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バッツの冒険記  作者: 寿限無
ウベコードから王宮へ
89/142

開拓14年目 王宮からガハトへ

開拓14年目の弥生も如月と同様だ

違いはウベコードとの通信が開通したことぐらいである

シェラーンから購入したそうだ


アンジュから”境界に土壁作ってよ”と催促だ

ゲンルールが”コケーコッコの肉のから揚げ食べて”といって来た

ゲンルールの両親から自由気まますぎて怒っておいたといっている

お詫びとお礼に来て”わが道を阻むものなどない”と本人がいって帰っていった


焼き玉エンジンは2号機ができたら試験内容は32時間運転一か月連続運転して、消耗具合を

確かめる

3号機は2号機の結果で改良して2号機と入れ替わりに運転

4号機は1号機の連続運転の予備パーツとして置いておく

流れさえできてしまえばバッツの用事はガハトに戻るだけだが相手待ちは好みではない


王宮騎士とミドルディアの問題と考えていることを聞く

エルフの砦が1つ完成した もう1つはこれから、エルフの駐在所もこれから、、

コンクリートのレンガに鉄筋入れて穴あきレンガを作れば、、、、これよくね?

煉瓦はロア 鉄筋はミドル、、、いけるかも土台はコンクリートだけでいい 行けそうだ

騎士に説明し”中に鉄棒を入れて穴あきレンガで解決しよう、土台だけ作ってくれるよう変更だ”


次は魔石取引の正式再開についてだーー余っているなら構わない

次だポータブルエンジンの販売 --構わないが改良中だ

次だエンジン馬車追加要望があるーー構わないが改良中だ

流通金貨が足らないーー金は私でもどうにもならない

ベルリエッタから塩値上げーー”は?”ポンプその分値上げでいい

再度ベリーズの兵士ーー侵攻防止だから無理

コケーコッコの肉うまかった?--うまいよ あっさり味だ

ガハトの立ち上げ時期ーー報告書かいた、見ろ

ウベコードの使者の感想ーー”自分たちの実力を知っているクレクレ君”

ベリーズ行きたい?--国民がいやだ、行く価値ない

全部トリト方式で行こうと思うが?--ミドルディア以外はいいよ

王宮に金貨がないーーじゃあ ウベコードから金貨を買え

は?金貨買ったら余計な金が、、--にらんだだけで何も言わないバッツ


バッツはその場で通信 ウベコード王宮につないでもらい

”売れすぎて金貨が足らない 金貨自体を売ってくれ 取引だ”向うはもろ手を挙げて賛成する

バッツ

【解決だ他には?】    無いようだ

今日だけで終わるとは思えないが、新事業立ち上げをして商品の販売先も作って商人に運んでもらわないと事業が成り立たない


あとは魔術協会によってツカマルター4つ納品

職人街で大規模にパイプがいる、ポータブルエンジンも増産をお願いして、パイプ屋に沢山

6mパイプと継ぎ手を作っといてくれ 売れるからね

鉄棒屋ができるからそれはエルフの砦用だ、そこで試験してよければ土台は頼んでレンガで

住宅の普及だ

出発予定の皐月末までに王宮を片付けでガハトで土壁作ってまず土を固めないといけない


皐月

エンジ2号機のエンジンをばらしたのは皐月の初め

オイルはずいぶん黒く変色しているが、ピストンとリングには損傷が見られない

心なしか煙も少ないようだ

エンジン馬車のエンジンと比較してもそん色ない性能だ

スターリングエンジンは馬力の上がらないエンジンだが、メンテナンスが容易で輸送用は

これが使いやすい

あとは改良屋に任せでもいいとおもわれる


連続運転の1号機にオイルを目検討で足してみているそうだ

 2号機がおもったよりよいのでオイルの交換を月1実施できるよう3号機は製作

 改良の銅さんに任せる

ナナヒカリーズナインは相変わらずドワーフとの往復と金属材料の分別をしている

錫さんの配下だが徐々に覚えていってるそうだ

頼りないけどな


皐月の家族の状況は基本デートに明け暮れている

ゲンルールもミドルディアの小屋生活からたまには帰ってくる

学校でレイナを見ると恥ずかしいのだろう隠れる

ライカも3年待たずに中級に上がるだろうとエリーサがいっていた

相変わらずキーケを食べるミクザの男前さも、いい子ができるようになったレラ、ラフロー

お兄さんぶってるライカは楽しみだ


皐月の中旬に”ウナコードから金貨を運びます”と連絡があり王宮騎士も確認に向かう

バッツはありったけのポータブルエンジン、パイプ、3人用のウッドハウスを載せて

22日に出発


トリト着31日 同日にガハトについた 南のため池からの巨大池の作成を地形をみながら作っていく

6mのパイプ 継ぎ手は馬車一台分ある

前回来た時に新設街道から住宅50m農地200mのトリト方式の北に、先に街道との南北に仕切りを作る

ギア1で馬車で移動しつつと境界の新設街道50m両側の住宅予定地50mづつ

150m東西に80kmの盛り土を作っていきながら北に移動する

5km先なので14本だが多少誤差が出て300mほど余った池は補強用に土魔法を圧縮して、周囲に30m程土を追加した

この場所が最北の土の中が池の予定だ


魔力も少なくなってきたが川から魔法で水のひきこみをつくり、取水ポンプを設置

次にタンクを設置、次に水路の設置、つなぎ目は金属バンドで止める

今回は前回の南の山間地と違い平地なので街道から1mほどしか持ち上げない

街道で通行量が多いが空中水路は馬車の上を通る

合間を見計らい取水タンクから2台取水ポンプを使い6mほど持ち上げ池には4mの高さから

水を落とす

目印のレンガは丁度いいポンプの固定台になる

勢いよく池に入っていく水360mx80kmの池だしばらく貯まらない


アンジュも忙しいが自分が頼んだので夕方来た

バッツ

【1本だけの約束だったが14ほど作って池も追加しといた

池は約300mx80kmだ これで来年もさ来年も仕事があるぞ】

【今日は東西方向だけだったが、明日は南北もつくっておこう】

【80kmで片側800世帯だ、両側で1600世帯 来年の分は前回終わった】

【今回14作ったので7年は仕事できるし、 8日後には12800世帯分終わるぞ】

アンジュは小さな声で

【約500人。。。93世帯しかいませんよ】

バッツ

【気にするな 3000人で7年分が8日でできる、、、、た、、、、えーーーと、、、、、きゅー、、9万人分は働くぞ 一人が130人分働けばいいだけだ バッツ労働じゃない】


アンジュは”ありがとう”妻から感謝されるのはうれしいものだ

130人分の仕事ができてやさしさに感動しているだろう


50mの紐と固定釘でこれほど早くなるとは思わなかった バッツ

結局10日かかってしまったが無事完成した

池の水の取水、給水用エンジンの燃料補給は交代で村人ABCDEに頼んだ


残りは軍の防壁の作成と南への道だ

あと2日で軍の障害物の専門家が来る

 ”10日経ったら来てくれ”と頼んでおいたのそろそろだ


トリトからかわるがわる銀杏を植える人々が来る

お目当ては1週間来るとバナナ1房 15m間隔で銀杏の種を4つまとめて植えていく

ひたすら植えていく

貨物馬車で運んでくれと頼まれたが5両連結が毎回満員だ

バッツも手伝ってひたすら植える


軍の専門家も一緒に運んで植える、まだ盛り上げたばかりで歩きにくいが飛ぶので関係ない

月末まで終わりそうだ

ここに土の壁、ここに石を積み上げてと指示がでるので5日かかった


専門家が”ずっとガハトをを囲うように土を3mを積めませんか”といったので、250kmの

長さで幅6m高さ3mの土を圧縮して落とした

”お隣さんに少しおじゃまして確認してみましょう”


移動して確認するとあと60kmぐらいだ

”では追加で50km追加します”

次はと聞くと”南のほうに向かって同じようにお願いします”

念のため80kmごとに移動する

途中で日が暮れるので久しぶりのテント泊だ


翌朝 今度は川沿いに同じように南に向かって真っすぐでよいのでお願いします

川なので蛇行しているがまっすぐ80km程作る

 さすがに250kmだと何かに干渉しそうだ

2時間はごとに移動しながら街道に近づくにつれ距離を絞っていく

空に浮きながら確認する

街道の50m手前で城壁つくりをやめ、街道渡ったら一気に250km南東のほうに向かいながら城壁を作っていく

目印の盛り上がりの終点めがけて結界魔法を使う


街道を戻るとアンジュが馬車に乗り作業員をギア1で移動しながら銀杏の幼木20から30cmぐらいだろうか 30人がかりで植えている

農作業より必死に植えて移動だ


アンジュも考えたものだ 一週間でバナナ1房のお土産付きだ

バナナパワーは偉大だ


軍の専門家が”南の途中まででよいので見たい”というので案内する

もう道はわかっているギア3で移動 丁度夕方に以前2日目のキャンプ跡がある

ここで一泊

専門家が何やら書いている 聞くと地形を書いておき、ここがどのような防衛が適するか資料集めだその記録をしている

詳しい話は機密だろうし、どんなことをしているのか聞いた


普段はひたすら旅で、崩れた個所を見て補修を依頼して回っている

以前は交易商人であちこち行って、軍方に報告していたらこういう職につけた

こういう調査は時間をかけてゆっくり回るが、この範囲なら2か月だ

くまなく見て回りどれが適するか判断する

今回はそれが必要ないぐらい調査されてまして非常に楽です

規模が南北60km東西300kmと聞いて、これは監督で5年は帰れないところが3日で済んだ

流石ですね


おそらく彼は監視もあるんだろうとはおもう

報告書の正確さについても調査しているだろう

じっさい3日ほどだが調査員の歩き方に似ている

歩調をあわせ気づきづらくする歩き方だ

2日後、道の終点”これ以上は熱帯雨林の装備出ないと入れませんね”というところで調査終了


3日かけて戻るとアンジュから”街道脇は植えました、あとは畑にトリトの様に夏野菜を植えます 見てなさい 旦那様”

 頼もしいアンジュ 女性はこうでないと駄目だ


男性に寄り添って家事だけやっているメイドではバッツはさっぱり興味がわかない

出産と子育ての2年は特に大変なんだから、男が仕事育児家事をすればいい

そうすれば妊娠した女性が復帰するにも、次の仕事探すにも苦労がわかるだろう

男は金貨稼いでいればいいと化石男では話しならない


弥生に入り

商人用のトリト住宅は8つ残してあるが商人は6人で使っている

ウッドハウスはまだ2つで商人の一時滞在しかできない

ひと月で1つ来る 6つ発注しておいた

丁度6台連結で2棟運べる

塩も大量に来るし 便利な世の中だ


軍事の専門家と別れ 南方への道を作る

魔法ではびくともしない木なので切りだしながら進む

斧で切り込みを入れ ポータブルエンジン専用のこぎりで切っていく

70%切った後はそのまま放置だ、どうせ腐って倒れる

まっすぐに作らないとエンジン馬車が使いづらい

すれ違うので幅は15mは必要だ

一日15mx15mしか進まないが土壁の魔法で盛り上げていく方法は森ではできない

自分の帰る道が無くなる

木を倒して1週間おきに帰るのも効率が悪いし エンジン馬車で持って帰るのでギア1で持って帰るので1週間移動2週間作業1週間移動の繰り返しだ

 でもこうしないと補給ができない

前の開拓の様に食料自給に比べればずいぶん楽だ

今更フリーズドライとエンジンのこぎりとエンジン馬車なしではやろうとする気が起きない


時々帰ったころにアンジュと住民の様子を見ると銀杏の幼木が並んでいる

種は相変わらず植えていってるが急ぐのだろう

商人に空いた時間に人を運んでもらい作付けの手伝いをしてもらっている


この頃からロアからトリトとガハトへの移住希望者が増える

バッツの報告書で”ガハトは比較的にロアに似ている気候だ 住宅だけトリトの高床住居になる”

煉瓦をロアから住宅予定地に運んで敷き詰める作業が始まった

盛り上げた土を順に押し固める

バッツの開拓で切った木をおく予定 少しでも早く街道は固める


バナナはやはりジャスティス


バナナロードの脇に成熟したバナナを植えたら発芽したそうだ

3年目になると1mほどになり小ぶりの実ができたようだ

完熟させて植えれば圧倒的制圧力で他の植物に負けないようだ

木は3本ほど切っては放置しバナナの果実を落としていくとよいようだ

皐月に入りバナナを南の街道沿いにも植えてみる


3か月たってもで1200mしか亀のように遅い開拓生活に比べ、エルディアの開拓農地と開拓が終わったエルディア砦の出荷は好調だ

14年目の開拓生活は安定的な収益を出しているのでこのガハトも同じように収益が出せるといい

その下準備1年目だ 腐らず足元からコツコツだ


気になっているエンジン水ポンプは3か月菜種油オイルの補充でまだ壊れていない

水の補充も月に3度、減った時でいいし、潤滑オイルは基本足すだけでよいようだ


菜種油はミドルディアの特産物だ

比較的高温に耐え輸送に液体なのでタンクが必要だが料理にも使え何より香りがいい

何度か揚げると廃油になるがそのまま明かりにも使える

今はパーム油にとってかわられたが、余った油は木に漬けて家庭の着火剤に使っていた 

余剰になった廃油はタンクにいれてミドルディアーアッパー間のエンジン馬車の燃料だ


パーム油は固体でそれこそ何かに入れれば運べる手軽さとその収量の多さが魅力的だ

水にも強く瞬く間に商人の人気商品だ 

トリトーロア市内ーミドルディアディアまではパーム油薪が燃料の主体だ


椰子殻炭がミドルディアにわたり始め菜種の作付けが生産減少しているが、焼き玉エンジンに

使用するから増産できるかもしれない


両親の功績となって羊の大量生産の功績の2つで金一封もらったが、それより開拓生活で四苦八苦してる両親は生き生きとしている

食う物にも困らない、住宅は提供、レストランでは顔パスの両親 お金がたまるばっかりだ

その分バッツが余計にレストランに払っているが、両親への感謝でずっと黙っている


バッツも250枚の大稼ぎしているミドルディア1の稼ぎ頭だ こちらに来た7家族もレストランとキーケは驕りだ

バッツより給金が高いのは大将軍と陛下だけだもの


文月となったが相変わら木を切って倒して運ぶだけの生活だが木搬送の特大重馬車が来るようになった

”ロアに運んで儲けてくれ”と商人のうわさで知ったロア市長が回してくれた

丸太輸送は馬なら一月と少しかかるが、エンジン馬車なら15日で着く


そのおかげで来るときに食品、水 燃料を補給に戻らなくてよくなり、本格的な開発だ

まっすぐに作るので段差があるところは土魔法で入れるし切り株にだらけでとても道とは

言えないが体力維持の一環で木を切り倒しているのでタコ棒の斧部分が大活躍だ

毎日15mx15mの道一人で作る、境界にはバナナ植えて腐葉土を蒔つつ移動だ


文月中旬を過ぎたころ特大重馬車にトロカから2人の木こりがウッドハウス付きエンジン

のこぎり付きででやってきた

本職なのでさすがに早いがそれでも18mx15mだ

3人に増えたので日に45mほど進むようになった

この生活はしばらく続くと思われたが木こりから夜に”斧で木を切るので、バッツは木を

引き倒す方向にエンジン馬車で引っ張ってくれ 浮けるんだろ?

ロープで引っ張れば反対側から切ると早いぞ”

といって60、、70mぐらいのロープを馬車から降ろす


翌日言われた通り幹の中間にロープを巻きエンジンで引っ張る

最初の斧だけは手動だがその間にロープを結んでエンジン馬車に向かう

”引っ張ってくれ”でエンジン馬車で引っ張ると 斧と反対側からエンジンのこぎりを使って切り倒すのだそうだ

徐々にエンジン馬車が動くと一気に倒れる

ものの15分で1本倒れる 今まで1時間はかかっていた作業があっという間に終わる

あとはロープを抜くだけだ 切り株だらけで木がどちらかが浮くのでロープを引き抜く力も

そう要らない


それから木こりはひたすら斧で切り欠きを作る作業に移る

ロープの引き抜き作業も手伝う

バッツは浮いてロープをかける 馬車に浮いて移動し引っ張る作業にかかる

木こりたちは一人ずつ休憩しながらで十分だ

その日は110mほど進む、体も楽だし、、、

それからは文月までに2週間でバッツ一人の3か月分以上だ

もっと効率的にと思いながらいろいろ試してみる

着脱に時間がかかるので木に巻くロープの配送、金属の輪にロープで引っ張る案にする

葉月に入るとなれもあり120mほど進んでいる


葉月の10日に木こり交代とともに補給、金属の輪20個、木に巻くロープ20本もくる

早速試してみる 夜明けとともに20本ほど結び金属の輪を引っ張る

ひきたおすのは15分ほどで変わらないがロープの引き抜く手間なくなたったためため

20分で1本のペースで木が倒せる

木こりたちが斧で必死になっている間に、木に巻くロープ5mの回収し次の木に巻きつける

斧で切り終わるとエンジン馬車で引っ張る繰り返し

11日以降は400mほど進む

 来月の新年には木こり4人来るといっていた


新年が始まるころには飛べば10分で来れる距離だが15kmほど進んだだけだ


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