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懐かしい匂いを胸いっぱいに

お久しぶりです。

少しドタバタしていて更新が遅くなって申し訳ありません。

ガブリエーラちゃんと食器を返して廊下を歩く。

私が歩いたことがある廊下とは少し違うみたい。

コンクリートでは無さそうな冷たい壁。

お城だから煉瓦とかかな?



『美華様をご案内できるのが、先程希望された中庭と図書室になります。』


「わかりました。

近い方から案内をお願いします。」


『かしこまりました。』







最初に着いたのは図書室だった。

扉を開けた瞬間にした本の独特な匂い。

カルテや点数表などとは違うが、たくさんの紙や本が懐かしかった。

日本ではスマホで小説読んでたし、こっちに来てからは読書してないもんなぁ。

懐かしい気持ちになり少しだけ目を閉じて匂いを楽しんだ。



『ご利用者の名前の記入をお願いします。』



入口より少し離れた場所にカウンターがあり、そこにいた人に声をかけられた。

司書さんかな?

そう思ってるうちにガブリエーラちゃんが私達の名前を書いていて…綺麗な字で羨ましいな。



『美華様…もしや転入者の方なりますか?』


「はい、松川美華と申します。」


『私はリュディガ・シーリングスと申しまして、図書室の管理を行っております。

実は宰相様より美華様が来室されたら貸し出す様に言われていた本が何点かございますので、お帰りになる前にお声がけお願いできますでしょうか?』


「かしこまりました。」




宰相様からのおすすめはどんなのかな。

貸し出し可能のコーナーを教えてもらって読みたい本を探しながら考える。


すこし悩みながら[魔法の入門書]や[魔法の使い方]、[我が国の歴史]の3冊を選んだ。

魔法を勉強してみたいとガブリエーラちゃんに話してみると最初の2冊を読んでみてはどうかと。

最後のはさらっとでも歴史を勉強しておこうかなって。



「こちらの3冊の貸し出しをお願いします。」


『かしこまりました。

宰相様からはそれぞれの転入者の活動記録になります。

本来は閲覧制限・貸出禁止なのですが特例にて転入者で宰相様の許可がある場合のみ閲覧・貸出可能になっております。』


「そ…そうなんですか…気をつけて読みますね。』


『手続きにお時間がかかりますので後ほどお部屋にお持ちします。』


「かしこまりました。ありがとうございます!」


『仕事のうちなのでお気になさらず。

ではブレスレットをこちらの機械にかざしてください。』




指示された機械は箱型で上の部分が黒い。

バーコードリーダー?ってやつかな?

レジなどにあるバーコードを読み込む機械に似ていた。

魔法だけではなくこういう機械があると思わなかったからちょっとびっくりしたよ。

指示通りブレスレットを機械にかざすと司書さんのところにある…よく見るとパソコンのような機械に私の名前が表示された。


『では手続きが終わりましたらお持ちします。』


「ありがとうございました。

よろしくお願いします。」



気になるけどまずは図書室から出よう。

話を聞くのはそれからだ!!




いかがでしょうか?

少しでも皆様が楽しめるものを書いていきたいと思います。

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