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第二話 悪魔祓い兼探偵事務所3
結局、私は銀行からお金を降ろしてきて、その男に払った。男はお金を貰うと、すぐにそれっぽい儀式をした。(塩を撒きながらブツブツ言うだけ) 今まで悩みのタネだった憎きアザは綺麗さっぱり消えてしまった。同時に、その男の確かな実力に驚きを隠せなかった。
「まあ、これで呪いは消えましたね。まあ、明日あたり左手を上げると痛くなるかもしれませんが、生活に支障はありません。」
インフルエンザの予防接種の時みたいなことを言われたが、とにかく私はこの忌々しいアザからオサラバできたことが嬉しかった。
「しかし、この呪いをかけた人物はまだ分かりません。別料金になりますが、その犯人も探ったほうが良いのでは?」
確かにこの呪いをかけた人物は分からないし、見当もつかない。でも、もうかなりのお金を払ったし、こんな一ヶ月もかかる呪いをわざわざまたかけるとは思えなかった。それに、もうこの件は一刻も早く忘れたかった。 私は自分のアパートに帰った。その日はすぐ寝てしまった。 翌朝、確かに左手が痛かった。
しかし、それ以上に右手がおかしかったのだ。
感覚が無い。
すぐさま鏡を見てみた。右手には左手よりも大きく、模様がゆらゆら動くあのアザが……




