●お前たちはまだ火鉢を使える日ではなくってよ!
江戸の、火の取り扱い事情です。
住宅密集地で怖いのが火事。
今のように水で消火活動できるわけもない江戸時代は、火事をまず起こさないよう、庶民が火を使うことを制限することが定められました。
まず長屋に風呂がなく(まぁ一軒一軒作るのも大変だろうけど)、庶民は湯屋(今でいう銭湯)を利用しました。許可取ったら家風呂OKだったらしいけど。
ちなみに「湯舟」とは、今ならバスタブのことですが、風呂を積んだ舟が本当にあったそうです。湯舟=デリバリーバスタブです。
あと、竈門の制限。三養堂の中でも書きましたが、ご飯を炊くのは朝だけ。1日分の白米を朝に炊きます。おかずは買うのが基本。でも漬け物くらいはしたみたい。
なので、長屋にいわゆる流し台はありません。ワンルームの玄関にガスコンロ、フローリングにまな板を直置きしてる感じ。イヤですね(笑)。奉公人を抱えた店とかには流し台ありました。
味噌汁をどうしたかが、よく分からないんですよね…。朝に作ったとして、夜は冷えたの飲んだのか。それか、夜はだいたい湯漬け飯だから味噌汁いらないのか?(湯がどこから出てくるって話だが……)
しかし、冬の暖房問題が出てきます。
いかに火を使うなといっても、冬はしゃーない。
火鉢はOKなのです……が!
ここで武士マウントが出てくるのです!!
【こたつ、火鉢を使えるのは、武士は10月最初の亥の日から。庶民は次の亥の日まで使ってはならん!】
今年のカレンダーで見てみると、武士は10/4から火鉢使える、庶民は16日からしか使ったらあかん、と。
ちっせぇ肝っ玉www
庶民にこんなことでまでマウント取りたいんだなー……。哀れとすら思えてきます(笑)←笑っとる
まぁ一応プラス面もありますけどね。薪が節約されたので、江戸は百万人都市ではあっても、木の伐採しすぎによる環境破壊はなかったそうです。
火鉢使える日までは、厚着して我慢だったそうです。でもこんだけやっても、江戸の火事の一番の原因は、タバコの不始末だったっていう(ドンマイ)
三養堂の作中に、晩酌用に銅壺というのを出しましたが、どれくらいポピュラーだったのかな?
燗銅壺とも言い、ひとりキャンプの皆さまには現在人気のアイテムらしいです。興味あるかたは検索してみて下さいね!
元同僚のおばちゃんにこれ言ったら、旦那が板金やってるから図面持ってきてくれたら作るよ!と言ってくれたのですが……さすがに図々しいので、涙をのんで遠慮しました(^^;)




