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その6 いじめ ワイン
いじめ
わけのわからない
重苦しいものに
いつも抑えられているので
憂さ晴らしに
無抵抗なあいつを
いたぶりたくなる
標的にされた者は
毎朝が
死刑執行
生きることに
冷や汗たらたら
籠に入れ
水中に沈められる
小動物のように
必死に足掻くその姿が
面白くてたまらない
つかの間の充足
そんな楽しみを
子供の頃から覚えた
強い者には従え
弱い者はいたぶれ
そんな生き方といっしょに
ワイン
ゆったり飲めないか
品数も多すぎる
チーズがあればいいんだ
その一かけらを口に含んで
大地と太陽の賜物を
舌の上に転がす
胃が痛いな
せわしなくて
せっかくのワイン
たどり着いた
くつろぎ
なのに
暮らし方が
出てしまうのか
ただあくせくと
消費するだけ




