかり。なかには子連れもいる。横に座ってるアベックの女性はなかなかきれいな人だ。税関で見た二人連れの女性達が乗ってきた。グァムぐらい手頃だと人も多い。税関で前に並んでいたオバサンはフランクフルトへ行ったみたい。人は見かけによらないね、近所のスーパーに行くような格好だったのに。

 では、また、後で。

 



12月27日(日) 3時37分

 

  果て、困った。何から書けば良いのやら。ちょっと多過ぎるな。ほいじゃ、しょうがないから、かいつまんで箇条書きにしましょう。



 成田空港で母ちゃんが

「ドアが開かない!」

と騒いだが、その横で自動ドアが実に爽快に開いた事から始まったグァム旅行。

 

 憧れの夜間飛行は想像以上に素晴らしかった。グァム島の夜景は日本のとまた違い、真っ黒い板に光の粒が張り付いているように見えた。素適すぎて、着陸するまでずっと眺めていた。


 隣席の老婦人はおそらく金持ちだ。カナダ、ニューヨーク、オーストラリアなぞに行ったと言っていた。最後にはもう口をきくのが嫌になった。これからグァムで母と同年代の聖子さんのお世話になるのに、オバサン嫌いになりそうだ。

 聖子さんはちょっとイメージと違ったが十分に男子高校生を相手に出来る方でした。

 

 うん。ついに来てしまった。


 「夜中に着いて時差ボケだし、明日の朝はゆっくり寝ていていいよ。毎日、外食に行きましょう。同じ年頃のビリーとジョーを紹介するよ。友達になるといいから」

と聖子さんは言う。あぁ、恐しい。

 早速、言われてしまった。

「あなたの English は少し違う」

気取ってしゃべろう。 difficult も通じなかった。がんばるぞ。

 


 

12月27日(月) 23時46分

 

  疲れてしまってすごく怠い。起床11時頃。起きてボケ―としているうちに朝食。昨晩我が家のメニューを伝えていたから、ほぼ家と同じ。

「After this? この後の予定は?」

と聞くと

「お散歩してらっしゃい」

と言うので外へ。

 

 『Dr.スランプ』鳥山明氏作アニメに出てくるような太陽。

 Sky blue と呼ぶのにふさわしい青空。

 やけに低いふわふわの白い雲。

 うろうろと歩き始める。少し間をおいては空を見上げ、後に首を回す。


 違う、違うんだよ、日本とは。空気が、光が、風景の鮮やかさが。


 緑いっぱいの住宅街。広い道路にきれいに並んだ庭の広い家。

 聖子さん宅コンドミニアムは二階建てで、広い前庭と大きなガレージがある。そこに1人で住んでいらっしゃる。

 二階の Guest room に居候だ。

 

 Weather observatory  気象観測所が遠くの山に見える。その白さが青空にくっきりと浮かび上がり、また感動的だった。  

 つきあたりの道は交通量が激しくなっていたので戻ってきて、住宅街に近い所を一回り。Community pool で一人甲羅干しをしている人がいた。子供は草むらに向かっておもちゃの銃を撃っていた。何人か見かけたけど全て無視して来ちゃった。家にもどって watch TV。ちっとも聞き取れないな。  

 

 それから僕の水着を買いにすごくでかいスーパーへ。$3.99 安い。

 その後、Hotel で旅行会社ホリデーの受付のおばさんと話をした。聖子さんの友人である。

「ココス島へ彼をやっちゃえ」

とか無責任な冗談ばかり言う。でも実弾射撃っていうのはやってみたいな。


 After that その Hotel のビーチをうろうろ。海だ。ヒルトン Hotel でまた友人のおばさんとおしゃべりして、そこのビーチでもうろうろ。あっ、その前にマクドナルドへ行ったっけ。

 家から Hotel 街へ向かっている時にも、途切れ途切れに海が見えたが、僕はただ単に

「海だ」

と思って特に感動は無し。

 低かった雲が黒っぽくなり、雨が降ってきたけど恋人岬に行った。アベックがいて邪魔しちゃ悪いと思いつつ写真を撮った。聖子さんは僕の写真の腕を笑う。撮り方が下手過ぎるらしい。

 

 Japanese cake というケーキは何か変だった。


 聖子さんが近所の友人に TEL したら、もう僕の事を見かけて知っていたそうだ。

 

 手土産のシャケを聖子さんが焼いたら very salty。

「塩抜きしてと言うのを忘れた」

と、言ったら

「All for you . 全部あなたの所為」

と言われた。いろいろ不満を言ったら、

「明日からはずっと外食にしましょうよ」

聖子さんは料理が不得意らしい。  


 聖子さんの友人家族が来宅する予定だったが、お客が来るそうでキャンセルになった。ちょっと焦っていたので延期になってホッとした。 

 ねむい、お休み。




 12月28日(日) 1時

 

 8時起床。TV、朝食、お散歩、お勉強、TV。聖子さんはお出かけ from12時。

 15時頃おやつにツナサンド二個と言ったら二枚×二個だったけど結局全部食べて、昨日来宅予定だった友人宅にお邪魔した。

 

 American family 五人家族でPamela /Pam パム十七歳、William /Billy ビリー十五歳、Cecilia/Sheila シーラ十三歳の子供がいた。握手をお父ちゃんとしたら、いやに力強かった。

 覚悟を決めて会話していたが、気が付いたら、ビリーとシーラの三人で話をしていた。しらけムードに負けそうだったが根性。だんだん会話が増えて沢山話せた。大分、彼らも苦労して聞いてくれたのだろう。ありがとう。17時帰宅。

 

 18時に Hotel オークラ受付の友人、日系 American のせつこさんにお会いして、今度は彼女の息子 Joseph/Jojo ジョジョと映画へ。そのままピザハウスで食事して帰った。帰りの車の中で彼が、

「Japanese TV Hontouni」

って言うが意味が分からんね。

「Shinobu Otake」

と聞いて番組の名前と分かった。


  TV のポパイと映画のレイダース。周りが笑う時に一緒に笑えないって悲しいね。レイダースのあの黒衣の悪役が刀で威嚇したのに、インディーにピストルで撃たれるところ。あれが一番受けていたみたい。拍手もするのね。それからヘビがうじゃうじゃ出るところやラスト近くでは大分悲鳴があがっていた。

 

 Jojo は軍は嫌いだって。グァムも好きじゃないって。難しいね。やはり十七歳の Jojo は大人びてる。ヤンキーじゃないからかな。

 

 聖子さんは風邪をひいている。早く治して。




 12月29日

 

  Maybe10時起床。起きたら before long、at once まもなくすぐに聖子さんが

「Did you promise to go  to the beach with Jojo ?」

ときた。目パチクリで

「No , I didn't 」

すると

「今 TEL があって彼が待っているよ」

と言う。なおも知らんが、

「もしかしたら言っている事が良く分からなくて

『Yes、yes』

といい加減に言ったかな?」

すると聖子さんは

「イヤな子」

と言った。慌ててTELして

「I'm sorry!」

 

 コーヒーを飲んで Let's go、ヒルトン Hotel の beach へ。

 シラけたムードのまま Have a rest。コーラを飲んで僕が active に Talk to him それからやっと盛り上がった。


 マクドナルド(聖子さんにマクドナルドと言っても通じなかった)に行った後、NAVY ONLY の  beach に行ってお昼を食べた。すいていた。


 「Let's  play  chess  after  I  get  back. 帰ったらチェスをしよう」

と Jojo が言ってくれたけど、僕はルールを知らなくって、チェックなんとかというゲームをしたけど三回とも負け。僕がずーと考えている間、彼は TV を見ていて待ってくれているけど申し訳ない。聖子さんは出かけていなかったが、彼も疲れたみたいで帰って行った。

 

 彼女が帰ってくると今度は韓国人 George ジョージの家の Party に行った。何の party か分からなかったけど Happy Birthday Party だったみたい。

 そこで知り合った American couple ご夫婦が大きいの。一番下の娘さんが cute で、姉十六歳もまた可愛い。背の高さは僕と彼女とジョージは同じくらい。しかし言葉が通じないってもどかしいね。ジョージが彼女を送って行く時、代わりに行きたかった。日本ではなかなか無いな、あんな事。

 その後23時まで聖子さんとジョージのお父さんとお話をした。眠くなってしまったが。

 彼は良い事を言ってくれた。

「Memorize  some  beautiful  words  in  English. 良い言葉の英語を憶えなさい」

もっともだ。

 外に出たら Near the sky 星に手が届きそう。帰宅して、リンゴを食べて今に至る。おやすみ。




 12月30日(水) 0時6分

 

 「マクドナルド」って言ったら

 「What did you say?」

だって。違うのよ、発音が全然。

 

 例によって今日のスケジュールだけど、外が煩くて九時に目が覚めたけど昨晩は三時に寝たから頑張って十時まで寝た。

 起きたら外出していたらしい聖子さんが帰って来て、ブランチを食べた。


 「少しは日焼けしたら」

と言うので、エリアごとにある近所の Community pool に行った。American の母子がいたから、

「 Hello 」

と挨拶したが無視。知らない人には挨拶しないのかね。

 いつにも増して強い日差し。皮膚が焼けていくのが分かるのだもの。しかし、何故僕だけにハエが止まるのか。風呂には入ったぞ。


 見上げた空は How blue the sky is! With clouds moving over Guam!グァムの雲は高さが低くてかつ速い。一時間位で帰ってから15時から18時頃までお昼寝しちゃった。

 I get up when she goes out with me. 聖子さんが出かける時に起きて一緒に出かけた。そしてピザを食べて Jojo の家にカレーを食べに行った。辛くないカレーだった。


 少し Jojo と話をした。彼は十七歳でもう大学生だそうだ。businessman になりたいんだって。USSR(ソビエト連邦)が嫌いで。

「Why?」 

「Communist country 共産主義国だから。」

「I like California, Hawaii, New York.」

 だって。Jojoの描いた地図だとアメリカが左で USSR が右。

 アルバムを見せてもらったらすごく格好いい。Motocross Rider でチャンピオンにもなったそう。彼に辞めた理由を問うと

「View more もっと見る」

と彼はページをめくった。Last page に苦笑いしている Jojo が写っていた。脚と腕に包帯を巻いて

「My feet hurt. 痛いです」

と彼は足をおさえた。僕は

「Wonderful album!」

と褒めた。その後、Kahlua and Milk を飲み、ちょっとしゃべりすぎるほど話して帰った。


 For sometime stay したら Billy の両親が来てまたリンゴを食べた。

Billy の父ちゃんは聞き取りにくい声を出す。僕は彼に言った。

「I'm studying English very hard. I want to talk with you. 英語を一生懸命勉強して、あなたと早く話せるようになるよ。」

彼もまた良い事を言う。

「What’s mean?」

って問われたら

「Return」

と言えだって。やはり父ちゃん達は良い事をどっしりと言う。

 

 明日はココス島に行く。日本人ばっかりいるだろうな。




 12月31日 23時5分

 

 ココス島に行った。

 

 それから大晦日。リーフ Hotel で The Roast beef dinner。母の話をすると聖子さんは 

「あんたのお母さんがヒステリー起すのが良く分かるわ」

と言った。

 Disco に向かう若者を見ながら、楽しそうな彼らと格好悪い自分を見比べて寂しくなった。New Year 花火を見てもその気持ちは変わらない。


 聖子さんは僕が未成年だから Disco Party に行けないので申し訳ないなぁ。僕も彼女でも連れて行きたいね。

 

 A Happy New Year !!






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