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余韻

『タツタ 最終ログイン:7日前』


僕は少し固まった。


ハルさんがログインしない。


それだけで、こんなに落ち着かなくなると思わなかった。


 


オフ会のあと、現実は驚くほど何も変わらなかった。


コンビニへ行って、グラオーをして、寝る。


ただ、たまに思い出す。


終電を逃して、ハルさんの家に泊まった夜のことを。


床の見えない部屋。


煙草の匂い。


コンビニで買った歯ブラシ。


深夜三時、酔ったハルさんが「なんかユウといると楽」と呟いたこと。


あれが社交辞令じゃないと、少しだけ期待してしまっている自分がいた。


 


スマホを開く。


『大丈夫ですか』


送信。


既読はつかない。


嫌な感じがした。


僕は押し入れからパーカーを引っ張り出す。


ハルさんの家の場所は覚えていた。


覚えたくなくても、覚えてしまっていた。

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