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バッツの冒険記  作者: 寿限無
地図作りながら冒険者始めました
98/142

地図を作る冒険者 始めました2 ベリーズからミドルディア、ガハトへ

今日から卯月

中間地点の宿泊所に泊まっている

作物の観察で2日ほど移動しないで、作物一覧を確認する


大きな川が本流れていて三角になっていると地図に書いてある

まだもう1本の川は見えないが一面の小麦畑は3000万人のスカイブルーを養うのに十分な量だ

細い川は灌漑用に引いてあり海には流れ込んでいない

海沿いで風が強いことを除けばミドルディアとそう変わらない

ミドルディアより2倍はあるだろう農地がありそうだ

うまく運用すればもっと発展できるのになと思っている


注 調査をしていくとむしろ不足していることがわかる


海水を真水に変える技術の大規模化で真水を撒けばもっと発展する

農地の開拓は進んでいるが、防風林的なものがない 風で倒されているところもある

以前のミドルディアと同じような形態だ

土を作り、防風林を作り作物の休耕して肥料を追加すればもっと増産できるなとのレポートをまとめる

兵士たちに渡して送ってもらう


海側は海岸線を書くだけになっている

海の中を見ようとしても沈んであっという間にお陀仏だ

能力があろうがあるまいが1分経たないでこの世とおさらばだ


シェラーンの兵士達にも聞いてみるが女性専用の職業で男性は全く参加できない

ミドルディアは内陸国で海は南しかない

しかも熱帯雨林の緑の壁ですぐに容易にはいかない

バッツしかたどり着けないのでは海はないのと同じだ

事実塩はスカイブルーとウベコードからの輸入に頼っている

海産物も全くない

トリトの砦から行くよりはまだガハトから南方に抜けていったほうがいい

やはり海側へのアクセスは必要だ


ベルリエッタにはいかずにガハトに向かおう

果樹はこちらでもわかっているし以前ベルリエッタは”L”になっているとと記載したが、実際には”ト”の様になっていた

簡略な地図は5つの市が書いてある

2つのまだ訪問していない市も記入されており 特産物はトリトと同じであれば、回る順は順位は後回しでいい


随分協力的で少し勘繰るが”421人は今もそのままか?”に何も答えなかったら大まかなシェラーンの地図がついてきた

妥協する理由も許容する理由も見当たらないので黙っていた


イライラエンジンについては通信で話せないし、紙のスクロールにもかかない

あくまで地図作成と生産物の確認に徹している


スカイブルーに到着したのは14日後

ミドルディアと変わらない石の街だ

一部レンガもあるがごく少数で町の作り方はミドルディアの専門分野の街ごとに区切られおり

馬車の車輪交換もスムーズに行えた

通信結晶は街の入り口にありすぐにミドルディアに通信で来たことも好印象だ


シェラーン流の決済に代わっており、バッツにもわかりやすい

銀貨と銅貨は崩してきているのでその都度決済にしている

ミドルディアは金貨しか作れない時代が長すぎ、今更変更するにも紙幣の様に3年分通貨の発行が終わらないと以前の二の舞だ

それに紙切れと金貨どちらが持ちたいと思うか考えなくてもわかる


本来の街探索に出かける

北側から入国する前に都市の入り口に大きな川が流れており、近郊では食品の生産物を生産している

海側に王族が住んでいる

次に兵士の宿舎が立ち並んで商人街は中央にあり、ぐるりと職人街が並んでおり一番外側が農民の住む町になっている

このあたりもミドルディアと変わらない

海側には港がありそちらで海の産物を扱っている


3000万都市だけあり移動に1日では移動できずに一度商人街にある宿屋で休む

馬車の周りに相変わらず人だかりだが、明後日は接受ということもあり余り交流ができない

食事も提供され不自由もないが、押し売りの総本山なので気分がすぐれない


翌日朝から王宮に移動しお昼前に送迎馬車によって王宮入りをする

久しく馬車に乗っておらず、こんなに乗り心地の悪いものだったのかと思いながら無事到着

窮屈な王宮生活3日の始まりだ


今日は事前に連絡のあった開発案の意見を聞きたいというので居並ぶ重臣たちでいいのかな?

まずはこの国の感想を聞かれる

【ミドルディア生活と差異がなく実に快適でございます 海産物が非常においしく重要な産物となりましょう】


農産物について聞かれる

【防風林がなく強い風で倒れているところが見受けられました、水路はミドルディアより進んでおり随分と参考になりました】


海産物について聞かれる

【内陸国であり感服するすることはあっても意見はございません 一つミドルディアに営業されていないのが不思議ではあります】


ベリーズの件は申し訳なかった、あれがスカイブルーのすべてはない

【そうでしょう こちらの都市は実に理にかなった都市をされています】

やけに新しいけどね


重ねて申し上げるが元々ベリーズはベルリエッタの前線基地だったところだ

【それこちらを見ればすぐに理解出来ました 印象は良いですよ】


随分先進的な農業生産をされている様子、主な特徴をお聞かせ願いたい

【均等農地でどの生産者も生産する品目は違いますが、その土地をつくりそれに合わせて成績の良いものを生産調整しています】

【あとは機械化で効率よく男性女性問わず安定して生産できる仕組みがあります】


金属の生産ができると聞いたがどの様な具合だ

【申し上げれることは少ないですが、金属であれば加工品ができるようになった、、、で

よろしでしょうか】


先進的な生産をこちらでもしてみたいがバッツさまの意見を伺いたい

【土地的に少し難易度が高いと思われます また海風があるところは余り改善できません】

【まず防風林の整備、次は土地の改良 それから生産効率を上げられたほうが近道であります】


魔石についてだ やはり自分達で行うことを希望している

【私バッツが交渉して金貨ではない方法で魔石取引しております、価格もずいぶん廉価で提供しておりますよ 現状のままでご納得いただきたい】

安くはないけどね


新型エンジンについて何か画期的と聞いたがどうか

【素晴らしく性能は良いのですがまだまだ発展途上で欠点が多くこちらにご紹介できることは難しい】


こちらの塩輸送で随分と活躍されている様子だ こちらに販売予定はあるか

【私に一存では決めかねますが、ミドルディアに相談してからですね】

【ただ消耗品がありすこし値が張るとだけお伝えしておきます】

いかほどか?

【私の一存では決めかねます 後日連絡させます】


携帯型のエンジンは販売が可能か?

【はい可能です 金貨18枚ですので慎重にお決めください】

国内は金貨6枚だけどね


農業指導にお越しいただくことはできるか?

【今度ロアディアの市長やれと言われておりまして回避できれば可能ですが、、強敵ぞろいで難しいと思います】


ここまで3時間ほどかかっている

例の挨拶ではなくシェラーンにお伺いを立ててからの質問と回答だ

ガイケルと内容がほぼ同じで2回目の回答だ 次は421人の事でしょうね


"シェラーンから聞いたが421人しか残さないのは事実か?"

バッツは同じように何も話さない 居並ぶ偉そうな髭がまだかと待っている

沈黙が15分ほどつづく

"重要な事につきお話を伺いたい"といわれてもバッツは黙っている

話しそうもないことぐらいわかってほしいものだ 決定事項なのだから

さらに30分後"方針を決めねばなりませんのでなんとかご回答いただきたい"

バッツはそれでも口を開かない

発言するのは簡単だがどちらに転ぶかわからない バッツの殺害だってありうる

失望なのか緊張に耐えれないのか押し固まっているのかわからない、だれも何もしゃべらない

だまったまま4時間経過したところでもう夜だ

【ご用向きは終わったと思われます、失礼してよろしいですか】


この会議のまとめ役だろう人物 ローガンが明日の歓待の予定を説明しバッツは王宮内に宿泊する

翌日無事に他の面会者と面会を終え宿に帰る

内容は同じなので省く


3日目スカイブルーの王 ペンガーノにに面会して、421人の問題以外王から諮問があったので再度同じ答弁する

最後に南部のヤシの木の育成で随分燃料が豊富になった ベリーズで補給されるとよい

ミドルディアの使者なら晩餐会もあるが、大陸地図の作成をお願いする身だ

つつがなく終わらせよう


明日からは海岸経由でベリーズに向かう

測量しながら海沿いに南下し5日でベリーズに向おうとするも道がなく結局上空に登りスケッチをした

海岸線はまっすぐになっており丁度3角形になっているようだが スカイブルー南部は開発があまり進んでいない 

雑木林があり遊休地はもったいない

ここに海風に強い植物を植えて農地とすればよい生産が出きるのにと思いながら来た道を戻る

結局スカイブルーの手前まで戻り川沿いをベリーズに向かう


ベリーズ到着は引き返して7日後、シェラーンの砦に泊まる

ベリーズ北部は開発が進んでいる 作物もひまわり畑も順調なようだ

このままいけばスカイブルーと農地がつながるだろう

”トリトの産物の購入いただいてるようで”とご挨拶はしたがシェラーンの兵士はずいぶん緊張している

予定が地図作成で決められているのではないので激怒する理由ないんですよといっておく

ベリーズの問題の東だが北部の作付け面積の拡大で対応をしているようだ

成績は良くないと聞いたが0よりはましだ

いづれは雑木林の開発に回せるようになる

南部も同様 街道に3000人がかりで植えたアブラヤシがずいぶん成長していて生活に役立っているようだ


住民は借りてきた猫の様にしおらしい

バッツは捨てた土地で塩さえ入ってくれば問題ないので何も感じていないが、ベリーズの住民からはバッツからスカイブルーごと捨てられた格好だ

いい気になっていたんだろうと思うと何十名から聞いた


魔術の学校も途中で終わり単なる2万人の街に戻ったベリーズ

干物施設を稼働させて自助できるように努力しているそうだ

最初からきちんとやっとけばよかったのに、ベルリエッタのチャラオから実際には輸送はしているが今は同じシェラーンで赤字にはならない


バッツは落ち着くところに落ち着いたなとおもっている

そうと分かれば補給もしてくれたしトリトの砦に急いで出発

さして変わっていないのなら覚え直す時間もいらない


50人の2つの砦 せっかくなのでレンガのほうに泊まる

紙の補給はあるのでガハトに向かい予定だ


本来の予定ではこれからベルリエッタをまわる予定だが概略の地図があればそもそも用事がない

確認に回ればいい

ベルリエッタからは、もらった地図を書き写して測量してくれるよう頼んでみるつもりだ

”そちらに行く予定ですが地図作成はそちらでやっていただけますよね”とバッツが砦から通信したら二つ返事で快諾だった

”こちらから派遣されている外交官と回ります”との事なので”秘密の施設は記載しなくてもいい、ミドルディアに送ってくれ”と頼む

バッツが予定を崩されるのをひどく嫌うのをしっているのだろう



ここで別れるスカイブルーの兵士にもスカイブルーの地図を渡し秘密の施設は記載しないでいい

ミドルディアへ送ってくれと頼んだ

これでウベコードの確認とシェラーンの確認ををすればおおよそおわる


シェラーンだけで1年以上かかると思われるが、海岸線と都市間距離 そこでの主要産物がしれればいい

アレドニアの探索は早くにおわるしこの旅の最大も問題はおそらく竜の施設のあるザザザザ地方がまだ回れない


ネタばれになるが思ったよりスカイブルーの領土が南に広かった

バッツは南はすべてベルリエッタかと思っていたが山脈の南に大きく食い込んでおり鉱石の採掘施設があることを知る

書かないでくれと言われていたので地図には書かないが、いまはそこまで重要ではないのでそれでもいい


ガハト南の水路建設がおわり支流の川をせき止めて池ににすることで、動力焼き玉エンジン

1台から2台でウフェタ方面、北東オアシスも動力焼き玉エンジンを1台から2台体制変更した

ウフェタはオアシスで池が作れないので貯水タンクを8つに増やしたそうだ

水路を増やしオアシスも人拡大させていると聞いている


ウベコードの王子から国王になったサルドから通信が入り

補給用の薪に使う木の購入、エンジンを借用という形での金貨支払いをする

南の水路建設を依頼する6万人は働くというバッツの事だ

金貨は6万人分出そう、それぐらいでどうか_?


バッツは金貨はこちらの王宮と交渉ください ベルリエッタの予定が当面後回しで大丈夫になりましたので比較的早期には対応できそうです

ただミドルディアでしばらく滞在しますので、その後にはなります


バッツは報告書を書きつつ運転手任せで移動だ

汚い字になるが時間が持ったいない 通信もその場でできる

アッパーから直行でミドルディアに帰る

馬車ごと銅さんに預けてエンジン開発の現場に向かう


横から噴射し焼き玉部分の横に排気の開閉バルブをつけたものが開発されている

エンジンは高圧縮化に向かい、吸気の加給装置もついて試験中だ

タービンでは寿命の問題で採用せず機械式の吸気側に2枚の四つ葉のような構造でオイルと一緒に潤滑しながら余ったオイルは燃やして対応している

エンジンは角の様に大きく上に伸びているが小型化されている

 燃料が半分以下になりタンクの大型化ができるようだ

煩わしい燃料調整は残っているし、冷間始動の問題も残っているが寿命的には5年程度見てよいそうだ

始動は相変わらずポータブルエンジン必須だが、エンジン出力は36馬と同等で、なおかつ

燃費が良くなり軽量化も進んで無給油で行ける範囲がアッパーからロアの18日前後まで

伸びた


改良前が10日前後だったのでやはりほぼ倍になっている

まだ試験中で連続1か月程度しか動かしていないが、これまでのところ試験は良好の様だ

半年連続運転の試験を開始していてオイルの追加だけでどの程度行けるか確認する

バッツは思ったより順調でツカマルターづくりに励んでいる


ロアの状況の確認だ

王宮からこうといわれれば”ハイしか言わない”のがたたり進行状況はマイナスといってよい

この現状ではバッツでも対応不可能だと思っている


ガーネットの紹介をしておく

アンジュとの間にできた女の子だが、いまからで美人になるのがわかるといえばいいだろうか

アンジュも人目を惹くがガーネットも人目を惹く

キーケ屋に度々行くがアンジュと行くとやたらサービスされる

美人は得だと思いながらバッツとガーネットのお出かけ時でもずいぶんサービスをしてくれる


今度の葉月で大将軍が交代する 輸送隊のエクセラ将軍が選ばれた

輸送隊を率いており各将軍に顔が利くし、本人もザパンから言われていて以前から各地を回っている

ザパンも輸送隊から大将軍になったので閑職だったデザイヤ国王とワスプ将軍の様に暇ではない


魔術協会によると娘のレイナが事務に回り、ミーディアが秘書になっていた

ファラもそろそろいい年だ、そろそろ後任の準備だろう

教師も増やす案はあるがミドルディアに在住する貴族が減っており、魔術師は給金が下がり協会の人員は減少が顕著なため人がいない

騎士団は王宮勤めで若干増えているが、魔術師の減少が響いている

以前はミドルディアから派遣していたが、街道整備途中に常駐に変更してからは冒険者組合は解散し、魔術師は出ていき、貴族は王宮勤めだけになった


ゼンモル先生に本物の金でできた指輪に白魔石をはめて持っていく

もういい年だが相変わらず独身女性の親分だ

旦那を2度もたたき出した、女にしておくのがもったいない

贈呈がおわると久しぶりに一緒に日光浴をしてみる

気分転換には日光浴はやはりいい

じりじり焼ける感じが無心になれる


鉄板もやってきて今後の方針について相談だ

学ぶ順番でよい案を聞きたいとの事

バッツの私案として魔法の発現の多いもの、次に年齢が上のものからだ

そちらのほうが育成が早い

年齢は10歳からでいい

結局は魔術を学ぶことで一つのものに集中する力と、属性魔法の切り替えで並列の処理を学ばせるのがよいとおもう

低い年齢ではバッツの様に先生が付きっきりなる、そんな余裕はない


鉄板が”では現状のままだな 育成重視で行く”

ミクザはこちらで借りっぱなしにする 9852人になったがこれだけ増えても上級魔術師で戦士の能力を持つものは24人だ 

兵士で魔術師の能力を持っているものは17254人だが、教えれるものとなるとやはり今の49人だ

余りに貴重すぎる、そのうち3人はバッツの身内だ


先生から魔術の発展をさせたら給金が減ったなバッツ 何か考えろと命令だ

バッツはもう考えて営業もしていますよ 先生 エンジン馬車の販売ですよ

土と炭と燃料販売もやりますよ

ポータブルエンジンの販売営業はすでに行っております 給金は稼ぎませんとね


アンジュが受け付けでいる給金はもらっていないが、貴族の責務とやらだ

魔術の素養はないが、こうしたバッツにない事務能力を生かして王宮の仕事をしたほうがよいが王宮には戻りたくないようで魔術協会に来ている


バッツの始めた癒しの施しは学生に任せっきりになっているが、商人の1、2割ぐらいだろうかアッパーディアに移動したので貴族街でやっていたが商人街へ移動した


職人地区が中心になり改良屋たちの商品と工場地区になっている

煉瓦で来た真新しい倉庫兼販売所が多くできている

トリトの生産物のレンガがここまで広がっている

コンクリの基礎さえ作ってしまえば、勘のいいものなら自分で作成できるレンガの自宅は人気だ

山間地のミドルディアは地下は作りにくいが横穴に倉庫は作りやすい

住居はいっぱいなので標準の4世帯のことろを3世帯へ変更し、新しくできた建物はレンガで作成し地下ではなく半地下にして横穴を作っている

煉瓦で冷蔵庫も標準装備、配送により調理スペースを縮小し、倉庫にも使える横穴付きの標準的な住宅

農民の移動で空きの家はあるのでこの方法がとれるが、ロアは逆に人が来るばかりでどうにもならない

農地を潰して住宅を煉瓦でトリト方面でつくっている

最低でも18万戸数が必要なのにね

いつになるやら、、、、


季節は水無月を過ぎ文月になり、エンジンの量産、焼き玉エンジンの改良型のテストが一通り終わったので小改良された焼き玉馬車で妻達に別れを告げていったんロアに移動する

ロアの視察と称してガーネットをつれてアンジュを連れて出る

ガーネットに甘えてもらうため一層懸命遊ぶ


アンジュにロアまで移動テストをしてもらう

散々ミクザとエリーサとアンジュに家では甘えているが、お仕事になるとキリッとしているつもりだが馬車にはガーネットといるどうしてもにやける

ギアだけRN123に変更しただけでエンジンはまだ変わっていない

始動性は若干改良されているが15分は起動にかかる

手順も相変わらず面倒だし燃料も改良型を見ると見劣りするが、この小改良版も最初から比べれば音も小さくなり重量も少し軽くなっている

スターリングエンジンは燃やせば動く パーム油と燃料の薪だけで済むと誰でも扱えるようになる容易さがいい


来年からは土地の整備にキャタピラー馬車を使うように変更される

トリトでバナナの運送用の馬車を道の土留めにも使っているが、人力より当然早くポータブルエンジンの1.7倍程度作業が早くなるので実施を決めたそうだ

ロアには優先的に回すように交渉した

トリト砦のバナナ採取馬車と同じものでキャタピラ付きだ

魔術師に比べれば遅いが1時間しか持たない魔術師よりエンジンを使用したほうが土の輸送にも使えるので便利だ

増えたといっても魔術師は1万人 国民は8600万人1/8600なら本来の魔術師の索敵と属性魔術でモンスター対応に専念したほうがいい


バッツはいろいろ規格外なので、本来の仕事”以外に”専念させようということらしい


ロアの市長が”お願い1月でいいので代わってください”と懇願されたのでしょうがなくトリトの道と農地を作りながら移動した

アンジュに運転してもらいながら次々新設街道と住宅候補地を作っていく

街道の両側に空き地620kmの農地と街道なんて1月あれば楽にできる

サービスで先にトロカの街を見て木材輸送の川を魔法で作り、トリトから事前に引いた川と合流に4日

行ったついでに街道を250kmx150mで1m盛り上げ3日ほど作りながら戻った

あとはロア経由でトリトに向かう途中でほんの3週間で作った


早いのは南北方向だけだからだが、おまけで未完成だが45万人分の農地候補を作っておいた

前回トリトは始めから測量込みの日数だったが、今回は測量も何もなくただ移動して魔法を使うだけなので早いものだ

ロアの市長は”ゲトーロット”という強欲の息子に代わっていて処理能力を買われた

”ロアの45万人分住宅候補地と街道作ったからあとは農地作れ”といって通信しておいた


トリトについたのは結局葉月の中旬を過ぎてからだ

去年までと違うのは移住者用の住宅を住宅候補地を作っていたのでトロカ近郊の北から【勝手に】始めいきなり7500人

「実際に住んでいるのは7399人」から24000人まで増えたことである

ロアで面倒をみれないといってるが そちら1500万都市、サウスディア7500人

そちら増加率5%は大ごとでしょうよ、サウスディアは320%増しですがね 


両親から通信での相談があったで知っていて 実際食料備蓄を放出すれば14000人は可能ですと答えたが”予定が”狂っている

かろうじて暮らせたのはロアからの住宅提供をサウスディア優先で作ったことと、食料は無償で支給するようにしたからだが

バッツは【非常に不愉快ですな 強欲息子】といっておいた

出荷額的に15万人分まではウベコードの分は外しても黒字になる


”予定と違う”ことにイライラが止まらない 備蓄もおかげで空っぽだ

トリトのワスプ邸で財務官から報告を聞いているが、バイオレットもスカレットも近づかない、明らかに不機嫌で不愉快さの塊のバッツ

写真館になっているワスプ邸には来客が多いがどうやら今日だけはバッツの貸し切りの様に誰もこない

財務官と二人きりだ

黒字では終えれそうですで報告を聞くと


バッツは財務官に”来年君が市長やれ、放置して回ったんだから十分だろ”と言い残し両親の住むガハトの丸太ハウスに向かった

丸太ハウスが12棟から18棟に増えておりゲンルールとライカが住んでいるところにお邪魔した

途中 南側のため池と追加の水路を確認してライカと一緒に果樹園の様子見に行く

アンジュとガーネットはお留守番である


バッツの勘違いで広がった領土の確認だ

果樹は6列つくり来年以降の出荷ができるし 1列と2列の途中までは作ってすでに出荷している

もうじき新年だが 来年に向けて地図作成をしないといけない

果樹園はエリア2まで最大限拡張すれば、トリトの砦のエリア1の3列より広くなる

生育条件が心配だがこればっかりは植えて確認するほかない

ガハトのウッドハウスもコンクリートの下地ができており、レンガを2階まで積んでいる最中だ

顔なじみのコンクリ屋のエルドがいた

”バッツ依頼ありがとう、今度もいい思いだった”

兵士の面々もウッドハウス18棟直置き生活で苦しかっただろう

”新年までさぼっていいよ、来年は市長やめるからね、少しは楽になるよ”といって休ませる


開拓18年目も終わりだ

ライカと一緒に砦の基礎部分以外のところをつくる

こちらは30名程度に抑える予定

3階建てで事前に冷蔵施設用の地下、工事は終わったし岩への固定穴はすでに工事済みであとはコンクリの土台と金属棒さえ来れば煉瓦とモルタル工事だけで終わらせられる


ライカも多少お疲れ気味だが工事の護衛をしている、6列の状況を確認して今年が終わる

最後にゲンルールがアンジュと一緒に男2名の状況を視察に来た

6日の短い休みだが気分転換にはなっただろう


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