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那月END

那月「俺、スイーツ食べ放題に行きたい」


***


待ち合わせ場所に栞を見つけた。


那月「やほやほ〜」


俺は、普段と違う服装の栞をじっと見つめた


栞「…な、何。怖いんだけど」


再会してから


栞のプライベート姿を見たことが無かった


那月「可愛すぎるよ、栞ぃ〜」


栞「き、キモイよあんた」


いつも通りの反応だった、


けど俺は休日に栞と一緒にいられることが


何よりも嬉しかった。


***


栞「あんた、よくそんなに沢山食べれるね」

「食べて飽きないの?」


俺は夢中でスイーツを食べていた


那月「栞にも俺の分けてあげる」


俺はスプーンを栞の口へ突っ込んだ


怒られると思ったが栞は笑った


どうしよう、


俺は凄く嬉しくてたまらなかった


幸せってこんな感じなんだろうな


そう思った。


***


夕方。


那月「今日は最高に幸せな一日だなぁ」


栞は、俺の言葉を聞いて少しだけ微笑んだ


…気がした。


那月「もう少し一緒にいたい、いいかな?」


栞「いいよ、最後まで付き合ってあげる」


那月「そんなこと言われたら」

「返したく、なくなっちゃうよ」


栞「その時は警察に通報するから大丈夫」


ロマンチックなモードにならないのが


栞の面白いところ。


だけど、俺は栞の特別になりたい。


栞「ねぇ、次はどこ行く?」


***


二人はゲームセンターに向かった。


クレーンゲームを回っていたところで


栞は立ち止まった。


大きなうさぎのぬいぐるみを見ていた。


あぁ、そうか


栞は普段サバサバしてるけど


可愛いものが好きなんだ


そのギャップに俺はつくづく


栞がたまらなく可愛いくて愛おしかった


栞「これ、取って」


命令口調なのが栞らしくて俺は笑った


那月「ははっ、いいよ。

女王様の仰せのままに」


クレーンゲームは、久しぶりにやった


取れるまで帰らないそういう覚悟で挑んだ


1,000円くらい使ってようやく取れた


那月「女王様、こちらでございます」


ぬいぐるみを渡した途端


栞は嬉しそうに笑った


その瞬間、俺は時間が止まったように


胸がトクンとときめいた。


***


外は、もう暗くなっていた。


肩を並んで歩いていく


俺が取ったぬいぐるみ


栞はどこに飾ってくれるんだろう


那月「俺、家まで送っていく

いや、送らせて欲しい」


そう言って、栞の家へ向かう


家の近くまで来てしまった


あと少しで家に着いてしまう


栞「ありがと、じゃあ…」


とっさに俺は


栞の手を引いて抱き寄せた


那月「急にごめん、だけど俺

ただの幼なじみじゃなくて

栞の特別になりたい。

…ダメ、かな?」


ここで断られたら、どうしよう


抱き寄せた腕に、


少しだけ力が入る。


栞が、少し離れた


俺が取ったぬいぐるみを


ぎゅっと抱きしめた


栞「…ありがとう。」


そう言われた途端


俺はぬいぐるみのことだと思った


俺は、少し泣きそうになったが


なんとか涙を堪えて


別れの挨拶をしようとした時


栞「大事にする。」


那月「…う、うん」


栞「違う、那月のこと。」


栞「じゃあ帰る」


俺は状況処理が遅れてから理解した


数秒後


……え?


えぇぇぇぇぇ!?


♡END♡























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