●鷹さまさま
武士多すぎによる弊害シリーズ第1弾(笑)
各地から殿さまに従ってきた家来の皆さんは、その藩主の上中下屋敷の敷地内に、身分高い人は屋敷を建てたり、下っぱは武家長屋があるのでそこに住みますが、元々が江戸の皆さんはどうしていたか。
現在の上野〜御徒町あたりは、めちゃめちゃ小さな武家屋敷が密集してた地域でした。小さいといっても百坪はあります。なので小さい道場や手習い所、長屋を経営して稼いだりしました。
三養堂の梅之助の家が、このあたりの設定です。父の役職は小普請組。閑職です。勝海舟の父も生涯小普請組だった、というのをお借りしてます。
この役職の人はここに住む、というのがだいたい決まってます。城下町にはよくありますね。
最低身分の足軽、徒歩組が住んでたから御徒町。
馬の世話をする馬喰が住む馬喰町。
江戸ならではのものは、御庭番こと黒鍬組が住んだ黒鍬組町があります。
住宅地図に載っけていいんかそれ。
そんな武家屋敷もそうですが、役職ももう飽和状態。武士増えすぎて、つける役職がないのです。
そこで、よくわからん役職が生まれます。窓際族というやつですね(笑)
私が集めた資料の中で、一番なんじゃそりゃと思ったのが、御鷹部屋。
将軍が鷹狩りをするときに使う鷹を管理する部署なんですが……
御鷹匠支配役を筆頭に、組頭3人、御鷹匠20人、御鷹同心、御鳥見頭、御鳥見衆50人、見習い10余人……
そんな要る?
鷹何匹いんの?
鷹狩りの会場設営とかだと必要な人数なのか? だとしても花見の場所取り係みたいなもんよね……
彼らの屋敷が、江戸郊外に広ーく設けられておりました。何ヶ所もあったと思った。近くにある酒井安芸守の中屋敷よりぜんぜん広いです。
そして鷹に関するルール。
庶民が鷹を飼ったら死刑(・o・)
鷹を見かけたら速やかに名主に届け出ること(・o・)
生類憐れみの令より阿呆だと思うんですけどこれ。
そんな御鷹部屋の武士は、めちゃ威張ってたので、庶民に嫌われてたそうです(笑)
で、幕末。幕府の財政ピンチになりましたら、一番先に解体された部署でもあります。
英断www




